アロマやオイルが好きな方で、アロマセラピストという仕事に興味を持っている方は多いのではないでしょうか?
また、健康や美容を仕事にしたいという方にとっても、アロマセラピストという仕事に憧れる方もいるでしょう。
しかし、実際は体力仕事でもあり、接客力や勉強も必要な仕事となります。
今回は、現役のアロマセラピストの方にインタビューを行い、アロマセラピストに向いてる人の特徴や仕事内容・やりがいなどを聞きましたので、これから働こうと考えている方の参考になることでしょう。
アロマセラピストの仕事内容と給料
仕事内容
アロマセラピストは、アロマやオイルなどを使ってマッサージをして身体をほぐし、溜まったリンパなどを流して、老廃物を流していくようなお仕事です。
私が勤めているお店は、女性専用で、スタッフも全員女性しかいません。
デスクワークなどで肩が凝ってしまったり、普段の家事や、疲れなどからくる体の痛みなどをカウンセリングして、その人に合った施術をしていきます。
お客さんが来店したら、まずはハーブティーと一緒にカウンセリングシートの記入をしてもらいます。
自分の体の中でいたいと思っている部分や気になっていることなどを書いていただいて、そのお客さんの好みのアロマなども記入してもらいます。
カウンセリングシートの記入が終わると、担当のアロマセラピストが実際に軽くカウンセリングをします。
肩が痛いとか、腰が痛いとか、足がむくんでいるだとか。
そういった悩みは尽きないものです。
そのお客さんが特に悩んでいる部分を中心的にリンパを流して、痛くない程度の圧を加えてほぐします。
給料と年収
年収はおおよそ300万円前後です。
アロマセラピストの仕事のやりがい
アロマセラピストのお仕事は、何よりもお客さんと一対1で接することができて、そのお客さんが体が軽くなったと言って喜んで帰ってくれるのが嬉しいです。
そして、気にいってくれたお客さんはリピーターになってくれるので、それもとてもうれしいことだと思います。
リピーターになってくれたお客さんとは、前回来てくれた時に会話した内容などがあるので、その続きの話をしたりもします。
いろんな仕事のお客さんがいるので、いろんなお話を聞けるのも楽しいです。
みんなそれぞれの悩みがあるので、そういった部分のお話を聞きながら、体も解していきます。
実際には、お客さんは施術中にぐっすりと眠ってしまうことも多いです。
私は、ぐっすりとお客さんが眠ってしまうと、ちゃんとリラックスできているんだなと思えるので、こちらも安心します。
ストレスと言うのは体だけではなくて精神的な部分にもあるものなので、その両方をほぐせていたらいいなと思います。
アロマセラピストの仕事で辛いこと
アロマセラピストの仕事をしていて辛いと思う事は、マッサージをしている自分の方が疲れてしまうと言うことです。
1人のお客さんにつき、短くても90分、長いと120分、もしくは追加でさらに長くなることもあります。
つまり、120分間の施術をする場合は、セラピストである私は120分間を常に人の体をマッサージし続けると言うことになります。
これはかなりタフなことで、体力がなければ務まりません。
実際に、お店にいるスタッフは皆体がボロボロです。
人の体を癒している間に、自分の体はどんどんボロボロになっていきます。
そして、体力的にもかなりきついものがあるので、1日に入れる人数は限られてしまいます。
2人もマッサージをすればなかなか限界になり、多くても3人まででしょう。
私の場合は、もともとそんなに体力がある方ではないので、1人のお客さんを相手にしただけでもすでに疲れ切ってしまいます。
立て続けにお客さんが入っている日は、かなりハードな労働となります。
なので、歳をとったら続けていけないなと言うのは覚悟しているので、新しい仕事も視野に入れておくことが大切なんだと思います。
アロマセラピストへ向いている人の特徴3つ
- 体力がある人
- コミニケーションが取れる人
- 外見に気を使える人
①体力がある人
体力があることと言うのは、1人のお客さんにつき120分間マッサージをし続けると言うような業務内容を考えてみればわかることです。
こちらが疲れたので、休憩しますと言うような事は基本的にはできません。
120分間の間常に動き続けていなければいけないことと、サボれないので、毎回全力で接客をするほかありません。
なので、ダラダラと仕事をしてお金を稼ぎたいと言うような人には絶対に向かない仕事です。
賃金もそんなに高くありません。
なので本当に、できる人とできない人にはっきりと分かれて職業でもあります。
ただ、その分手に職がつくので、そこはかなり面白いと思います。
人の体は10人いれば10人とも違うので、一人ひとりに合った施術をすることが必要なので、毎日が勉強です。
そこから様々なことが学べて、いろいろな人にも会えるのでそういったことを面白いと思える人でないと続かないと思います。
②コミニケーションが取れる人
コミニケーション能力が高いこと。
