退職・職場の悩み

衰退する会社に”共通する特徴”と見分け方

衰退する会社の特徴

うちの会社、最近凄く雰囲気が悪いんだけど、そろそろやばいのでは?

毎日働いている会社に違和感を覚えたなら、それは会社の経営が上手く行っていないサインかも?

衰退する会社には共通の特徴がありますので、そんな時、一体どうすればいいのか!?をご紹介します!

衰退する会社にはどういう特徴があるか?

ノートとペン

まず「衰退」とはどんな意味でしょうか?調べたところ「勢力が衰え、退歩する事」とあります。

つまり「衰退する会社」とは、会社の経営が衰えているということになります。

そんな会社には特徴がありますので、具体的に見ていきましょう。

社長や幹部の経営意識の低下

一番多いのはトップの経営方針が独裁的な為に社員がそのやり方に付いていけないというパターンです。

張り切って立ち上げたは良いが、いつまで経っても会社が発展しないのはトップのやり方に問題があるからです。

会社を大きくする社長というのは、先を見通す優れた目を持っており、社員を大事にしています。

そして、現在このコロナ禍にあっても潤っているという会社があります。

それは何故かというと、コロナが流行り出した前年の初めに先を見据えた対策をいち早く取り入れるなど、トップが優れた経営力を発揮しているからです。

新しい技術やシステムがどんどん開発されているこの令和の世の中で、いつまでも古い考えに固執しているような会社は衰退する一方です。

また、古い考えを押し付けるようなトップが、独裁的な経営をしている会社は若い社員から見放される傾向にあります。

その結果、若くてやる気のある優秀な社員が続々と辞めていきます。

何故、誰も付いてこないのか?きちんと理解をしないまま経営を続けていくと、とんでもない悪循環に陥ってしまいます。

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組織変更や経営規模の縮小

頻繁に組織変更を行う会社も衰退していく会社の特徴と言えるでしょう。

また、各地の事業所が閉鎖されるなど経営規模が縮小される場合も当てはまります。

経営が上手くいっていないから挽回しようとして組織を変える。

しかし、更に状況は悪化……と負の無限ループにハマってしまいます。

10年以内に社長がコロコロと交代するような会社は特に要注意です。

著者が昔、働いていた外資系の会社でも経営が上手くいっておらず、3年連続で社長が交代したことがありました。

最初の二人は日本人、その次はアメリカ人でしたが、その社長が社員をないがしろにするような対策をいくつも打ち立てた結果、大量の不満が噴出。

耐えられなくなった社員が続々と辞めていきました。

(著者もその内の一人)

その会社はまだ存在しているようですが、元々低かった業界ランキングの順位は相変わらず低いままで、上位を占めている大手には追いつくことはとてもできなそうです。

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待遇の悪化や経費の節約

社内のある設備がいきなり無くなったとか、あの待遇が次の月から無くなることが決まったとか、そういった予兆も衰退していく会社に多い特徴です。

特に今まで出ていた残業代が固定になったとか、実際は利益が減っていないにも関わらずコロナ禍だからとボーナスを削減したりなど、人件費の大幅削減が始まったら完全に危険な証拠。

先程も述べましたが、本当に社員のことを考えてくれている会社は人件費を削ることはしません。

逆に社員を守ってくれます。

そこが俗に言う「ホワイト企業」と「ブラック企業」の違いではないでしょうか。

著者も今年の初めに、それまで働いていた大手の会社から派遣切りに合いました。

まさにコロナ禍が理由の人件費削減です。

経営が傾いているという話は耳にしていたので覚悟はしていました。

切られた時はショックでしたが、今では未来のない会社など辞めて正解だったなと思っています。

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どうして衰退していくのか?

さて、ここまで衰退する会社の特徴を見てきました。

次は衰退していく原因について見ていきたいと思います。

会社が衰退していく一番の原因は「どうして経営が上手くいかないのかという分析をしっかりせずに、間違った対策を取っているから」ではないでしょうか。

先程「衰退していく会社の特徴」でも述べましたが、一番重要なのは「社員をないがしろにする会社に未来はない」ということです。

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衰退する会社が多い業界とは?

