医療関係

【音楽療法士とは?】向いている人、未経験からなるには

音楽療法士に向いてる人

音楽療法士という仕事を見なさんはご存知でしょうか?

昔から、音楽が好きな人にとっては、音楽を使って人を助けることができる仕事は、とても理想的なお仕事だと思います。

今回は、現役の音楽療法士の方へ仕事内容や向いている人・向いてない人の特徴など、現役で働いているからこそ分かる、ここだけの話を聞いてみましたので、音楽療法士って仕事に興味を持っている人には大変興味深い内容となっております。

音楽療法士の仕事内容と給料

仕事内容

現在、福祉現場や医療現場でも、認知機能の低下した高齢な人たちや、発達障害のある子供達まで、年齢の幅広い人を対象に、音楽療法士は活躍しています。

例えば、懐かしい昔の音楽を一緒に歌うことで、高齢者にとっては記憶の脳機能が賦活化されるので、認知機能が改善れやすくなります。

また、リズムを一緒に取りながら体を動かしたりすることにより、子供は心と脳の働きが統合しやすくなることがあり、その結果、発達機能に改善が見られたりすることもあります。

音楽療法士は、そのように、一人一人の症状に合わせながら、様々な角度から音楽を利用して、人々のリハビリテーションに寄与することができます。

そして、どんな人に対しても、癒しを与えられることができるので、療法を行いながら、そこにいる人たち誰もが癒されていく、という素晴らしい仕事でもあります。

音楽が嫌いな人はいないと思うので、音楽を用いながら人々に貢献できることは、とても素晴らしい仕事です。

給料や収入について

周囲の音楽療法士の話を聞いている限りだと、年収320万〜380万円前後となります。

音楽療法士のやりがい

音楽が好きな人であるならば、音楽を用いながら、人々に貢献できるという仕事をできることは、とても大きなやりがいを見出すことができます。

最初、全く反応のなかった患者さんが、自分が提供した音楽療法によって、少しずつ改善していき、徐々に笑顔が増え、最終的にはその人の様子が明らかに最初と比較すると改善しているようになった時には、音楽の持つ可能性の大きさ、というものを改めて感じることができますし、一緒に患者さんと喜びを共有することができます。

音楽療法を用いて生まれるドラマというのは、どれ一つ同じものはないので、それぞれの療法には、素晴らしい人間ドラマが伴います。

療法士は、それらを体験することによって、自分自身が人としても成長することができるので、人に対しても喜びや改善をもたらす一方で、仕事を通して、自分自身を磨くことのできる素晴らしい仕事を経験することができる、と自信を持っていうことができると思います。

音楽療法士の辛いこと

この仕事に限らず、どんな仕事にも必ずしんどいことや、大変なことがあることは言うまでもありませんが、この仕事に関していうならば、やはり全てに患者さんが同じような反応をするわけではない、ということです。

言い換えれば、自分が当初期待していたような反応が患者さんから得られないことも、必ずあるということです。

せっかく自分が準備していたものを提供したのに、失敗に終わったときは、自分を情けなく思ったり、恥ずかしく感じたりすることもあると思います。

よって、完璧主義のような思考を持つ方には、少し難しいと思われます。

また、準備が大事な仕事でもあるので、それをめんどくさい、と思ったりすると、必ず失敗に繋がることが多いので、準備にかける時間が長くかかることは、少し大変かもしれません。

そして自分は子供が苦手、とか、人前で演奏することが恥ずかしい、と思ってしまう時にも、少ししんどさを感じてしまう瞬間があると思います。

音楽療法士に向いている人

向いている人の特徴
  1. 音楽をすることが心から好き
  2. 演奏できる楽器がある
  3. 人を音楽で改善したいという思いがある

①音楽をすることが心から好き

やはり音楽療法士というくらいですので、音楽が嫌いな人、苦手な人に関しては、正直なところ論外だと思います。

例えば、モノごごろついた時から、音楽にいつも親しんでいた人や、両親が音楽の先生だった、という環境で育った人、また、自分から進んで歌ったりすることが小さい頃から大好きだった、という人がこの仕事には向いていると思います。

生活の中で常に音楽に囲まれて過ごしてきた人にとっては、日常の中に音楽があることは、ごく当たり前だったりします。

その音楽を、自分の仕事として、自分の人生の生きがいとして利用し、他人に対して、音楽を用いた素晴らしい力を提供する、ということを自然に受け入れることができる人が適していると思います。

