転職ノウハウ

【体験談】大企業から転職しないほうがいい理由

大企業から転職しない方がいい理由

あなたは、大企業に何を求めて入社しましたか。

知名度、他人の評価、安定した収入あるいは親の期待など人それぞれでしょう。

厳しい就職戦線を乗り越え、期待に胸を膨らませ、新生活に臨んだことと思います。

では、今も入社当時の気持ちに変わりはありませんか。

自分が思い描いたサラリーマン生活を送っていますか。

もし、将来に希望を持てず、転職を考えているならば、少し待ってください。

職場の人に相談もできず、理想と現実のギャップを感じ悩んでいる方も。

今、漠然とはっきりした理由もなく転職してしまうと、転職の繰り返しという負のループに陥ります。

今、何があなたをそう考えさせるのか、考え直す機会を与えてください。

それでは初めに、一般的に考える大企業と呼ばれる会社のメリット、デメリットを挙げてみましょう。

大企業で働くメリット・デメリット

大企業といえ、必ずデメリットは存在します。

メリットに目を向け、デメリットにはある程度我慢できる人はあまり転職を考えないでしょう。

特に高学歴で出世街道を目指す人はコースを外れなければ問題ありませんが、そうでない時は焦りを生じ、少しずつ希望が見えなくなる人もいるでしょう。

大企業で働くメリット3要素

生活面でのメリット

  • 年収が高い
  • 福利厚生がしっかりしている
  • 社会的信頼が高い
  • 倒産するリスクが少ない
  • 労働組合がある
  • 退職金が多い

仕事面でのメリット

  • 労働環境が整っている
  • 雇用が安定している
  • 就業規則が守られている

精神面でのメリット

  • エリート意識が持てる
  • 優越感がある

大企業で働くデメリット3要素

生活面でのデメリット

  • 転勤、異動が多い

仕事面でのデメリット

  • 仕事に変化が少ない
  • 求められる資質が高い
  • 古い社風に縛られている
  • 昇進しにくい
  • 会議が多い
  • 稟議の決裁者が多い

心理面でのデメリット

  • 学歴格差がある
  • 社会の目が厳しい

大企業から転職するメリット・デメリット

初めは小さな風穴でも時がたつにつれ、大きくなり、重症化する。

これからの会社生活にやりがいがなくなり、ふと『転職』の文字が浮かぶ。

でも日々の生活がある。

頭の中で常に考える、負のループです。

では大企業から転職するメリット・デメリットは何でしょう。

大企業からの転職するメリット

生活面

  • 転勤が少ない

仕事面

  • 希望する職種が選択できる
  • 変化に富んだ仕事ができる
  • 風通しの良い職場が多い
  • 書類の決裁が早い

精神面

  • 人間関係が良好

大企業からの転職するデメリット

生活面

  • 年収が低い
  • しっかりとした福利厚生がない
  • 社会的信頼があまり高くない
  • 倒産するリスクが高い

仕事面

  • 煩雑で忙しい
  • 労働環境が悪い
  • 職人気質が強い

精神面

  • 職場に変化が乏しい
  • 大企業への劣等感がある

どうしても、大企業のメリットが目立ちますが、中小企業の中にもたくさん将来性がある
会社はあります。

その中小企業があるからこそ成り立っている大企業もあるでしょう。

でも安易な転職は必ず後悔します。

転職を考えている方は、私の体験談も参考にして、今がその時か判断して欲しいです。

私が大企業から転職しなかった理由

私は40年前、大企業と言われる会社に入社しました。

当時はまだアナログの時代。設備は手動、資料は手書き。何事にも時間がかかりました。

特に字が綺麗に書ける社員は重宝がられました。

しかし、時代の波が押し寄せ、デジタル時代の到来です。

各自にパソコンが渡され、会議の資料といえば、綺麗に色づけされたプリント用紙。

アナログ時代を生きた私にとって苦痛な日々が訪れたのです。

若い人は何倍も速いスピードでデータ入力、文書作成ができ、驚きました。

こちらも負けまいと、帰宅してからパソコンでタイピングの練習を続けた記憶があります。

この間、年功序列制度は廃止され、成果評価制度に移行したため、ルーチンワークだけでは
評価されず、会社に貢献する仕事が昇給につながる時代にも変化しました。

また、会社が早期退職を募った時期もあり、その際には多くの先輩や同僚が職場を去り
ました。

そのような時代の流れの中で、なぜ転職しなかったのでしょう。

実は転職を考えた時期が幾度かあります。