衰退する会社の特徴と原因を見てきました。

では、衰退する会社が多い業界は一体どういうところでしょう?

順番に見ていきましょう。

①テレビ業界

インターネットで見られる動画の種類が豊富になり、その結果若者のテレビ離れは年々深刻になっています。

昔は人気ドラマで視聴率20%越えは当たり前でした。

しかし、現在は10~15%取れたら上出来といった状況です。

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②出版業界

インターネットで気軽に見られる動画が増えたことで読書をする人が減りました。

特に雑誌は年々需要が減ってきており、長年続いたファッション雑誌が紙媒体での出版を終了するといったことも。

また、現在ちょっと調べものをするだけならインターネットで検索すれば何でもヒットする時代ということもあります。

昔のように調べものをする為だけにわざわざ本屋に行って関連の書籍を探すことはなくなりました。

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③ブライダル業界

結婚をせず、生涯独身を貫くという人が増えています。

また、結婚をしても式を挙げないというカップルも増えています。

結婚式は大勢の客を招待する必要があります。

その為、コロナの感染増加を恐れて人を集めることに懸念を抱く人が増えたというのも、理由のひとつでしょう。

衰退する会社に危険を感じたら?
衰退する会社が多い業界を見てきました。

この中に自分に当てはまる業界があったあなたは危険を感じたのではないでしょうか。

少しでも危ないなと思ったらすぐにでも対策を取りましょう。

早めの行動を取ることで、その会社が実際に衰退=倒産してしまった時に自分を守ることができます。

次の項目で対策を詳しく見ていきましょう。

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現在の会社の経営状況を把握する

会社の経営が上手くいかなくなった時は先程挙げた特徴の数々が予兆となって現れます。

社員の間で様々な噂も広がるでしょう。

しかし、その噂は本当なのか?ある日突然無くなったあの設備は本当に予兆なのか?ただ単に不要になっただけではないのか?

色々と疑問が湧くはずです。

そういう時はまず、会社の経営状況を自分の目や耳で、しっかりと確認しましょう。

ベストなのは経理の担当者に話を聞くことです。

また、自分の上司が信頼できる人ならそれとなく相談してみるのも良いでしょう。

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現在、会社の中で自分にできることを考える

経営難を打開する、突破口となるアイデアを考案するという手もあります。

ただしこれは自分のスキルや手腕に自信がある人のみ。

もしも「自分にはそういう力がある!」というなら、そのアイデアを上司や経営陣に提案してみましょう。

または直接、社長に提案するのも良いかもしれません。

そのアイデアが功を奏し会社の立て直しが成功したら、その功績が評価されて昇給や昇進ができるかもしれません。

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転職活動に取り掛かる

あらゆる対策を取っても「この会社に未来はないな」という結論に達したなら、早めに転職活動を始めましょう。

しかしコロナ禍の現在、失業者は増える一方でスムーズな転職活動は非常に困難となっています。

著者も転職活動としてハローワークに通っていましたが、雇用保険申請、職業相談の窓口は多くの失業者でごった返していて大変な状況でした。

なので、ハローワーク以外にも転職エージェントやその他転職サイトなど使える手はとことん使い、全力で転職活動に取り組みましょう。

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まとめ

このコロナ禍において、衰退する会社の特徴というものは最も重要になっています。

著者が大手企業の派遣社員として働いていた時、先輩に言われた言葉があります。

「自分を守ることが大事だよ」と。

先程も述べましたが、何かあった時に社員を守ってくれる会社こそホワイト企業です。

しかし、残念ながら今の日本ではホワイト企業よりもブラック企業の方が圧倒的に多いというのが現実です。

何かあった時に自分を守れるのは自分しかいません。

その時の為に自分が今、働いている会社の動向をよく見極めることが肝心なのではないでしょうか。

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