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【しんどいけど年収は!?】鍼灸師に向いてる人3つの要素

鍼灸師に向いてる人

鍼灸師は、美容・健康・体のメンテナンスなど、スポーツ選手から有名なモデルの施術も行っているほどメジャーなお仕事となりました。

しかし、インターネットでは「鍼灸師 やめとけ」、「鍼灸師 しんどい」、「鍼灸師 生活できない」など、激務や収入の低さを表すような言葉が検索候補として出てきます。

今回は、現役の鍼灸師として勤続10年以上の方に、仕事内容や年収・向いてる人の特徴をインタビューしましたので、これから目指そうと考えている方の参考になることでしょう。

この記事のご協力者様
  • 鍼灸師として勤続10年のベテラン
  • 美容・スポーツ分野へと活躍の分野を拡大中
  • 人と関わることが大好きな30代女性
やりがいを感じています!

鍼灸師の仕事内容と給料

仕事内容

鍼灸師の主な仕事内容は、接骨院もしくは鍼灸院では、鍼灸を用いた治療を行うほかに院によっては整骨院業務を一緒に行うこともあります。

どちらかというと実際は鍼灸治療よりも接骨院業務として働くことが多いです。

鍼灸治療はまだまだなじみがなく、頻度としては少ないかと思いますが、また、他には女性の間では美容に興味がある方が増えてきており、最近ではエステサロンや美容に特化したお店などが鍼灸師を雇い、顔に鍼を刺す美容鍼を取り入れることも多くなりました。

そのため、鍼灸師としての治療のほかにも美容関連も含まれてきます。

また近年では、クリニック・整形外科などのリハビリを行う施設での勤務も増えてきています。

国家資格を持っているために、理学療法士と共に骨折などの後遺症のリハビリを行うこともあります。

さらには、リハビリ機器への患者さんの案内、設置なども同時に行います。

ただ、クリニックや整形外科の場合は鍼灸治療を行わないことが多いです。

年収

年収は260~300万円で、院長になると年収400万円以上です。

開業されている方の中には年収1000万円以上の方もいます。

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鍼灸師の仕事のやりがい

鍼灸師は一般的に鍼灸を使った治療を行うというイメージが強いですが、個人的にそれだけではなく鍼灸師という職業は、様々な可能性が秘められた職業だというところにやりがいを感じております。

一概に職を極めるというのは無地かしいですが、例えば体に対しての鍼灸治療をある程度極められても、美容における鍼灸はそれとはまったく異なります。

そのため、次から次へと鍼灸の仕事には壁が立ちはだかります。

良く仕事に慣れるとつまらないと言いますが、鍼灸は体の治療・美容・スポーツにおける鍼灸の使い方などなど多くの場所で活用することができ、探求心が尽きることがありません。

また、担当した患者さんの体が良くなったり、改善したときに向けられる感謝の言葉や笑顔を見るとこちらも嬉しくなりますよね。

自分の治療や施術でそういった言葉や表情が見れる、それが私が感じるこの鍼灸師としての仕事のやりがいだと感じます。

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鍼灸師の仕事で辛いこと

鍼灸師として働いているときに辛いと感じることは、いくつかありますがまず挙げるのはやはり患者さんが改善しなかったときですね。

もちろん、改善してもらうためにこちらも全力を尽くしますが、それでも患者さんの体調が変わらないや良くならないことがあると患者さんからクレームを言われたり、がっかりされることがありました。

自分の力不足だと感じてはいますが悲しくなりますね。

また、接骨院や病院勤務の時に会ったことですが、接骨院や病院、とくに整形外科ですとご高齢の患者さんが多いです。

そうなるとどうしても体験してしまうのが、高齢の患者さんとの別れです。

先日まで元気に通ってきていたおばあちゃんが最近来ていないと思ったら、実は亡くなっていたことがありました。

鍼灸師は患者さんとのかかわりが強いほうなので、私も当時はとても悲しくなりました。

避けては通れないこととはいえど、何年仕事をしてきてもこの二つのことは今でもあると悲しく、辛くなります。

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鍼灸師へ向いている人の特徴3つ

向いてる人の特徴
  1. 人とコミュニケーションをとるのが好きな方
  2. 観察力が優れている方
  3. 細かい仕事が好きで手先が器用な方

①人とコミュニケーションをとるのが好きな方

鍼灸師という仕事は患者さんの体調をカウンセリングを行い、把握していきます。

もちろんそれだけで患者さんの体調の全部を把握することは難しいのですが、大体の患者さんは初めて鍼灸院、もしくは接骨院に来たときは必ずと言っていいほど緊張しています。