②演奏できる楽器がある

音楽療法士は、基本的に楽器を利用しながら、人々に療法を提供するお仕事です。

私の場合も、4歳からピアノに親しんできたので、ピアノは自由に弾くことができます。

ピアノでなくても、例えばギターやヴァイオリンといった、自分がまるで言語の代わりのように自由に演奏できるものがある場合には、それを仕事の中で用いることができます。

また、可能ならば演奏しながら、一緒に歌う、ということが自由に出来るようなスキルがあることも望ましいと思います。

なぜなら、弾き語りをすることで、その場にいる患者は、自然と一緒に歌ったりすることもできやすいからです。

雰囲気作りができるかどうか、ということも、音楽療法士が持つべきポテンシャルの一つです。

③人を音楽で改善したいという思い

療法士、と言える仕事には共通して言えることかもしれませんが、リハビリテーションの観点からすると、それら提供するものを通して、最終的にはその患者さんの生活を改善させる結果を提供しなければプロとは言えません。

よって、音楽療法士の場合には、音楽を提供することにより、患者さんの抱えていた問題点を少しでも改善させ、その患者さんの生活の質の改善の向上に寄与しなければならないわけです。

患者さんと同じ空間で同じ時間を過ごし、自分の奏でる音楽を提供することによって、だんだんとその患者さんが変化していく、ということを実感できなければ、この仕事が実際に生きている、とは言えないと思います。

その点では、しっかりとした訓練を積む必要があります。

音楽業界が向いてる人
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音楽療法士へ向いていない人

向いていない人
  1. 自分勝手な判断をする人
  2. 忍耐強くない人
  3. 人に優しくない人

①自分勝手な判断をする人

音楽療法を提供するとき、その提供したものが、その患者にとって心地よいものであるかどうか、という審美眼を持っておく必要があります。

もし、自分勝手な判断を療法士側が行ってしまうならば、その療法は、成功に終わることは、残念ながらあまりない、ということを私の今までの経験から言及しておく必要があります。

療法士は、常に自分の行っている療法につい客観的な視野を持ち合わせておく必要があります。

それは、患者さんの表情をしっかりと把握しておく、と言い換えることもできます。

それによって、音楽療法の方法を少し工夫したりすることができ、軌道修正がしやすくなるからです。

自分勝手な判断をする、ということが内容に、気をつける必要があります。

②忍耐強くない人

音楽療法には、当然ながらうまく行く時といかない時があります。

1セッションの中でも、残念ながら、全く反応がよくなく、うまく行かずに終わる時だってあるのです。

そんな状況の中で、忍耐が持てない場合、療法士はすぐに諦めてしまい、自分への自信を失うばかりか、療法士という仕事自体に対してモチベーションを失い、仕事をやめる可能性だって否定はできません。

よって、どんなセッションの結果だったとしても、自分の提供した結果に対して、常に俯瞰的に見つめられる忍耐強さを持ち合わせておく必要があります。

それにより、毎回のセッションの内容についての振り返りができ、次の療法をよりよくするための改善を得られることが可能になるからです。

③人に優しくない人

言うまでもありませんが、人に自分のスキルを通して療法を提供する訳ですから、人の幸せを心から願うことができない人は、この仕事にはむいていません。

よって、人に優しくない人は、この仕事を目指すことはやめたほうがいいと思います。

とはいえ、人に優しくする、というのは、簡単なようで難しいことです。

なぜなら、療法を提供する対象の人すべてが、自分に合う人たちばかりではないからです。

時々は、自分に合わない人も出てきます。

しかし、その時でさえ、人に優しくなければなりません。

音楽を提供する雰囲気が荒んだものであっては、療法に意味をなさないからです。

優しい雰囲気を自分から醸し出せるか、どんな人にもそれを提供することができるかどうかが、とても大切です。

音楽療法士として就職する方法

音楽療法士は資格をとるための専門学校に行き、音楽療法士の試験を受けて合格する必要があります。

難易度は、初回受験である方が容易です。

音楽が好きで、それを通して悩んでいる人の生活の質を改善したい、という人に取っては、この仕事はとても有益なものだと思います。

今の時代は、音楽によって癒される人、立ち直る人、認知機能が改善される人など、音楽の持つ力というのは、より見直されてきています。

ぜひ、自分の得意分野を見極めて、多くの人たちを幸せにしてあげてください。