50代でパートの履歴書を作成される方は、色んな疑問や確認したいことが沢山あるかと思います。
- 久々に履歴書を書くけど、書き方は?
- 50代でパート履歴書を書く時の注意点は?
- 採用されやすい書き方や例文は?
上記の悩みや疑問を解決する方法をご紹介します。
また、効率的に履歴書を作成できるようにするテクニックもご紹介しますので、是非最後まで読んでください。
パート履歴書の書き方の全体構成とそれぞれの注意点
50代でパートの履歴書を書くとき、まずは文房具店やコンビニなどで一般的に広く流通している履歴書を購入される方が多いでしょう。
そして、日本で使われている履歴書はJIS規格とよばれるフォーマットになっており、どこで購入しても同じ項目の以下構成となっております。
- 基本情報の欄
- 学歴・職歴の欄
- 免許・資格の欄
- 志望動機~アピールポイントの欄
- 本人希望記入欄
上記5つの項目それぞれの書き方と注意点をご紹介します。
①基本情報欄の書き方
基本情報の欄については、一番最初に目に入るところですので、丁寧で分かりやすく書くことを心掛けてください。
書き損じをしたとしら、二重線で訂正印は心象が悪くなりますので、新しく書き直してください。
書くときの注意点
- 年号は統一するようにしましょう。
生年月日や日付は元号か西暦で書くか統一しましょう - 元号で書くときは略して「S」と書かない
昭和をSと書いたり略すことはマナー違反です - ふりがなは平仮名で書く
住所は読めるだろうと横着せずに書きましょう - 顔写真は裏面に名前を書いてから貼る
剝がれた場合でも誰の写真か分かるようにしましょう
上記の注意点を守ったうえで、顔写真はなるべく明るくて好印象を持てそうな写真を添付するようにしましょう。
②学歴・職歴欄の書き方
学歴や職歴は正しい年月で書くようにしましょう。50代になると、最終学歴の正式な年月を思い出すことが難しい場合もあるかと思いますが、もし面接の時に年代と話が嚙み合わないなどがあると印象が悪くなります。
学歴は、最終学歴の1つ手前から書くことがマナーです。
高校が最終学歴であれば、中学から記載するような形になります。
書くときの注意点
- 学歴は最終学歴の1つ前から書く
高校が最終学歴であれば中学から書きます - 学校名や学科・専攻などは略さずに記載
- 学歴と職歴の間は中央に「職歴」と書く
また、ケース別に職歴の書き方をご紹介します。
社会人経験がパートやアルバイトしか無い場合の職歴欄の書き方
”19〇〇年〇月 株式会社△△ 入社(アルバイト)”
記載する職歴欄がほとんど無くて空白になる場合の書き方
以下のように2行や3行を使って、自分の業務内容をより詳しく書くことも可能です。
“19〇〇年〇月 株式会社△△ 入社(アルバイト)
事務作業および来社する取引先の案内対応に従事”
職歴欄にブランク期間がある場合の書き方
空白の期間があると履歴書を見た採用担当者が疑問を持つ可能性がありますので、以下のように空白期間は理由が分かるように記載しましょう。
”20〇〇年〇月~20〇〇年〇月まで育児に専念するため専業主婦”
③免許・資格欄の書き方
免許や資格を保有している場合は、どんな資格でも記載した方が良いでしょう。従事する業務に関係の無い資格だと自分で思って資格を書かない方もいますが、たまたま面接するパート先がそういったスキルの保有者を求めていたといったケースもあります。
なるべく保有している資格は細かいことでも書くようにしましょう。
④志望動機~アピールポイント欄の書き方
志望動機は、採用担当に働きたい気持ちや熱意を伝える欄です。
どんな理由で、なぜこの会社で働きたいと思ったか、働いたらどんなメリットが採用先にあるのかを端的にまとめる必要があります。
50代パートで志望動機の例文(スーパー編)
子供の独立を機に、子育てが一段落しましたので、家計のためにパートを始めようと考えていたところ、貴店の求人を見かけましたので、応募いたしました。貴店の商品の品揃えと良心的な価格が主婦仲間でも好評で、私も普段から利用しているため、勝手に親近感を持っております。また、私は学校のPTA役員を務めていた時期もありますので、コミュニケーション能力には自信があります。笑顔で地域のお客様へ貢献できるように、なるべく長く勤めたいと考えています。
50代パートで志望動機の例文(事務職編)
子供が大学に進学して、朝10時から夜6時頃まで時間が空きましたので、家計の足しにパートを探していたところ、貴社の求人を見かけましたので、応募いたしました。私は出産前まで不動産会社の事務員として物件資料作成や契約書作成から来客対応を7年間行っておりましたので、事務職の経験を活かすことができると考えています。また通勤距離も徒歩10分と通いやすい距離のため、できるならば長く勤めることを希望しております。