でもそこまで踏み切れなかったのは、次のような理由があります。

・妻の反対

今の生活水準を保ちたい。

一時の気の迷いは後で後悔する。

・安定した収入がある

年功序列制がなくなったとはいえ、年齢での加算はありましたから、給与はある程度維持される。

・生活設計が立てやすい

住宅ローン、自動車ローン、教育ローンが組め、将来を見据えた生活ができる。

・雇用が安定している

労働組合があるため、会社の信頼性を損なう失敗などがない限り、解雇はない。

・各種保障制度が充実している

健康保険、介護保障制度があり、万一の場合、最低限の収入などが保証される。

・働きやすい環境

フレックス制度や長期休暇取得などライフスタイルに合わせた勤務、休暇が取得できる。
60歳定年であるが、希望者は再雇用される。

・退職金制度

水準以上の退職金がある。

この中で一番ダメージがあったのは、妻の反対でした。

ただ、不満も依然残っています。

  • 現状維持に満足する社風。
  • 変革を掲げても、大胆に踏み込まない。
  • 経営層と現場の意思疎通が不十分。
  • 自分のやりたい仕事に就けない。

退職後の心境

私は、妻の在宅介護のため、定年を前に離職しましたが、今までの会社生活を思い起こすと
「転職しなくて良かった」と思います。

あの時に踏みとどまっていたからこそ、何とか生活できていたと。

自分の気持ちばかり優先してしまうと、周りが見えなくなりますから。

転職を決断する前に自問自答すること4つ

1.今の不満は

何か嫌なことがあると、その場から逃げ出したい時がありませんか。

ただ、一時的な気の迷いのため、仕事を投げ出すのは、社会人としてどうでしょうか。

ならば、不満やイライラは一度書き出して、眺めてみましょう。

案外、大した問題ではないことがあります。

2.入社当時を思い出す

初心に戻れとはよく聞く言葉ですが、その当時と今を比較してみましょう。

気持ちの変化はいつからか、若い後輩と自分を比べれば、以前の気持ちに戻れるかも
しれません。

3.年齢は

今の年齢はいくつですか。

若年層ですか。

私は、転職を考える人は、経験上30代に多いと思います。

仕事に慣れ、後輩も増え、ある程度スキルもある。

このスキルを他でさらに活かしたい。

でも、転職先で今の経験が本当に通用しますか。

その企業に必要なスキル、資格が役に立つのか、一度考えてみてください。

4.やりたい仕事か

転職先で活かせる経験もスキルもある。

でも、その会社の中まで知っていますか。

仕事内容、環境、人間関係などホームページでは分かりません。

面接の前に会社を見学するなど自分の目で確認してからでも遅くはないです。

先輩、上司のアドバイスを受ける

転職したい希望は伝えずに、今までの経験を聞き、気持ちの整理をします。

アドバイスを受けるポイント①

長く勤める秘訣を聞くのです。

色々な経験を持つ人なので、自分と比べて共感または否定することもあるでしょう。

ただ、質問してひたすら聞くのです。

何かヒントを見つけられるでしょう。

アドバイスを受けるポイント②

転職を考えた時期があるのか、なければ、今の仕事の満足度を聞くのです。

何かコツでも見つけられれば、儲けものです。

また、転職しない理由をそれとなく聞いてもいいと思います。

まとめ

会社生活が長くなると、現状に満足する人、スキルを上げてレベルアップしていく人と
タイプが分かれます。

昭和は、職人的な仕事が優先され、個人特有のスキルが活かせる時代でした。

しかし、平成になってから、高品質、低コストの商品開発が進み、職人気質のものづくり
が減少しました。

年配の人は時代の波に乗れず、挫折した人もいるでしょう。

一企業に定年まで在職するという考えも昔の話です。

ただ、自分の仕事をこなすだけの毎日ではその会社の一部しか見えていません。

大企業は大所帯なので社員数もそれなりに多いですが、今の仕事に満足している人が大部分を占めているようです。ぬるま湯に浸かっているような感じです。

ただ、現状に満足せず、常に前向きな人が途中で躓いたら負のスパイラルに入ります。

自分だけ取り残された挫折感があり、その会社に興味がなくなります。

一方、解決策を常に考え、自分を取り戻す人もいます。

この境目に「転職」の二文字が浮かぶのです。

でもよく考えてください。

一度退職した会社には余程のことがない限り復職はできませんし、転職先も安易に決めれば
一生後悔することになるでしょう。

今、転職する必要はありますか。

もう少し考え直してみてはいかがですか。

私ならそう問います。