介護・福祉

訪問介護に向いてる人の特徴3つ。仕事内容や給料なども

訪問介護に向いてる人

「訪問介護」の仕事内容を皆さんはご存知でしょうか?

「訪問介護」という職業について、テレビや雑誌・ビジネスシーンなどで見聞きしたことがある方も多いのではないでしょうか。

「訪問介護」の仕事内容や仕事のやりがい・つらいこと・向いてる人の特徴・なりかたなどを知っていないと転職活動ができません。

今回は、現役で「訪問介護」として活躍されている方に、インタビューのうえ、実体験を踏まえて根掘り葉掘り聞いてみましたので、これから目指そうと考えている方の参考になることでしょう。

訪問介護の仕事内容と給料

仕事内容

私は、3時間のパートで、ケアマネジャーと社員の方の指示で、業務内容を遂行します。

利用者様のお家に行って、おむつ交換をしたり、食事介助、服薬介助、利用者様を車いすからベッドへの移動介助、トイレ誘導
を行ったりします。

訪問介護ですが、私の施設は。

定期巡回と言って、つい数年前に、新しく導入された介護保険サービスを取り入れている、施設です。

定期巡回とは、身体介護を中心とした短時間の介護サービスを1日に複数回受けることができる介護サービスです。

利用者様は、1日に何回も介護を受けることができるサービスですが、
高齢者の数が、年々増えており、利用したいという利用者様の数が多く、3時間の間に、11件回らないといけない
という時もありました。

1件につき、15分から20分までに、業務を終わらせないといけないので、いかに、効率よく仕事をするか、
あと、訪問介護は、時間が命なので、利用者様の家の道をいかに、効率よくたどり着くことができるか、そのルートも
把握しないといけないところが、あるので、裏道をいろいろと覚えたり調べたりするのも、訪問介護では、大事な仕事のひとつでした。

給料や年収

一般的に年収300万円~400万円程度です。

資格があれば450万円前後、管理者であれば500万~600万となります。

訪問介護の仕事のやりがい

仕事の面白味は、利用者様やその家族様から「ありがとう、助かったよ」と言っていただけたことです。

仕事するのが、しんどいなぁと思っても、やっぱり、利用者様には、関係ないので、笑顔で接して一生懸命仕事をすると
相手も、喜んでくれて、感謝の言葉を、いただくと、それだけで、頑張ってよかったっとおもいます。

楽しさは、今日食べた昼ご飯のことを、まったく覚えられない認知症の方が、以前、私と話した会話の内容を、何かの拍子で
思い出して、語ってくれた時は、何とも言えない嬉しさを感じる時があります。

私の話を、ちゃんと、聞いててくれて、心の片隅に
残してくれたのかな、と思ったりして。

また、ペットを飼っている利用様で、たった数分の訪問にもかかわらず、かわいがっていたら、数か月でとても、懐いてくれて、
「こんなに、懐いて寄ってきてくれるのは、あなただけやで」と言われると、嬉しくなっていつしか、その利用者様の家に
行くのもとても、楽しみになってきます。

訪問介護の仕事で辛いこと

訪問介護で辛いことは、言われていない業務内容を、突然利用者様から、言われて
(例えば、いるものがあるから、今から買い物に行ってきてほしいとか、庭の草むしりをしてほしいとか)
おむつ交換だけで、入っているお家に、買い物業務や、庭の草むしりは、基本NGだったりするので、お断りするのですが、お断りすると、
激しい文句の嵐を浴びせられることもあります。

利用者様の家は、様々な家があって、リアル「家政婦は見た」な気分を味わえることがあります。

例えば、訪問したら、突然家族喧嘩が、勃発していて、止めに入って、話を聞いたり、男性一人暮らしの利用者様のお宅であれば、訪問したら、
アダルトビデオをみている最中で、お互い気まずい状態だったこともあります。