⑤本人希望記入欄の書き方
本人希望欄については、勤務時間やシフトの曜日など、自分が勤務したいと考えている日時の条件を記入する欄となります。
しかし、ここにあまりにも細かい条件を記載すると、融通の効かない方だと思われる可能性がありますので、最低限の条件だけを記載しましょう。
書くときの注意点
- 最低限の希望を1行・2行程度記入する
細かく曜日や時間を沢山書きすぎると面接に進みにくい - 時に希望が無い場合は「貴社の規定に従います」と記載
50代のパート履歴書の書き方はここが注意
50代のパート履歴書は、20代・30代の時と同じように適当に項目を記入するだけでなく、50代なりの書き方があります。
採用担当者は、50代を採用するときに以下のデメリットとメリットを考えています。
50代のパートを採用するメリット
- 若い人よりも長く勤めてくれそう
- 若年層よりも社会の常識を理解してそう
- スキルや経験があると良い
50代のパートを採用するデメリット
- 若い人より体力が無いため、長時間勤務は難しそう
- PC作業や機械の操作は苦手そう
- 家族の介護や子育てなどで勤務時間が短いのでは
上記のようなメリット部分を自分を採用したら得られるという点を担当者へアピールしたうえで、デメリットの部分は解決できるポイントをアピールすることが重要となってきます。
若い人よりも知識や経験・将来的に長く勤務することができることを履歴書に含めるようにしましょう。
パートの履歴書を作成するならPCが良い理由
履歴書を作成するときに、コンビニや文房具屋さん・書店などで履歴書を購入される方も多いかと思います。
しかし、パートの履歴書は手書きよりもPC作成をすることをオススメします。
PCで作成することによるメリットを紹介します。
①テンプレートが無料でダウンロード可能
日本の履歴書で一般的に流通しているJIS規格の履歴書は、インターネットで無料でダウンロードすることが可能です。
コンビニで120円~300円で購入のうえ、印刷した自分の写真を貼り付けるよりも、無料でダウンロードできる履歴書に写真データを貼り付けて印刷した方がコストパフォーマンスが圧倒的に良いです。
また、書き損じをした場合は、訂正印はマナー違反のため、再度新しく書き直すと毎回費用がかさみます。
②何度も利用できるため効率的
採用が上手くいかない場合は同じことを同じフォーマットの履歴書へ毎回手書きをするのは非効率です。
昔は、手書きの履歴書の方が良いとされていましたが、今の時代は手書きで書いているから好印象を持たれるということは少なくなりました。
むしろ、採用担当としても印刷された文字の方が読みやすいと感じることも多いです。
また、志望動機や自己PRだけ修正して印刷することが可能です。
③PCスキルがあると好印象を持たれる
手書きで昔ながらの履歴書を提出するよりも、PCで印刷した履歴書を持参する方の方が、ITやパソコンを使いこなせる人だという印象を持たれやすいです。
今の時代、どんな業務でもタブレット端末やPC入力が使われており、会社によってはパートの勤怠管理はスマホで管理されている場合もあります。
50代だからそういったIT面の操作が不安だと感じる採用担当者もいるため、履歴書をPCで作成して印刷したものを提出した方が好印象を持たれるでしょう。
PCで作成するならオススメの方法
インターネットでダウンロードできるJIS規格の履歴書は、PDF形式となっているため、PDF編集ソフトをインストールしないとPCで編集することができません。
PCでPDFの履歴書に文字の記入や証明写真の挿入をするのであれば、PDFelement(PDFエレメント)がオススメです。
PDFelementを使ってパート履歴書を作成する手順をご紹介します。
①無料ダウンロード
「無料ダウンロード」からダウンロードしてイントールを進めます。
②PDFの履歴書ダウンロード
PDFエレメントの公式サイトで、JIS規格の履歴書がダウンロード可能ですので、そちらからダウンロードしましょう。
③編集して印刷
ダウンロード後は、履歴書を編集して印刷が可能となります。
まとめ:50代のパート履歴書の書き方について
50代のパート履歴書の書き方について、注意点やテクニック面・考え方を紹介しました。
また、パート履歴書を作成するには、PCでPDFエレメントを利用することのメリットをご紹介しました。
若い時にアルバイトやパートをしたことのある人でも、50代になると時代の変化や状況の変化があるため、注意点を意識して履歴書の作成を頑張ってください。