近年、多様な働き方や転職が一般的となり、公務員というお堅い職業の人気が低下し、人気に陰りがでてきておりました。
しかし、新型コロナウイルスの影響で民間企業の倒産や店舗縮小・人員削減などがニュースで目にする機会が増えたことにより、公務員への人気が高まってきております。
就職氷河期の時も、公務員が人気となっておりましたので、公務員として就職したい人の数は、日本の景気を表す指標にもなります。
民間企業よりクローズドな世界となっており、公務員の仕事内容や就職方法を知らない方も多いと思いますので、今回は、最近人気となってきている公務員の人気職種をランキング化しましたので、公務員になろうと考えている方には興味深い情報となっているでしょう。
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公務員が人気な理由はなぜ?
公務員が人気な理由としては、このコロナ渦中の中でその人気職種が露わになりました。
何と言いましても公務員が人気な理由としましては、普通の民間企業として、中小企業モデルの給与体系ではなく、大企業の給与体系をモデルとしていることから、非常に恵まれた形での給与体系で、給与賃金をもらえることができると言う内容になります。
それだけではない公務員人気の理由としては、ボーナスが夏のボーナスと、冬のボーナスを合わせて、4.5ヵ月分がどんなことがあっても、社会の情勢に合わせてコンマ単位で調整されることもありますが、不動の4.5か月分としてボーナスを頂ける点が民間企業と違い、景気に左右されないと言うこともあり、非常に優れております。
営利企業ではなく、非営利企業での良さを徹底的に活かせる場面としては、民間企業のように社会情勢に左右されないことです。
更に、定期昇給についても1月1日には、国家公務員、地方公務員同様で、必ず昇給します。
普通の勤務成績であれば、必ず4号給は昇給します。
また、昇格基準についても、国の組織や各自治体で例規集に定められておりますので、法律や内規に従って、ある一定の年数が来れば昇格できる形となります。
このように知られざる公務員の人気の秘訣を細部に渡り解説させて頂きたいと思います。
福利厚生や、給与体系が恵まれている公務員の実態を知っていただき、社会情勢にほとんど左右されない非営利団体での素晴らしさを実感して頂きたいと思います。
国家公務員の人気職種ランキング
国家公務員総合職(旧国家Ⅰ種)
国家公務員総合職として、最近では、霞が関勤務での午前様の勤務で、その激務から志望されるキャリア思考の方々が年々減少していることもありまして、実は、コロナ渦中でも、アフターコロナの後におきましても、狙い目である、キャリア官僚を目指せるスタートラインとなる採用試験であります。
東大や京大の方々が独占されている人気の省庁として、金融庁や、警察庁等、日本のトップを担うべく行政のエリートを輩出する採用試験であります。
激務ではありますが、順調に昇格を重ねていくことで比較的若い年齢で、課長職に自動的に昇進していくことができます。
給与についても昇格し続けていくことで、一般職と比較して、給与がかなり高い職域でのポジションとなります。
国家一般職(大卒程度)(旧国家Ⅱ種)
一般大学卒業者を対象とした試験で、出先機関や、地元の機関で国家公務員として、様々な一般の勤務地で経験を重ねながら、一般職として、キャリア職を補佐する職業であったり、地方の機関で地道に仕事を重ねていく職務となります。
キャリアコースと比較して淳キャリアコースとなりますので、昇格の部分でキャリア組と比較して、かなりの差が生まれることとなりますが、中央官庁での勤務ではなく、地方の出先機関での勤務となることが多いので、地元に近い地域で転勤を繰り返しながら、比較的やりやすい仕事での枠組みの中で、仕事をしていくポジションとなります。
キャリア組と違いある程度転勤について融通が利くかもしれません。
国家一般職(高卒程度)(旧国家Ⅲ種)
高校卒業者を対象とした現場作業が多い形でのノンキャリアのコースとなります。
その中でも実績を出していくことで、キャリアまでは不可能ですが、準キャリアの階級に追いつくことも本人の努力次第では可能です。