これはそもそも当たり前のことなんですが、人に体を触られると言う事は基本的には気持ちの悪い行為です。
しかも、初対面でマッサージをしてもらうわけですから、人となりが良くなければリラックスなんてものはできません。
なので、清潔感とコミニケーション能力と言うのは必須のスキルとなります。
清潔感と言うのを細かく言っていくと、肌が綺麗なこと、髪の毛が綺麗なこと、指先が綺麗なこと、爪がしっかりと切ってあること、口臭などにおいがしないこと、きれいにメイクをしてあること、雰囲気がわかること。
コミニケーション能力と言う部分では、ハキハキとしゃべること、背筋をすっと伸ばしていること、相手が話しやすいようにしっかりと聞き手に回ること、相手の話をしっかりと聞くことなどです。
③外見に気を使える人
これは、かなり個人的な意見なのでそこまで参考になるかどうか分かりませんが、接客業と言うのは基本的にルックスが良い方が有利です。
画面が綺麗なこと、そしてアロマセラピストとしては、自分自身のスタイルが良いことだと思う特徴です。
お客様の中には、ダイエット等の目的でいらっしゃる方もいます。
なので、スタッフである我々が実際にスリムで体型が綺麗だと説得力が増します。
太っている人にダイエットのコツ何か聞きませんよね。
聞いたとしてもそれが実際に本人ができていなければ、何の説得力もありません。
ダイエットの目的や、美容の目的で来るお客様もたくさんいるので、スタッフが綺麗である事はかなり仕事をしていく上でお得なことだと思います。
実際には、技術の高さなども必要なのですが、そういった事は後から身に付けていけばいいと思うので、見た目を磨くと言う事を最初のうちはしておいたほうがいいと思います。
アロマセラピストへ向いていない人の特徴3つ
- 体力がない人
- 清潔感がない人
- 向上心がない人
①体力がない人
体力がない人は、そもそもこの仕事は続けていけないと思います。
120分間の間、人の体をサージし続けると言う事は並の体力ではできません。
年齢はあまり関係ないかもしれませんが、普段から鍛えておくことが大事です。
歳をとると必然的に体力が下がってきてしまうので、そういった部分も考慮しながら普段からトレーニングなどをして、体力を蓄えているような人だとある程度歳をとっても続けていけるのだと思います。
そして、若いからといって向いてるとも限りません。
若くても体力がない人もたくさんありますし、根性がない人はなかなか長期にわたって続けていく事は難しいのではないかと思います。
そして、体力がなければ1日に何人ものお客様に入ることができないので、そもそも稼げないのではないかと思います。
なので体力があるかどうかはかなり大きいと思います。
②清潔感がない人
清潔感がない人は向いていないといえます。
人の体に触るわけですから、清潔感のない人に触られたらリラックスどころか気分を害してしまいます。
ひどい場合はクレームにつながったりする可能性も考えられます。
なので、必要最低限の清潔感がなければいけません。
自分の見た目を磨くと言うことを普段からしていない人に、人の身体をマッサージするような権利はないと言えるでしょう。
日ごろから、自分自身の見た目もしっかりとしておくこと、清潔感があるように肌や髪の毛の手入れ、特に指先の手入れなどはしておくことが大切です。
細かいところに気を配れるかどうかと言う部分にもつながってくることなので、そういったところに目を配れるかどうかがかなり大きな問題となってきます。
なので、自分自身で清潔感があるかどうかはとても大切なことです。
③向上心がない人
向上心がない人は向いていないと言えるでしょう。
コミニケーション能力がないと言うのは、接客をする上でかなり枯渇的な問題です。
まずお客さんにカウンセリングシートを記入してもらって、その後に実際にカウンセリングのようなことを行います。
その時に、お客さんの悩みなどを聞き出せるかどうかがとても大きなポイントです。
その他にも、圧が弱かったり強かったり、加減がどうかと言うのも、しっかりとお客さんとこニケーションをとって確認していかなければ、満足のいくマッサージにつながる事はありません。
お客さんの体と言うのは、一人一人全く違うものです。
よって、感じ方も違うので、少し力を入れただけで痛いと思う人もいれば、思いっきり強くやってもらった方が体がほぐれると言うようなお客様もいらっしゃいます。
その好みは、人によってそれぞれなのでそういった部分を見極めるような能力も必要です。
なのでコミニケーション力がないとなかなか難しい仕事なのではないかと思います。
アロマセラピストへ就職する方法
求人募集が多い業界ですので、就職すること自体はそこまで難しくありません。
しかし、働いてみたら思っていた仕事と違ったと感じて辞める方もい多いため、事前に仕事内容をある程度調べた方が良いでしょう。
どんな仕事なのかをリサーチして、それでもやってみたいと思う人にはおすすめです。