個人的感覚で須賀、緊張をしていると治療も上手くいきません。

患者さんの緊張をとるためにもしっかりとコミュニケーションをとり信頼関係を築いていく必要があります。

もちろん、それは患者さんだけではなく、一緒に働くスタッフにもいえます。

個人で開業するのなら問題はあまりないと思いますが、鍼灸師として勤務していくならば、一緒に働くスタッフとの連携が取れる等にしたほうがいいです。

そのほうが仕事の効率も上がります。

以上のことから、人とのコミュニケーションをとるのが好きな方はこの仕事に向いていると思います。

②観察力が優れている方

人の体がその日その日と違うものです。

鍼灸院や接骨院は頻繁に訪れる人が多い現場です。

例えば、前回来た時は足を引きずってないのに今日は引きずっているとなれば何か変だ、どこか悪いのではと思います。

しかし、それを見抜くというのはなかなか簡単にはできません。

先ほど書いたように簡単に見分けられるのであればいいのですが、ちょっとした変化だったりすることもあります。

それを見抜ける力を持てる方は鍼灸師に向いていると思います。

人間の体の小さなサインを見逃すことなく見つけることが出来ればそれは信頼関係の向上にもつながります。

ほかにも、治療している最中、鍼を刺したときの患者さんの反応や鍼を打つ前に患者さんの体を触ったときの変化も皮膚の色や反応も観察力や注意力が必要になってきますね。

そういった小さな反応を見逃さないことが大切です。

③細かい仕事が好きで手先が器用な方

鍼灸治療で使うツボはおよそ360ほどあるといわれています。

その360ほどあるツボの中からその人に合ったツボを使い鍼灸の施術を行っていきます。

そのため、ツボの位置をきちんと見極め、正確に鍼を刺したり灸を施したりするためにある程度の手先器用さと細かい作業が求められます。

人間の体は繊細なため、位置がズレてしまったり鍼や灸の仕方が適正でなければせっかくの施術の効果が出ないことがあります。

ですので、おおざっぱな方はその繊細なツボを正確にとることが出来なかったり、施術自体も荒くなる可能性が出てきます。

そうなると施術の効果が出ないだけではなく過剰な刺激が体に入り、患者さんの体調が悪くなってしまう場合もあります。

人の体に鍼をお灸を行うのですから、細かい作業が好きで手先が器用な方は鍼灸師に向いています。

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鍼灸師へ向いていない人の特徴3つ

向いてない人の特徴
  1. コミュニケーションをとるのが苦手な方
  2. 細かい作業が苦手な方
  3. 医学的な勉強が苦手な方

①コミュニケーションをとるのが苦手な方

正直、コミュニケーションをとるのが苦手な方はこの仕事はまず無理です。

なぜなら向いているの欄にも記載しましたが、この仕事は人の体に鍼やお灸をします。

そのために、患者さんの体調を把握するためにもカウンセリングを行う必要があります。

コミュニケーションをとるのが苦手な方はその作業がしっかりとできない可能があります。

また、特に初めて鍼を受ける方は必ずと言っていいほど緊張しています。

しっかりとコミュニケーションをとって患者さん緊張をとってあげないと患者さんが痛い思いをしてしまうことがあります。

せっかく体の不調を治しに来ているのに、逆に体が悪くなってしまったら元も子もありませんよね。

ですので、せっかくの患者さんからの信頼を失うことになってしまいます。

そのため、コミュニケーションをとることが苦手な方は鍼灸師はおすすめしません。

②細かい作業が苦手な方

こちらも先ほど向いているところに記載しましたが、人間の体は繊細です。

そして、人間の体には360ほどのツボが存在し、あるツボの横には違うツボが存在するほど細かく存在しています。

そのために、この症状にはこのツボとある程度決まっているのですが、細かい作業が好きな方手先が器用な方はきちんとツボを見つけることが出来ると思います。

しかし、細かい作業が苦手で、手先も器用ではない方はきちんとツボを見つけることが出来ない可能性があります。

その場合、間違ったツボを刺激してしまうと逆効果になってしまったり、ひどい場合は患者さんに怪我をさせてしまうこともあるかもしれません。

この場合は医療事故となり、責任重大になります。

人に体を治療するということは、それだけ責任がうまれるものです。

そのために、細かい作業が苦手や手先が器用じゃない方はこの仕事はお勧めしません。

③医学的な勉強が苦手な方

鍼灸師になるためには体のことを勉強する必要があります。

解剖学や生理学といった西洋医学はもちろんの事ですが、鍼灸はもとは中国から渡ってきた東洋医学、そのために経穴と言われる所謂ツボや東洋医学的病名を覚える必要があります。

これがまた量が膨大ですし、ツボだけでも360ほどあります。

元の中国に行けばそれ以上にあると言われてるものを3年で勉強しなければなりません。

また、資格を取り現場に出てとしても東洋医学は奥が深く【一生勉強】と言われるほどです。

また、鍼の刺し方、お灸のやり方など流派も多く、それぞれの考え方を覚えるのも大変です。

医学的な勉強が好きな方はやりがいも感じていいとは思いますが、逆に医学的勉強が苦手な方は、途中で挫折してしまうかもしれませんね。

もし、勉強が苦手や医学的なものが苦手(血が苦手など)の方はお勧めしません。

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鍼灸師になるには?

まずは、鍼灸師養成の専門学校に3年間通い、国家資格を取得ののち、鍼灸師が多く利用する「キャリさぽ」などの求人サイトを使い就職します。

鍼灸師は、まだまだ多くの可能性を秘めた職業です。

スポーツ・美容・体のメンテナンス様々な分野で力を発揮できます。

資格を取るのは大変ですが、とてもやりがいがある仕事です。

自分で考え、様々な分野に鍼灸師として挑戦できるので、やりがいを求める人・人と関わることが好きな人にはお勧めです。

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