「AIの発展によって、機械に仕事が奪われるかもしれない…」「自分の仕事は大丈夫?」と不安に感じている方は多いことでしょう。
AIや科学技術の発展により、仕事のあり方は大きな変化を与えようとしています。
その一方で、AIがどれだけ発展して私たちの仕事を脅かしても、需要のある仕事はあります。
今回は、生き残ることができる職業をランキング形式でご紹介し、生き残る仕事の特徴を解説します。
また、AIでなくなってしまう仕事の特徴も解説しますので、参考にしてみてください。
生き残る職業ランキングTOP10!
第10位 縫製工
近年、アパレル業界では、大量生産方式ではなく、オーダーメイド製品を少量販売する方法が目立っています。
さらに、リユースビジネスの拡大により、高い技術を持った縫製工の需要が高まっていると言えます。
第9位 心理カウンセラー
相談者の精神状態を観察して話を聞き、アドバイスの言葉をかける心理カウンセラーの仕事は、AIには務まりません。
感情を持つ人間にしか務まらない仕事です。
第8位 保育士
保育士の仕事で大切なのは、子どもの気持ちや親の立場に寄り添うこと。
人と人の関わりが重要な仕事ですので、AIにはでき得ません。
また、共働き世帯も増加しており、需要はなくならないと言えます。
第7位 介護士
高齢者社会と呼ばれる現代に欠かせない仕事が介護士です。
介護士の仕事は、患者の痛みや感覚を敏感に察知し、視野を広くもって柔軟に対応する必要があります。
また、患者とのコミュニケーションも重要になりますので、AIにはできない仕事です。
第6位 営業職
商品やサービスを提案して販売する営業職には、相手とのコミュニケーションが非常に重要になってきます。
特に提案活動では、相手の感情や発言の裏にある考え、ニーズをくみ取った提案が大切になってきます。
相手とのコミュニケーションによって読み取る必要がありますので、AIに代わりは務まりません。
第5位 農家
近年、IT技術の変化により、作業の自動化・作業負担の軽減を実現する「スマート農業」 が登場し、農業のあり方は大きく変化しています。
今後もロボット農機の登場は期待されていますが、人間の食を支える農業は私たちにとって必要不可欠。
市場の成長も見込めるため、将来性は十二分にあります。
第4位 クリエイター職
クリエイター職とは、デザイナー、ライター、プロデューサー、カメラマン、アーティストなど、自らの感性で作品や価値を生み出す仕事のこと。
クリエイティブな思考が要求されますので、人間にしか出来ない仕事だと言えます。
第3位 医療系の職業
少子高齢化が進行する現代では、医療系の職業は欠かせない存在となっています。
医師や看護師、病院調理員、放射線技師、薬剤師など、患者の状態を観察し状態に合わせた仕事をする必要があるため、AIに代替はできません。
第2位 ウェブ広告関係の職業
広告は、企業の宣伝戦略に欠かせません。
インターネットやSNSが普及した現代では、ウェブ広告の需要は非常に高まっていると言えます。
第1位 ITエンジニア
AIエンジニアやデータサイエンティスト、セキュリティエンジニア、ゲームエンジニアなどのITエンジニアは非常に需要が高いです。
さまざまな分野で需要があり、IT技術の発展が見込める限りはITエンジニアの需要がなくなることはないでしょう。
将来なくならない仕事の特徴4つ
業界が成長し続けている
IT業界やウェブ広告業界など、業界の成長が見込めれば、需要が高いと言えます。
需要が高ければ必然的に仕事がなくなることはありませんので、AIに仕事が奪われる可能性は低いです。
社会的ニーズがなくならない
社会的ニーズが継続的に見込める仕事は、将来的にも安定する仕事だと言えます。
たとえば、少子高齢化などの社会的な問題にかかわる仕事や、医療や農業のように衣食住の基本的な生活に密着した仕事は需要が高まり続けるでしょう。
正解がない仕事である
患者の状態に合わせた仕事を行う医療関係の仕事や、依頼者を満足させるコンサルタントの仕事には、正解がありません。
達成する手段が1つではありませんので、AIに仕事を学習させることができません。
クリエイティブな職業である
個人の創造性を発揮するクリエイターの仕事は、人間にしかできない仕事だと言えます。
AIは決まった法則のもとで仕事を行いますので、創造的な仕事はできません。
そのため、企画量や創造力を使って独自的な価値を生み出すクリエイターは、今後も需要が高まっていくでしょう。
そもそも機械では代わりにならない
AIには得意・不得意があり、機械ではできない仕事があります。
特にコミュニケーションが必要とされる仕事。
人の感情を読み取り、コミュニケーションをとって臨機応変に対応する仕事は人間にしかできない仕事ですので、機械では代わりにはなりません。
AIでなくなってしまう仕事の特徴
単純作業であったり、莫大なデータを扱ったりする
AIが得意な仕事の1つである単純作業。
たとえば、データや数字を扱う仕事や事務処理作業、ピッキング作業は、処理能力が高いうえにヒューマンエラーを起こすことがなく、24時間休みなしで仕事を続けることができます。
また、銀行員や証券会社の従業員が行ってきた市場分析やデータをもとにした未来予知などもAIに仕事を奪われるでしょう。
莫大なデータを扱ったり、単純作業を行ったりする仕事はAIが代替できます。
危険な作業がある
建設現場などの危険な作業がある場合は、AIが代替していく可能性が高くあります。
作業員の安全装備の未装着や危険行動を察知するAIが登場するなど、危険な作業のある現場にAIが登場していますので、今後もどんどん代替していくでしょう。
重労働である
人間にとって重労働である作業は、AIが代替すると言われています。
たとえば、高温環境で仕事をするのは非常に大変ですよね。
AIが人間の代わりに作業をする機会が登場しているのです。
このように、重労働である作業の代わりになる機械がどんどん登場していくのです。
判断力がいらない
顧客とコミュニケーションをとる中で判断したり、個人情報を扱ったりなど、判断力が必要な仕事はAIに代替できません。
しかし、判断力の必要がない作業ではAIが代わりを務めることができます。
たとえば、無人コンビニ。
システム化によりコンピュータ上で完結できるものはAIが最も得意な分野ですので、機械が代替していくでしょう。
監視や警備の仕事である
監視・警備に関する仕事は、カメラを設置しておけばシステムが異常を察知してくれるようになります。
以前のように、見回りを行う必要は少なくなってきていますよね。
また、スポ、ーツの分野でも、ビデオ判定やタイム計測など、人よりも正確に行えるAIの導入が進んでいます。
まとめ:人間にしかできないスキルを身につけよう!
将来生き残る職業の大きな特徴は、「人間にできないスキル」があることです。
AIが代わりにならないスキルを身につけ、仕事に活かしていくことが大切になってきます。
今後、就職や転職を考えている方は、AIが代替できない仕事に絞って就職先を探すのもいいかもしれません。
人間にしかできないスキル、たとえばコミュニケーション能力や企画力、判断力、医療系の資格などを身につけ、AIに負けない仕事をしていきましょう!