退職・職場の悩み

【実例あり】体調不良で仕事を休みがちな時の解決方法

体調不良で仕事を休みがち

最近、体調が優れなくてなかなか満足に仕事をすることができない……そんな時はどうしたらいいのか、解決方法を詳しくご紹介していきます!

著者も過去にこの問題に直面したことがあり、非常に悩みました。

この記事の最後でどうやって解決したのか、体験もご紹介していきます。

少しでもお役に立てたら幸いです。

それでは順番に見ていきましょう。

体調不良で休みがちな人に見られる特徴とは?

ノートとペン

どんな症状があるか?

倦怠感、めまい、貧血、吐き気、頭痛、腹痛など症状は人それぞれ。

一日休めば治るという人もいると思いますが、数日経っても症状が続くようなら何らかの病気が潜んでいる可能性があります。

まずは病院へ

そういう場合はとにかく早めに病院へ行きましょう。

原因を突き止めることは今後どういった対応を取るかというところにも影響してきます。

また、もしそれが重大な病気だった場合、早期発見により重症化を防ぎ、治療費も抑えることができます。

病院へ行き、原因が分かったら、次に考えるのは「仕事を続けるのか?辞めるのか?」ということ。

次の項目から「仕事を続ける場合」「仕事を辞める場合」それぞれのメリットとデメリットを確認していきましょう。

体調不良で休みがちでも仕事を続ける場合のメリット

提案する画像

まずは「仕事を続ける場合のメリット」です。

休職制度が利用できる

会社の就業規則には「休職制度」というものがあります。

これは社員が病気などで働くことができない場合に長期の休みを取ることができるという制度です。

これを利用すれば病気の為に会社を辞める必要はありません。

病気が治り、働けるようになったら復職することができるのでとても便利な制度です。

休職している間は働くことができませんので、原則として給料は出ません。

しかし、健康保険に加入していれば「傷病手当金」というものが受け取れる場合があります。

休職制度を利用する為の方法

かかりつけ医の「診断書」というものが必要になります。

「診断書」というのは、その患者の詳しい症状、仕事や日常生活を自力で行えるかどうか等が医師によって詳細に書かれた書類のことで分かりやすく言うと「その患者の病気を明確にする証明書」になります。

これを会社に提出することによって、会社側は「この人は本当に休息が必要かどうか」を判断します。

補足ですが、「診断書」をもらうためにはある程度の料金がかかります。

だいたい¥2000(+消費税)のところが多いです。

体調不良で休みがちでも仕事を続ける場合のデメリット

疑問を持つスーツの男性

次に「仕事を続ける場合のデメリット」です。

体調が回復しない

無理して仕事を続ける為、充分な休息期間が得られず、当然ながら体調は回復しません。

症状が悪化したり、違う病気を併発する恐れがある

体調が優れないまま仕事を続けるということは、身体を酷使するということです。

そうなるとますます症状は悪化し、違う病気を併発する可能性があります。

体調が悪い中で仕事をしていると、周りの人に気を遣うことになります。

当然ながら周りの人も自分に気を遣います。

周りに心配や迷惑を掛けるだけではなく、「皆に申し訳ない」という自分自身のネガティブな気持ちが、
やがてはうつ病といった精神疾患を発症する原因にもなります。

欠勤を繰り返すとクビになる恐れがある

「仕事を続ける場合のデメリット」で一番危険なのが欠勤、遅刻、早退を繰り返すとクビになる恐れがあるということです。

一般的に会社は、社員が自分から退職を申し出ない限りは辞めさせることができません。

しかし、周りに迷惑を掛ける行為を社員が行った場合や再三注意をしても改善が見られない場合は社員を辞めさせることができます。

自分自身は「体調不良だけど何とか仕事をしよう」と頑張っているつもりでも、会社側からは「この人は会社に貢献する気があるのか」とか
「働きたくないけど給料は欲しいからと無理矢理会社にしがみついている。

給料泥棒だ」と思われている可能性も充分にあるということです。

体調不良で休みがち。だから仕事を辞める場合のメリット

新しい一歩を踏み出す人

次に「仕事を辞める場合のメリット」です。

体調が回復する

仕事を辞めると当然ながら充分な休息期間が得られます。

その為、体調は回復に向かうでしょう。

失業保険を受給できる

会社で雇用保険に加入していた場合は、失業保険を受給することができます。

大抵の場合、受給するには3か月の待期期間が必要になりますが、病気が理由で辞めた場合はこの待期期間が免除され、
資格を得てから一週間程で受給することが可能です。

ただし、その為にはかかりつけ医の「診断書」が必要となります。

また、辞める原因となった病気が職業安定所指定の三大疾病(うつ病、統合失調症、てんかん)だった場合は、通常の倍近くとなる受給期間が得られるので、
これは「仕事を辞める場合の最大のメリット」と言えるでしょう。

