転職ノウハウ

転職した回数が多いことは悪なのか?優秀と言われる人はどうしる?

転職回数が多い優秀

転職した回数が多いと、なかなか企業に採用されないという話があります。

一つの会社に長く腰を据えることは出来ないのか、あるいはなにか病気であったり、本人自体に問題があるのかと判断されてしまう可能性があるからです。

しかし同時に、自身のキャリアアップを目的としていたり、特殊な業界だからこそ転職を繰り返している方もいます。

転職に成功している優秀な方たちが、どのようなことをしているのかを本記事では紹介していきたいと思います。

転職回数が多いと採用されづらい?

・企業が転職回数を気にするのは何回目から?

企業によってその回数は様々なのですが、二十代で三回以上の転職回数だと、
一考の余地があると判断する企業が多いようです。

また、三十代で転職できていたものの、四十代では途端に採用されづらくなったという話もあります。

企業としてもやはりその年代からの採用は難しいと判断しているようです。

そしてなにより、少なくとも日本では、転職を繰り返す=忍耐力がないと判断する部分があります。

そう言った先入観を抱いていない企業も増えてはいるようですが、やはりまだまだそう言った考えの企業は非常に多いです。

しかし同時に、転職は当たり前という風潮が出来ているのも事実です。

・一部の業界は転職回数が多いのは当たり前

ゲーム業界やウェブ業界に関しては、五回以上の転職を経験している人も少なくはありません。

特にゲーム業界ではクリエイティブな人材は「こういうゲームを作りたい」、
「こんな魅力的なプロジェクトに携わりたい」と、ポジティブな理由で転職をします。

そう言った仕事に対する純粋な姿勢や向上心を持つ方の中には、
十社以上の企業を渡り歩き、時には元の企業に戻ったりしている人もいるそうです。

・ちなみに海外の転職事情は……

アメリカを例として紹介しますが、よほどネガティブな理由でない限りは、マイナスのイメージとして捉えられないそうです。

なにより一年以内の転職も珍しくなく、さらに資格取得などのスキルアップして復帰することもあるようです。

その背景にはリストラを伴う実力主義であったり、「お金をもらうために仕事をしている」のではなく、「自分のやりたいことをしてお金をもらう」という考え方もあるようです。

転職回数が多くても成功している人が実践していること

それでは転職をしている優秀な人たちは、どういうことを実践しているのでしょうか。

履歴書や面接時で実戦してきたことをこちらで紹介させていただきます。

・ポジティブな転職理由を話す

今まで入社した企業の入社した理由をポジティブな内容としてしっかり伝えてください。

スキル・キャリアアップの為だと前向きな理由を伝えることで、
転職回数の多いあなた自身のネガティブなイメージを払拭できるかもしれません。

・自身の経験を振り返り、具体的な実績を書く

今までやってきた仕事を振り返り、努力した点であったりその成果を書き出します。

その際は具体的な数字やエピソードとして書き出し、しっかりと中身のある物語を描くといいでしょう。

担当採用者が興味の沸くような内容を意識をすることが大切です。

・転職によってスキルアップした内容を書く

様々な仕事をしてきた方であれば、その過程で得たスキルがあると思います。

そう言ったものをしっかりと書き出し、自分がなにを出来るかを伝えてください。

自分がどんなことを出来るか、担当採用者に知ってもらうことが大切です。

・貢献できることや、やりたいことを伝える

企業側としては、あなたがどんなことが出来るのかを知りたいはずです。

前述した転職によってスキルアップした内容であったり、今までの経験がその判断材料となります。

今までの経験の中で得たスキルでなにが出来るか、そしてなにをやりたいかを伝えてください。

自分の価値を知ってもらうことも含め、しっかりとした考えがある人だという印象を与えられます。

転職が多い理由を聞かれたら……

面接時、避けては通れない話題だと思います。

しかしこれについてははっきりと、「転職をここで最後にしたい」や
「御社に貢献したい」と伝えることが採用に繋がるかもしれません。

また、「介護のため、やむを得ず離職した」ことなどは伝えてもいいと思います。

ただしこの際、人間関係などのネガティブな内容は理由としては適していません。

仮に採用したとしても、「また人間関係で辞めてしまうのではないか」と思われるかもしれません。

そんな可能性があると見られ、マイナスイメージになる可能性が高いです。

・短期間で前職を退職している場合

半年未満で辞めてしまった方も中にはいると思います。

その場合でも面接でその辺りの理由をはっきりと答え、
問題がないと判断されるとマイナスのイメージになることはありません。

さらにその際は身についているスキルをしっかり話し、
採用担当者に自身の有用性を伝えることが大切です。

転職回数の多い人でも、採用してくれる企業もある?

転職するにあたり、やはり自身の転職回数が不利になることを心配すると思います。

しかし、中には転職回数の多い人をあえて採用する企業もあります。

・様々な会社を見てきた人材だから採用

一つの会社の慣習にとらわれず、様々な物事を柔軟に捉えることができると判断される可能性もあります。

もちろんなにかしらのスキルに特化していたり、独自の人脈を持っている場合もあるでしょう。

そう言った人材を採用したいと考えている企業も少なくありません。

・自分の価値を知っている企業だからこその採用

前述した特化したスキルを持っている人と同じ部分なのですが、
そういった方たちはやはり面接時に、セールスポイントとしてそのことを売り込みます。

そうした人たちは自身のスキルに価値を見出しており、高値で採用してくれる企業へと転職をしています。

企業側としても、喉から手が出るほど欲しい人材と言えるかもしれません。

これらは成功を収めた稀有な人々ではありますが、
このことから改めて履歴書や面接時に「自分ができること」を
しっかりと伝えることの重要性が見えてくると思います。

自身が企業に対してどのような恩恵をもたらすか、どんな利益を生み出すのか。

精神論となってしまいますが、上記の人材のような特化したスキルを持っていなくても、
自信を持って自分を売り込んでいく気概が必要です。

まとめ

  • ポジティブな転職理由を話す。
  • 多くの転職をしてきた結果、身についたスキルを伝える。
  • 自分が企業に対して出来ること、貢献したいということを伝える。
  • 転職の多さについては、ポジティブな内容を伝える。

いずれも当たり前のことではあるのですが、それゆえに重要視されている部分でもあります。

面接の際には自信を持って堂々とすることもそうですが、質問の回答に対し、さらに深い質問を投げかけられるかもしれません。

そうなっても問題がないように、それらの質問への回答をいくつか考えておくことも重要です。

転職回数が多いと言うのは不利な部分かもしれませんが、同時に経験豊富な人材だと言うことをアピールすることのできる強みにもなります。

そしてなにより「今度こそ御社で長く働きたい」という熱意を伝えることが大事でしょう。

不利な部分を有利なものとして捉え、自信を持って履歴書を書き、様々な対策をして面接に臨みましょう。

当記事が、皆様の人生の一助となれば幸いです。

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