接客・サービス業

【仕事内容がきつい?】人材コーディネーターに向いてる人の特徴3つ

人材コーディネーターに向いてる人

人が好きな方、色んな人にあって悩みを解決したりすることが得意な方にとって、人材業界の仕事はいかがでしょうか?

人材コーディネーターになれば、人と企業をマッチングするお仕事となりますので、それぞれのニーズ当てはめた時に社会貢献できる度合いは大きいでしょう。

今回は現役で人材コーディネーターとして働く方に、仕事内容や仕事のきつい点・向いてる人の特徴をインタビューしましたので、これから目指そうと考えている方の参考になることでしょう。

人材コーディネーターの仕事内容と給料

忙しい人

仕事内容

転職を希望している方のご希望やご経験などをお伺いして、マッチする求人をご紹介するお仕事です。

会社によってどこまでやるかはまちまちですが、はじめの面談、求人のご紹介、転職希望者の方が興味を持たれた求人に対しての応募の手配、面接の日程調整、面接のアドバイス、模擬面接、内定時の企業に対しての質問や交渉、現職への退職交渉のアドバイスなどが主な仕事の内容です。

はじめの面談ではお客様と信頼関係を構築することがとても重要になります。

また、企業様側ともしっかりと意思疎通をして、その会社の風土や文化をしっかり理解し、活躍しそうな人材をしっかりと把握しておき、信頼関係を結んでおくことで、「〇〇産のご紹介ならちょっと経験が足りないけれど一度面接してみましょうか」と言って頂けることもあります。

このような関係が築ければ、転職希望者の方にも提示できる可能性が広がるので人材コーディネーターとしての価値も一気に向上します。

給料と年収

年収は300~600万円前後となります。

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人材コーディネーターの仕事のやりがい

おすすめの人を指さす人

転職を希望されている方の人生においてとても重要な転機にかかわることができる点です。

自分がかかわることがなければこのような選択肢は生まれていなかったというような、企業と転職希望者の方とのマッチングをすることができた際はとても介在価値を感じます。

また、相手の思いをしっかりと受け止めることで、初めてお会いした人だけれども徐々に信頼をしてくださり、最後には私の意見を向こうから求めてくれるほど強固な信頼関係を築くことができる点もやりがいです。

小さな面白みでいうと、転職希望者の方の現在のお仕事内容などを細かく聞くことができたり、会社の裏側の話を聴くことができる点は面白いです。

外から見ているととってもいい会社に見えていたけど、実はめちゃくちゃブラック!などを知ることができます。

逆もしかりです。

また、求人票を頂いている企業のことも詳しく知ることができるので、自分がその企業の商品やサービスを買うときに親近感を持てます。

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人材コーディネーターの仕事できついこと

重りを持ちあげるスーツの人

選択した職業ならではの、仕事のしんどさや大変なことなどを詳しくご説明してください。

現職で働かれている方とのコミュニケーションが多いので、どうしても勤務時間が遅くなります。

夜、転職希望者の方が仕事を終えられ他タイミングなどでしかじっくりとお話しすることができないので、必然的に自分たちの退勤時間はもっと遅くなります。

土日に出勤する会社も割と多いと思います。(平日に面談などすることができない転職希望者の方がいるので)。

ほかには、転職を希望されている方は、現状つらい、何かしら不満があるなどの方なので、中にはうつ状態になっていらっしゃる方もいます。

そのような方のお話をしっかりと受け止めることは、時には自分たちの精神的にも非常につらく重たいものとなります。

面談で現状がつらすぎて泣き出す方も少なくはありません。

そのようなことが何件か続いたときに、例えば自分もプライベートなどでつらいことがあるなどが重なればすぐにつぶれてしまいますので、気にしすぎない、鋼のメンタルが必要になってきます。

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人材コーディネーターへ向いている人の特徴3つ

向いてる人の特徴3つ
  1. 人に興味がある方
  2. コミュニケーションをとるのが好きな方
  3. 精神的にタフな方

①人に興味がある方

人に対して興味がないと、「なんでこんなこと聞かなきゃいけないのだろう」、「なんで面白くもないのに、この人の愚痴をえんえんと聞かなくてはいけないのだろう」と、面談をしていてとてもつらくなってくると思います。

人に対して興味があれば、「この人はどんな性格の人なんだろう」、「今までどういう価値観で学校を選び、会社を選んできた人なんだろう」「どんな仕事をしていて、どんな職場なんだろう」、「どうして今回不満を持ち始めたのだろう」とどんどん湧き出るように質問が出てきます。

