介護・福祉

【2021年最新】保育士のスキルを活かせる!転職先ランキング

保育士の転職先ランキング

今は保育士として働いているけれど、別の仕事に転職しようかな…?なんて考えている人も多いのではないでしょうか。

そのように考えてしまうのも、現在の保育士がおかれている環境からは、致し方のないことです。

そんな転職を考えている保育士が、保育士のスキルを活かしながら働ける転職先をランキング形式でご紹介します!

保育士が転職を考える理由

多くの保育士は、どのような理由から、転職を考えるのでしょうか。

東京都の実施した「平成30年度東京都保育士実態調査」から、その理由をみていきます。

①職場の人間関係

どのような職業でも、離職理由としてあがることの多い理由の1つです。

しかし、保育士という仕事は特に、業務過多で、体力的負担も大きく、精神的な余裕もなくなってしまうため、人間関係が悪化してしまいがちです。

普段はなんでもない一言でも、精神的な余裕がないときには、予想外に大きなダメージとなってしまう場合もあるでしょう。

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②給料が安い

金額面だけをみると、他の職業に比べて、特段安いという訳ではないですが、実際の仕事量や責任の大きさからすると、割に合わないと感じる方も多いのかもしれません。

確かに、子供の命を預かっている仕事ですから、その責任の大きさと、実際仕事量からすると、他の職業とあまり給料が変わらないというのは、転職を考える理由となってしまうということも頷けます。

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③仕事量が多い

保育士というと、子供の世話をするというイメージが強いですが、実際はそれ以外の事務仕事なども多くあります。

連絡帳の記入や行事の準備など、言い出すとキリがないほど膨大です。

さらに人手不足ですから、一人一人の仕事量はなおさら多くなってしまうと考えられます。

④労働時間が長い

保育士は仕事量も多く、ましてや人手不足です。

大体の保育施設が、最低限の人数でまわしているでしょうから、休みも取りづらくなりがちです。

人手が足りないので、残業、土曜日出勤、業務が終わらず休憩もろくにとれない…なんてことも多々起ると考えられます。

保育士の仕事が好きなのに、転職を考えなければならない現状

保育士から転職すると聞くと、給料や仕事量などの不満はもちろん、保育の大変さから転職を考えた、という理由も多くあるのかと想像します。

しかし、東京都の実施した「平成30年度東京都保育士実態調査」によると、保育士としてのやりがいについて、不満と答えた人は、全体のわずか10%以下に留まっています。

給与・賞与等に対する不満が全体の半数以上に及んでいることから考えると、多くの保育士は、仕事に対してやりがいを感じているにも関わらず、その他の労働環境から転職を余儀なくされていると言えるでしょう。

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保育士の転職先ランキング

先で述べたように、転職を考える保育士は、決して保育士という仕事にやりがいを感じられなくなったわけではないのです。

せっかく保育士という仕事にやりがいを感じていたのですから、そのスキルを存分に活かせるような転職先をランキング形式でご紹介します!

第5位 保育士

保育士から転職を考えているのに保育士?と思う方も多いかもしれません。

しかし、一概に保育士と言っても、就業先は保育園だけではありません。

園によっても方針や待遇は様々です。

保育の対象が小学生であったり、少人数であったり、親子で利用するような施設もあります。

保育士という仕事にやりがいを感じながらも、仕方なく転職を考えている場合には、そういった別の保育施設への転職も検討してみてはいかがでしょうか。

第4位 コールセンター

保育士は、感情豊かな子どもと接する職業ということもあり、コミュニケーション能力に長けている人も多くいます。

また、聞き上手であったり、どういった伝え方をすれば相手が納得してくれるのかということについても、とても熟知しているでしょう。

そういった子どもへの対応方法は、大人にも共通するところがありますので、コールセンターでのお客様対応などは、そういったスキルを十分に活用できると言えます。

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第3位 販売員

特に、子ども用品のお店や、親子連れのお客様が多いショッピングモールのお店などがおすすめです。

子ども用品のお店であれば、保育士という観点から様々なアドバイスができますし、親子連れで来店されている場合には、お子様へ声掛けをしたり、必要であれば、少しの間、お子様の遊び相手をするなどすると、お客様のお店に対する印象もかなりアップします。

