シングルマザーは、母親として、そして父親として、家庭を守りつつ働かなければならないため、大変なことが多いでしょう。
特に仕事においては、パートやアルバイトではあまり稼げないため金銭面で生活が苦しくなるし、正社員としては果たしてシングルマザーとしてやっていけるのかが不安という方も多いです。
そこでこの記事では、シングルマザーにオススメの仕事や、正社員として働くことができるのか、また、シングルマザーの方が仕事を選ぶ上で優先するものをご紹介します。
シングルマザーとしての今後の働き方が、はっきり決まらないという方は参考にして下さい。
30代・40代シングルマザーは正社員として働けるのか
30代・40代のシングルマザーが、正社員として働く場合、その方の今までの経験やスキル・資格などによって大きく変わってきます。
もし、資格やスキルもなく、今までほとんど専業主婦やパートしかやってこなかった方は、今から正社員として働くというのは不可能ではないですが、仕事の条件がかなり厳しくなるでしょう。
低賃金や過重労働、パワハラなど様々な試練があると思います。
そのため、もし上記のような条件の場合、無理に正社員として働いて、時間単価が悪く責任ばかりのし掛かる仕事をするよりも、パートや派遣として家庭との両立を試みたほうが、給料もあまり変わらずプライベートも充実するでしょう。
しかし、もし過去に継続して正社員として働いてきた経験やスキルがあったり、仕事に使える資格を保有している方は、例えブランクがあっても正社員として働くことは十分可能で、尚且つ仕事で成果を上げることもできます。
いずれにしても、正社員として働きたいという意志があるのであれば、30代・40代からでも十分正社員になれる仕事はあるでしょう。
資格はなくても大丈夫
仕事を選びたい方や、給与がいくら以上ほしいなどのこだわりの条件さえなければ、資格はなくても十分に正社員として働いていけます。
資格なしで30代・40代からでも正社員として働ける仕事は、飲食店やスーパー、介護職、配送ドライバーなど様々あるのです。
これらの職業はパートのみの募集のところも多いですが、社員で募集しているところも探せば十分あるため、資格はないけど正社員になりたいという方は、是非探してみて下さい。
もし一人で探していてもみつからない場合には、大手のリクルートエージェントや、女性専用の転職エージェントなどでアドバイザーにサポートをしてもらいながら求職活動をすると、早くみつかりやすいです。
また、リクルートエージェントは業界・年齢ともに全てに対応しているため、利用しやすいでしょう。
女性専用の転職エージェントは、エージェントの種類によってはハイクラスなエージェントもありますが、未経験を多く取り扱っているエージェントもあり、さらに女性専用のため、女性の悩みに寄り添ったサポートを受けることができます。
シングルマザーが多い職種
世間のシングルマザーがどのような仕事についているのかを下記でご紹介します。
- 専門的・技術的職業
- 事務
- サービス業
厚生労働省の調べでは、上記の技術職や事務、サービス業といったものは、どれもシングルマザーの就いている職業の20%以上を占めていました。
過去に仕事でスキルを磨いていた方や、事務作業をしていた方がこのような職種についているようです。
逆にとくに正社員や、働いた経験のない方は、接客などのサービス業が取り組みやすいでしょう。
また、工場のような生産工程や、販売、清掃などの仕事も、比較的シングルマザーの割合が多く、特に子供が中学生くらいの家庭のシングルマザーが働いている傾向があります。
シングルマザーが多い職場ということは、それだけシングルマザーの方にとって働きやすい待遇や環境が整っている可能性が高いです。
しかし注意が必要必要なのは、同じシングルマザー同士で人数も増えると、派閥や揉め事などが起こる可能性は十分にあります。
それが嫌で辞めてしまう人もどの会社にも一定数いるため、ポイントとしてしっかり理解した上で仕事を探すのが良いでしょう。
シングルマザーで儲かる仕事とは
シングルマザーという条件のなか、例えば最初から手取りで20~30万ほしいと考えた場合、資格やスキルなしで稼ぐのはほぼ不可能でしょう。
もし資格やスキルと最初から多くの給与を得たいと思った場合、高単価の時給の派遣で残業を沢山するか、家事代行や、歩合制の配送を相当量こなさなければなりません。
しかし、その場合家庭も疎かになるし、疲れも溜まり身体を壊してしまう危険性もあるでしょう。
もし、資格やスキルがある方は、以下のような職業がおすすめです。
歯科衛生士
歯科衛生士は、給与でいうと25~30万ほどですが、労働時間が過剰ではない点と、近年人手不足により採用がもらいやすいというのが魅力です。
看護師
看護師は、患者さんの命に関わる仕事をしているため、責任感や知識、資格が必要ではありますが、給与面では女性限定の職業のなかではトップクラスでしょう。
また、50代などでも現役で働き続けられるところもオススメのポイントです。
介護福祉士
介護の仕事は、給与がどの地域でも比較的低いことが特徴ですが、介護福祉士の資格は国家資格のため、給与面を大幅にカバーできます。
基本業務は介護職とあまり変わりませんが、国家資格をもっていることにより平均30万ほどは稼げるでしょう。
さらに勤続年数が増え、責任者などのまとめ役に入ると、さらに給料が上がります。
上記は資格やスキルのある場合でしたが、そのようなものはないという方は、将来性のある職場に就いて、勤続していくことが大切です。