一方人に対して興味が持てないと質問が出てこない(出てきても形式だけになってしまい話の深堀ができない)です。

適切な質問ができないと転職希望者の方と信頼関係をしっかりと築くことは難しいので、人に対して興味があることはとても大事なポイントです。

②コミュニケーションをとるのが好きな方

この仕事は最初から最後までコミュニケーションの連続です。

面談では転職希望者の方との信頼関係を築けるような深いコミュニケーションが必要になりますし、面接の調整などは、企業と転職希望者の方の間に入って双方の印象が悪くならないようにスムーズにコミュニケーションをとり面接日程を確定させていく必要があります。

面接のアドバイスや模擬面接をする際は、言いにくいようなことでも、相手が面接の場で損をしないように伝え方を工夫してお伝えする必要があります。

選考が進んで、内定が出たタイミングでは、もし転職希望者の方が入社をしようか迷っているときは、今までのお話などからその人が今回の転職で一番大切にしていることを思い出させてあげたり、背中を押してあげるようなコミュニケーションが必要です。

各フェーズでいろいろなコミュニケーションが求められます。

③精神的にタフな方

日々お会いする方々は前向きな気持ちでの転職希望者の方だけでなく、マイナスな気持ちでの転職希望者の方も多いです。

例えば、現職に不満を持っている方、パワハラ、セクハラを受けている方、仕事量が多すぎて肉体的にも限界を迎えている方、ストレスが過多で気分が落ち込んでいる方。

うつ病と診断され会社を休職している方などどちらかというとマイナスのオーラをまとった方とお話しすることのほうが多いです。

その時に、相手の心に寄り添いすぎてしまったり、やさしすぎる方であると自分も同じようにつらくなってしまいます。

また一日に何人もうつ状態の方とお話しすることもあったり、面談の場で転職希望の方が泣き始めてしまうことなどもございます。

そのような際にも自分をしっかりと持ち、感化される宜内、タフな精神力がとても必要な仕事になります。

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人材コーディネーターへ向いていない人の特徴3つ

向いていない人の特徴3つ
  1. マルチタスクな対応ができない方
  2. スピーディーな対応が苦手な方
  3. プライベートを大切にしたい方

①マルチタスクな対応ができない方

同時に様々な転職希望者の方の様々な案件を進めていかなければいけないので、マルチタスクでない方はとてもしんどいと思います。

私の会社の場合はだいたい一度に積極的に転職活動をされている方が20人ほど、いい求人があれば転職をしたいと思い、積極的ではないけど活動している方が50人ほど一人で担当をしています。

積極的に活動をされている方は例えば書類選考中の企業が10件、面接調整中の企業が5件など複数案件の調整を進め、それぞれの面接企業に合わせた面接アドバイスや模擬面接を行う必要がございます。

この業務を活動されている転職希望者の方の数だけ行う必要があるので、常にタスク管理をしながらマルチタスクで同時進行していくことができなければこの仕事でやっていくことは難しいですし、やっていてつらくなってしまうと思います。

②スピーディーな対応が苦手な方

上述したようにとても業務量が多いです。

担当する転職希望者の方の数も多いですし、一人の方に紐づく業務も多岐にわたります。

また、転職希望者の方によっては何度も面談を希望されたり、相談事でのお電話やメールなどが多い方もいらっしゃいます。

そのような業務にも時間を割くためには普段の仕事をスピーディーに回していく必要があります。

効率よく仕事を回すことができないと、自分の退勤時間が遅くなり、連日深夜までの残業が続いたり、お昼休憩もとれずにご飯を片手にパソコンとにらめっこのような日々が続きます。

実際に私の職場でもデスクで昼ご飯を食べている方がほとんどでした。

そうならないためにも効率よく仕事を回していき、自分の手元にタスクを残さないように進めていくことが大事です。

自分のペースで落ち着いて働きたいなという方には向いていません。

③プライベートを大切にしたい方

転職希望者の方の現職での仕事が終わってからの面談になったり、お電話がつながって、じっくりと会話ができるのは夜遅くということはよくあります。

そうなると、仕事の日の夜は必然的に夜遅くまでの残業になります。

職場環境に不満をもって転職したいと思っている方よりも遅くまで働かないといけないことになります。

相手のペースに合わせないと仕事が進んでいかないので、ここはどうすることもできません。

また、平日は仕事で面談をすることができない人は休日に面談や電話を希望されます。

その結果、私たちも平日に休み、土日は出勤するというリズムで働くことになります。

このように、一般的にはプライベートな時間とされている夜の時間や土日が仕事に浸食されるので、ONOFFしっかり分けたい方、プライベートも充実させたい方、家族や友人と休みを合わせたい方などには向いていない仕事だと思います。

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人材コーディネーターへ就職する方法

職務経歴書

転職サイトなどで、人材会社の求人を探せば募集があります。

会社によって、社風が異なるため、実際に面接などに足を運んで比較した方が良いと思います。

大変な仕事ではありますが、やりがいも多くございます。ぜひ一度チャレンジしてみてください。

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STANDBY編集部
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