他人のプライベートな部分に、入っていくので、どこまで、関わっていいのか、わからない時があり、その線引きが難しいなぁと
思うことがあります。

分からないことが、あれば、社員の方に、相談するようには、して解決するか、利用者様のちょっとしたきつい言葉は、真に受けずに、流していいかな
と、自分の中で流したりするようには、しています。

訪問介護へ向いている人の特徴3つ

向いてる人の特徴3つ
  1. 人の役に立ちたい!と思う心が強い人
  2. お年寄りが、大好きな人
  3. きつく言われても気にしない人

①人のために、何か役に立ちたい!と思う心が強い人

この仕事は、奉仕の心が、ないと基本できないと思うからです。

ありがとうという、感謝の言葉もなく、やってもらって当たり前という利用者様もおられます。

もちろん、そのやってもらって当然!という態度が嫌で、この利用者様の家に行くのは嫌だとも
言えないので、(もちろん、相性というものがあるので、拒否することもありだとは、思います)
その介護の仕事ができた!という、達成感がもてる人ではないと、続けるのは、難しいと思います。

中には、最高級ホテル並みの接客を、求めてこられ、あなたの言葉遣いが気に入らないとか些細な
ことで、クレームを言ってこられる利用者様もたくさんおられるので、ひたすら、その方の立場にたって
奉仕するという意識を維持して、どうやったら、喜んでもらえるか、と常に考えられる人には
とても、天職だとは、思います。

②お年寄りが、大好きな人

人間年を取ると、丸くなっていけば、いいのですが、中には硬くなって頑固になられる方もおられます。

他人の、下の世話や、家族がかかわりたくないから、簡単な服薬介助すらも、いまは、お金を出して、
他人に頼むようになっています。

お年寄りのイメージは、手がかかって認知症にもなると、どう介護していいのかわからない。

おむつ交換すら、嫌だという家族様も増えてきているなぁと思います。

わたしは, お年寄りから、学ぶことがたくさん多く、認知症を患っている方でも、割と若いころの仕事や育児をされている
時の記憶は、大変鮮明に覚えている方多く、話を聞いていて、すごいなぁ~とかもっと、話を聞いていたいけど、
時間がないから、聞けなくて残念だなぁっと思うことのが多いので、やはり、お年寄りから、話を聞くことが大好きな方にとっては、
天職だと思います。

③きつく言われても、物事をあまり気にしない人

この仕事で、一番つらいのが、暴言・暴力を浴びせられたりすることが、一番つらいです。

訪問介護は、利用者様にとっては、自分の家だけのことしか、考えておられない方もいるのですが、ヘルパーにとっては、何件か回っているうちの
一件なので、一生懸命指定された時間に間に合うように、頑張って仕事をするのですが、やはり、ロボット相手ではなく、人間を相手にしているので、
突然のアクシデントに見舞われたりすることがあります。

そして、そうなってくると、指定された時間よりも遅くなってしまうこともあります。

そんなときに、「遅い」と言われると、心がぽきっとくじかれることがあり、何日も落ち込んでしまった事がありました。

最近は、そういわれても、気にしないようにはしています。

訪問介護の仕事をされる方は、極力、何を言われても、気にしないメンタルを持っていると、相当有利だと思います。

訪問介護へ向いていない人の特徴3つ

向いてない人の特徴3つ
  1. 感情的になってしまう人
  2. コミュニケーションが取れない人
  3. 車の運転が苦手な人

①感情的になってしまう人

人間相手の仕事なので、利用者様から、きつい言葉を言われる場面に遭遇することが、あったり、
中には、認知症ではないけれど、精神的に病んでいる方とも接することがあります。

そして、認知症や精神的に病んでいる方は、認知力の低下から、自分の置かれた状況が、いまいち理解できていないことがあり、
不安になって、突然とカッと怒り出して、その牙を訪問介護員にむけてくることがあります。