自分に合った仕事を探す為、転職活動ができる

何らかの病気だった場合その原因は人それぞれですが、「今の仕事が自分に合っていないから病気になってしまった」という場合もあるでしょう。

そういう場合は、今の仕事を辞めることによって「自分に合った仕事を探すことができる」というメリットがあります。

今の仕事が自分に合っていない。

だからストレスが溜まって病気になってしまった。

とはっきり自覚している場合は思い切って今の仕事を辞め、

病気を治療して完治したら心機一転、転職活動に励む、という選択をするのも良いでしょう。

体調不良で休みがち。だから仕事を辞める場合のデメリット

悩む女性

次は「仕事を辞める場合のデメリット」です。

無給になる為、生活の不安が生じる

「生活に困らない程度の貯金がある」とか「失業保険をすぐに受給できる」という人は問題ないですが、中には「そのどちらにも該当しない人」が必ずいると思います。

そういう人にとっての一番のデメリットがこの、収入が得られない為、生活の不安が生じるということでしょう。

職場の人間関係がリセットされる

「会社に勤める」ということは即ち「組織に所属する」ということです。

それは様々な人との繋がりを築くことでもあります。

仕事を辞めるということはその「会社で今まで築き上げてきた人間関係がリセットされる」ということになります。

仲の良い人とは仕事を辞めた後でも交流が続くかもしれません。

しかし、大抵は会社を辞めたことで疎遠になってしまうことの方が多いと感じます。

その会社に長く勤めた人ほど広く深い人間関係を築いているので、辞めることでそれがリセットされてしまうのは非常に惜しいです。

また、病気が完治して転職活動をし、新しい会社に入れたとしてもそこでまた一から人間関係を築いていく必要があります。

それはある意味、仕事そのものよりも非常に根気がいる作業ではないでしょうか。

体調不良で仕事を休みがちだった時の私の体験談

気分のチェックシート

「仕事を続ける場合」「仕事を辞める場合」それぞれのメリットとデメリットを確認してきました。

ここまで来たら、自分がどう行動するべきなのかを何となく頭に思い描いた人もいるでしょう。

最後に、著者がこの問題に直面した時の体験談をご紹介したいと思います。

①状況

残業が多くて多忙だった為、体調を崩して欠勤を繰り返していました
そのまま仕事を続けていましたが、ある日突然体調が悪化。

仕事を早退し、病院に駆け込みました。

②症状と診断結果

強い閉塞感や倦怠感、耳鳴りで、はっきりとした病名は不明。

耳鼻科の医者曰く「ストレスによるもので休息が必要」とのことでした。

③上司へ相談

二週間程、休職させてもらいたいと申し出たところ「診断書がないから同意できない。

それにあなたは欠勤を繰り返しているから会社にとっては迷惑、環境が合わないなら他に行くしかない、辞めるか無理矢理続けるか選んでくれ」と言われました。

この時点での選択肢は「診断書をもらって休職をする」か「無理矢理仕事を続ける」か「仕事を辞める」です。

④やったこと

・診断書を請求……再度、耳鼻科を受診、事情を説明して「診断書が欲しい」と言いました。

しかし、「病名が不明なので診断書は出せない。

心療内科に行ってみては」とのこと。

・心療内科を受診……診断の結果「自律神経失調症」という病名が分かり、診断書を出してもらうことができました。

⑤最終判断

「休職」ではなく「退職」を選びました。

理由は「二週間程の休職をして復職できても、多忙な会社の体質が自分には合わないから体調が完全に治ることはないだろう」と思ったから。

⑥結果

心療内科で貰った診断書は失業保険受給の為に使用し、じっくり休息を取ることで治療に専念しました。

その結果、病気は治り、心機一転始めた転職活動で自分に合った会社と出会うことができました。

まとめ

手錠が千切れて自由になる

この問題に直面した時に一番感じたのは、「自分がどうしたいか」です。

体調が悪い時は判断が鈍り、正しい選択ができなくなります。

その結果、周りの人の意見や環境に流されてしまったり、周りに迷惑を掛けているとネガティブな考えに陥り、自分を追い込んでしまいがちです。

しかし、そんな時こそ一度心を落ち着かせて、自分の気持ちや身体としっかり向き合うことが大事です。

大事なのは周りの人でも会社でもありません。

自分自身が毎日健康で、元気でいることです。

そうある為にはどうするべきなのか、じっくり考えて答えを出していくべきではないでしょうか。

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STANDBY編集部
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