公安職では、こちらのノンキャリアからの採用試験が大半を占めており、地域の施設に完全に密着した現場作業に近い内容で、国家の基盤を支えて行く仕事となります。
ノンキャリアの試験と言えども一般行政職での高校卒業程度の試験については、かなりの倍率で、高卒者一般行政の事務職での倍率は、10倍や20倍を超えることがザラです。
一次試験でどれだけ高得点を叩き出せるかが、国家公務員採用試験では重要となる所です。
地方公務員の人気職種ランキング
技能労務職(単純労務職)
地方公務員での最高のメリットとしましては、県庁以外の市町村で採用されることとなった場合につきましては、基本的に当該市内、町内、村内からは出ることがありません。
採用されれば、その地域で一生仕事をしていくことになりますので、地元から絶対に出たくない!と言う超地元思考の方については、超絶オススメできる職域となります。
中でも技能労務職は、大半の自治体で、適正試験や簡単な筆記試験と面接だけとなる所が多く、試験の敷居としては、かなり低いので、毎回の技能労務職の試験では、若干名の枠に対して、20人程度応募してくることもあります。
この試験での採用枠を勝ち取ることで、指示される仕事を毎日実施するだけで良いので、自分で考えることが苦手な方については、最高の環境を手に入れることができます。
一般行政職
技能労務職よりも真逆で、序列が一番最高位の試験となりますが、倍率については、人気のある政令指定都市等では、倍率が50倍になることもあります。
最近では、受験者に負担をかけないように自己PR型が導入されている自治体や、専門試験のみで一般教養は課されないと言う地方自治体もありますので、受験しやすい自治体、試験難易度が低い自治体を選択すると言うのも一つの方法となります。
技能労務職と違い、定期的な昇格が約束されておりますので、昇進が遅い方でも定年前に課長補佐の役職まで到達できる自治体もあります。
技師(一般行政職 機械等)
技術系の一般行政職として、序列的には、一般行政職と技能労務職の間で考えて頂けると良いです。
技師として、主に建築や土木関係での採用が多く、技師として、地元業者の土木業、建設業を営む会社に公共工事等の発注を行い、監督すると言う仕事が主な仕事となります。
昇進や昇格に関しては、一般行政職と同等か、それ以下の階級で定年を迎えることとなります。
政令指定都市のように、職員数が多い地域ですと、昇格の試験を一般行政職と共に受験することが可能です。
なってはいけない?ブラック公務員とは?
ブラック公務員として代表格は、消防、警察、自衛隊、刑務官です。
よく消防、警察、自衛隊が真っ先に思い浮かぶと思いますが、刑務官については、自衛隊経験者でも精神的に追い込まれる施設で、離職率がかなり高い組織です。
消防や警察、自衛隊についても、内部での事案をもみ消したり等、信じられないことも日常的に発生しております。
パワハラ防止と言うことで、最近では徹底されていますが、命令下達される組織であるが故に、やはり、組織内でのイジメは苛烈です。
一般的な公務員として事務職の公務員等が受からずに、消防、警察、自衛隊、刑務官に滑り止めとして、受けられて止む無く入ってくる方もおられますが、逆に、消防、警察、自衛隊、刑務官を最初に拝命して、途中で、違う市役所の採用試験に応募して、ブラック公務員から抜け出して、一般行政職に行かれる方々もおられるので、逆に苛烈な組織での経験を活かして、それをバネにして抜け出す方法もあります。
穴場な公務員!実は、こんな職種も公務員?
交通局の職員についても正式な公務員となります。
俸給については、企業給与の体系で定められている場所が多いです。
代表的な交通局の公務員としては、市営バスの公務員として、京都市営バスや、横浜市営バス、東京都営バス等が代表格です。
一人仕事で現業職が好きだと言う方は、こちらの公務員の受験をオススメします。
一般行政職よりも、昇進や昇格はフラットで、基本の給与も比較的低い方ですが、単調な仕事で、技能労務職と同様で定年まで続けやすいと言うのがメリットでありますので、ロボットのような単調な一人仕事をされたいと言う方については、かなり適正があります。