施設と違って、訪問介護は、基本利用者様と訪問介護の一対一のやり取りなので、なにかあっても、代わりの職員が来て、
助けてくれることもなければ、自分がかっとなって、利用者様に手をだしそうになっても、止めてくれる人は、いません。

介護の仕事は、奉仕の心も、大事ですが、なんでもかんでも、やってあげたらいいというわけではないので、時には、利用者様には、心を鬼にして、「してあげたいけど、それは、できないんです」と根気よく丁寧に伝える作業があるので、その時にカッとなってしまうと、信頼関係も崩壊するので、感情的にならずに、
冷静で入れるひとであれば、いいと思います。

②コミュニケーションが取れない人

コミュニケーションが取れない人、というのは、基本的な挨拶ができない人です。

不器用でも、口下手でも基本的な挨拶や、ねぎらいの言葉をかけて上げれる人なら、いいのですが、よく訪問介護の仕事をして、利用者様から
あまり、快く思わない訪問介護員の愚痴を聞かされることもあります。

その利用者様が、共通して、あげられることがあります。

それは、「あの人は、入ってきたら、挨拶をしない。

気づいたら、自分の目の前に立っていて、びっくりした。

あと、帰るときも、私がしんどいって
言っているのに、お大事に!とか体に気を付けてね!とか、ば体をいたわってくれる一言もなく、帰っていくから、嫌だ」と

挨拶や思いやりの言葉を言えない人は、お年寄りの方は、共通して嫌がられます。

逆に、おとなしくても、仕事を黙々としていても、「こんにちわ、さようなら、また、来ますね」という言葉が言える人は、
目立って気に入られることもないけど、嫌がられることもありません。

③車の運転が苦手で、車の事故歴が多い人

訪問介護は、基本、自分で車の運転をして移動することが、必須になってきます。

お年寄りの住んでいる家は、たいがい、細い路地がおおいですし、大通りを通っていたら、渋滞に巻き込まれて、
訪問先にたどり着くのに、大変時間がかかることが多いので、たいてい、教えてもらう道も、裏道を教えてもらいます。

そして、その裏道は、たいてい、細い道が多く、2台ギリギリすり抜けられる細さの道や、1台しか通れない道で、前から車が来ませんようにと
祈りながら、走ることもあります。

そして、来てしまったら、私は、事故をするのが、怖いので、真っ先にバックして、道を譲ります。

利用者様の家のスペースをお借りして、駐車をすることも、ありますが、それが、車1台ギリギリ止められる幅しかない家もあります。

訪問介護は、介護技術は、もちろんのこと、運転の技術が問われる時があります。

運転が苦手で、事故をよくするという人は、向いていないと思います。

訪問介護になるには?

求人広告やハローワークに、募集がたくさんあるので、そこが一番いいと思います。

介護の仕事をするには、未経験でもできますが、きちんとした施設であれば、初任者研修の資格(旧ホームヘルパー2級)がないと、おむつ交換や食事介助といった
介護の仕事をさせてもらえないので、まず、どこかで、初任者研修の資格を取得することになります。

未経験となると、訪問介護は、生活援助と言って、利用者様の家の掃除やご飯作りしかさせてもらえません。

初任者研修は、講習と実技講習をうけたら取得できます。

訪問介護は、頑張れば、だれでも、介護福祉士という国家資格を受験して、資格を取得することができます。

介護の需要が、高まっている今、この介護福祉士という資格は、相当有利です。

食いぱっぐれない、資格にあげられることもあります。

持っていたら、だいたいの施設では、採用されます。

訪問介護の、道に踏み出せたら、次は、介護福祉士の資格を取ることを強くお勧めします。

介護の仕事は、きついけど、やりがいがあるし、利用者様から救われることもあるので、資格もないし、できるかわからないという人は、
ぜひ、飛び込んでみてほしい世界です。

高齢者が増えていく昨今、介護の現場は、人手不足で、悲鳴を上げているので、現状を目の当たりにしているので、
介護の仕事をする人が、増えていくことを願っています。

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