第2位 ウェイター

飲食店も、親子連れのお客様が多く来店される場所です。

親子連れで飲食店へ訪れるお客様の多くは、他のお客さんやお店にとても気を遣っています。

そんなとき、子どもにも優しく声掛けをしてくれたり、子どもの様子から適切な気遣いをしてくれるウェイターさんがいるだけで、親御さんはとても気持ち楽になります。

そして、以外にそういった気遣いができるウェイターさんは少ないので、そういった強みからリピーターのお客様を増やすことも期待できます。

第1位 受付

今や、様々なお店や施設にキッズコーナーが設けられていますが、それほど親子連れの来店が多いということです。

昨今、核家族化も進み、子どもを預ける人が近くにいない…という人も多くいるでしょう。

そんな中、やむを得ず子どもを連れて訪れた先で、受付の方が子どもに優しく声掛けをしてくれると、親御さんもとても安心されるでしょう。

また、少しの間、子どもの遊び相手を頼まれるなどしても、自信をもって対応することができるでしょう。

多くの保育士が負担に感じていること

保育士が別の保育施設に転職を考える場合、どのような負担の軽減を考えることが必要なのでしょうか。

東京都の実施した「平成30年度東京都保育士実態調査」から、多くの保育士が負担に感じると回答した上位3つを紹介します。

①保育計画書の作成

保育計画書の作成は、通常の保育業務とは全く別の業務です。

また、子どもの保育をしながらできる業務ではないため、そのための時間を確保することが必要です。

作業できる時間帯や場面が限られることも、負担を感じる大きな原因となります。

また、各園児に応じた対応も必要で、保育士同士の話し合いや思案もかかせません。

これらを通常の保育業務と並行して行うことに、多くの保育士が負担を感じているようです。

②行事(準備含む)

保護者にとっては、子どもの成長を感じられる楽しみの1つでもある行事ですが、本番を迎えるまでの保育士の負担はとても大きいようです。

出し物やプログラムを考えたり、小物の準備、子どもたちの指導まで、通常の保育業務をこなしながら行うとなると相当な業務量となります。

そのため、準備が間に合わず、持ち帰って準備をするという保育士も少なくないようです。

③保護者対応

年齢の低い子どもであればあるほど、保護者とのきめ細かな報連相はかかせません。

また、大切な我が子を預けているわけですから、保護者も多少神経質になりがちです。

そんな中、様々な保護者の考え方に寄り添って対応することは、とても大切なことですが、その他の業務にも追われている保育士にとっては、さらに大きな負担となってしまいます。

保育士を続けられる転職先を探すなら

最後に、転職を考える人が多い保育士という職業ですが、その中でも、東京都の実施した「平成30年度東京都保育士実態調査」から、現在の施設に継続して就業したいと答えた人の多かった保育施設をご紹介します。

ベビーホテル

ベビーホテルとは

  • 夜20時以降の夜間保育をしている
  • 宿泊を伴う保育をしている
  • 一時預かりの子どもが利用児童の半数以上いる

のいずれかに常時当てはまる保育施設のことをいいます。

夜間の保育を担当する場合には、割増賃金も発生しますので、夜に働くことが苦でない場合は、賃金のアップが見込めます。

家庭的保育事業(保育ママ)

家庭的保育事業とは、主に3歳未満の乳幼児を対象にした少人数、小規模で行う保育のことで、保育場所は、保育者の自宅などです。

保育形態は保育所と同じで、毎日、同じ保育者の元で約8時間の保育を行います。

保育する子どもが少人数のため、一人一人に対して、きめ細やかな保育を行うことができ、また、より家庭に近い環境で保育を行うことが可能です。

子育て広場(子育て支援センター)

子育てに関する悩みを相談できたり、子育てに関する様々な情報の提供が受けられる施設です。

また、親子で利用できるため、他の親子との交流の場を提供する役割も担っています。

親子で一緒に利用する施設ですので、子どもの保育に重きを置く必要がなく、その分、保護者への対応や、その他の業務に対しても、余裕をもって対応することができると言えます。

学童クラブ

小学生を対象にした施設で、日中、家庭に保育できる保護者がいない児童が利用します。

また、夏休みや冬休みなどの長期休暇の間は、朝から夕方まで保育を行っています。

小学生になると、保育園で行うような行事は小学校で行うようになりますし、年齢も高い分、自分で出来ることも多く、保育以外の業務も、ある程度、保育と並行して行うことができるでしょう。

まとめ

今や、女性の社会進出も進み、核家族化も相まって、保育施設はなくてはならない存在となりました。

しかし、待機児童問題が大きく取りあげられるほど、保育士の人手不足は深刻です。

そんな中、未だに保育士の賃金問題は改善されておらず、保育士を取り巻く環境は、依然、厳しい状況が続いています。

そのような環境の中で、転職を考える人が増えるのは、致し方のないことなのではないでしょうか。

しかし、保育士からの転職を考える人の多くは、保育士という仕事にはやりがいを感じている場合も多く、できる限り、そのスキルを活かした転職ができるといいものです。

また今後、そういった人達が保育士の仕事をイキイキと続けられるよう、保育士の待遇が改善されることを期待したいと思います。

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