いつまでも給料の増えない会社や、女性だからといって低賃金で働かせる会社に入社をしてしまわないようしっかり注意しましょう。
30代・40代シングルマザーにオススメの仕事ランキング
シングルマザーの方でも、家庭を大切にしつつ就業できる仕事は、以下のような職種があります。
1位 一般事務
一般事務の仕事は、資格は特に必要なく、基本的に土日休みの企業が多いのが特徴的です。
パソコンの基本的な操作ができれば、すぐに戦力として活躍することもできるでしょう。
さらに、一般事務は人気が高く募集者が多いですが、パートでやりたいという方もかなり多いため、フルタイムで働きたいという熱意を持って、しっかり職務経歴書や履歴書の作成や面接でのアピールをすれば、十分に内定はもらえます。
注意点としては、未経験者よりは経験者の方が優遇されやすく、年齢がネックになるかも知れない可能性があるということと、給料面はあまり高くなく、20万未満の企業が多いでしょう。
給料に関しては、募集をしっかりみて、昇給や賞与、福利厚生がしっかりしている企業を選ぶのがオススメです。
2位 介護士
介護士は、未経験OKの企業も多く、業界の年齢層としても高めのため、30代・40代ならまだまだ若手としてチャレンジすることができます。
また、職場にもよりますが、日勤のみ・夜勤のみなど、希望のライフスタイルに合わせた働き方がしやすいです。
近年では働きながら資格を取る支援もしてくれる企業が増えているため、今後にも役立ちますし、資格をとることで給料アップも見込めます。
ただし、資格なし・未経験の最初の状態は、給料は比較的少なく20万以下のところも多いため、この期間を耐え抜くことが必https://standby-media.jp/care-workers-suited-person/要です。
3位 コールセンター
コールセンターは、身体を動かすような肉体労働ではないため、体力面では余裕ができるでしょう。
そして、コールセンターは給料もよく、シフトなどの自由もききやすいため、シングルマザーの方におすすめです。
さらに残業がほとんどないというのも家庭がある方にとっては魅力的でしょう。
ただし、クレーム対応などにより、精神的に追い込まれてしまう方や、メンタルの弱い方にはあまりおすすめできません。
なにをいわれても平気なメンタルの強い方は、是非検討してみて下さい。
優先するものにより、仕事は変わる
シングルマザーが仕事を決める上で優先すべきものは、「給与」「時間」「待遇」です。
仕事を決めるうえで、シングルマザーの方は優先すべきものがいくつもあるのではないでしょうか。
優先順位を間違えてしまうと、後々後悔することになるので気を付けましょう。
自身にとって、これから子供にお金がかかるから給料面を優先して考えるのか、それとも長い労働時間や土日出勤などを避けて家族との時間を一番に考えるのか。
もしくは、シングルマザーのため、緊急の時に対応できるような理解のある会社や、シングルマザーにとって働きやすい待遇の会社を選ぶのか。
どれが一番大切なのかは、家庭それぞれです。
そのため、自身でしっかり考えて優先順位と妥協点をしっかり把握しておくことが大切になります。
考えがまとまったら実際に求人をみてみよう
自分のなかである程度の優先順位や希望が決まったら、転職サイトや転職エージェントを利用してみるのが良いでしょう。
転職サイトでは、自分のペースで求人を閲覧することができ、さらに希望条件も細かくしていできるサイトも増えているため、利用しやすいです。
しかし、転職経験があまりない方や、希望に沿ったものがなかなかみつからないという方は転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントでは、求職者一人ひとりに専属のアドバイザーがついてサポートしてくれるため、安心して転職活動ができるのです。
おもにサポートとしては、職務経歴書や履歴書などの書類添削、面接が苦手な方への面接対策です。
給与や待遇面の交渉なども、自身で言いづらくてもアドバイザーが変わりに交渉してくれるため安心でしょう。
さらに、求職者のヒアリングをしたうえで、より希望に合った求人を提案してくれます。
なかには、アドバイザーが保有している、求人に掲載されていない非公開求人というものを紹介してもらえることもあり、この非公開求人は優良企業などが多いため、しっかりと検討したほうが良いです。
ただし注意点としては、希望があまりにも多かったり無理な内容な場合は、当然希望に沿った求人の紹介はしてもらえません。
そのような場合は、アドバイザーに相談しつつ、希望条件の見直しなども必要です。
特に未経験で年齢が30代・40代の方は、総合型と呼ばれる転職エージェントの「リクルートエージェント」などを利用すると仕事がみつかりやすいでしょう。
ほかにも、女性専用の転職エージェントなどもあり、基本的に転職エージェントの登録や利用は無料のところがほとんどのため、進んで利用するのが良いです。
まとめ
シングルマザーの方は、子供の面倒をみながらもお金を稼がないといけないため、非常に苦労をすると思います。
子供の年齢によっては、仕事はほんとうに限られてきますし、急な休みや早退などかま続けば会社から嫌な顔をされることもあるでしょう。
しかし、近年ではシングルマザーの方でも安心して働ける、理解のある企業が増えてきているのも事実です。
転職エージェントや転職サイトなど、様々なものを利用して、そういった理解のある会社をみつけて、ワークライフバランスを充実できるようにしましょう。