皆さんが生活していく上で、仕事をして収入を得るということは、避けては通れない必須項目です。
しかし、仕事をする上での人間関係が面倒に感じたり、そもそも人に興味がなく関わりたくないと思っている人も
少なくはないと思います。
他人に興味がないことにより、社会で働いていく上で苦労やデメリットはあるのか、興味や関わりを持たなければいけないのかと悩んでいるかたにとって少しでも参考になれればと思います。
他人に興味がない人とはどんな人か
①他人の仕事内容に興味がない人
他者の仕事への成果や、仕事のやり方、やる気があるかないか等に興味がない人のことを指します。
他人の仕事への取り組みに自身のモチベーションを左右されないのは良いことですが、向上心やモチベーションがそもそも上がりにくい人が多いです。
このタイプの方は、自分のモチベーション維持の為、日常的な目標を持っていたほうが良いと思います。
③職場の人の人間性そのものに興味がない人
職場で仲良くなったりして、仕事以外の時間で食事等にいったり、仕事中におしゃべりをするなどの行為に興味がない人のことを指します。
仕事とプライベートを分けてる人が多く、メリハリというメリットもありますが、メリハリのつけすぎはデメリットにもなります。
また、メリハリをつけすぎると孤立しやすいというデメリットもあります。
社内営業や、最低限のコミュニケーションも大切にした方が良いでしょう。
③職場で人との関わりを持ちたくない人
興味がないことにより、誰かと一緒に仕事をしたり干渉されることを嫌がる人のことを指します。
営業や接客業などの知らない人だけではなく、毎日顔を合わせる同じ部署の人でも関わりを持ちたくないと思う方は、人見知りであったり、関わり自体が嫌いな人が多いです。
このような場合は、関わりたいけど上手く出来ないのか、それとも関わりたくないのかがその人自身の大切な判断基準になります。
しかし、どちらにしても苦手なことを続けるのはストレスになり悪影響が出るため、そのようなストレスが溜まりにくい職種や職場を見付けるのが良いと思います。
他人に興味がないのは将来的に社会人として大丈夫か
結論から言いますと、問題はないです。
この場合の問題がないというものは、収入を得ていく上で働かないといけないですが、
収入を得る上で他人に無関心であったり、他人とあまり関わりたくない人でも収入のレベルがかわったり、将来仕事がなくなるということはないという意味です。
しかし仕事をしていく上で、人と関わることを一切しないということはほぼ不可能なため、最低限のビジネスマナーを持てるようにしましょう。
笑顔を意識して、プライベートの話なども和気あいあいとするといったものは必要ないので、基本的な業務連絡をしっかりすることが大切だと思います。
職場とは、仕事をして収入をもらうために来る場所なので、やるべきことをしっかりやっていれば、よほど愛想の悪い態度をとらなければ成立していきます。
他人に興味がない人が向いてる仕事
それでは、他人に興味がない人は具体的にどのような仕事が向いているのかを、一部ご紹介します。
・運送ドライバー
トラック等を運転することが主になり、移動時間、積み降ろしなどが大半のため、人と関わることはほとんどないです。
運転が好きで、人とあまり関わりたくない人にはおすすめです。
ただ、トラックのサイズによっては運転免許の資格が必要であったり、会社の選択を誤ると二人以上での車移動などの場合、車内での会話に疲れてしまうので、その部分は選ぶ際に注意が必要です。
・清掃員
ビル、オフィス、博物館などの清掃員を見かけたことがある人も多いと思います。
清掃員の人は、掃除が仕事のメインであるため、人と関わることはほとんどなく、同じ事を繰り返し行うのが得意な人には向いているでしょう。
また、掃除中に知らない人に声をかけられるのが不安という人は、夜間清掃や、開館前清掃などを選ぶと人のいない時間帯に仕事が出来ます。
ただ、見た目以上にかなり体力を使う仕事のため、肉体労働が苦手なかたや、腰痛持ちの人はあまりおすすめできません。
・倉庫内作業
倉庫の中で自分の担当しているポジションで、黙々と仕分けなどをおこなう仕事です。
倉庫内作業といっても、ラベル貼りや検品、荷物の乗せかえなど種類は様々あるのも魅力です。
自分に合っている職種を探すのが良いと思います。
基本的に流れ作業のようなものが多く、人と話すタイミングというのはあまりないところが多いです。
ただ、こういった倉庫内作業の多くは給料がなかなかあがりにくく、責任者などのポジションにつかなければ金銭面での将来の不安がいずれ出やすい職種でもあります。
・在宅ワーカー
近年ではフリーランスの方が増え、企業に縛られない働き方をしている人が多くなってきました。
在宅といっても、様々あり、Webエンジニアや、Webライター、物販、アフィリエイト等々多岐にわたります。
このような仕事は大半が家やカフェなどで一人でやることが多く、何処かから仕事を受注する場合もメールなどのやりとりがほとんどのため、対面や電話等で話をしたり、出勤して大勢の人と会うこともないです。
パソコンや機械に詳しくなくても始められ、成果をあげていくことは出来ますが、基本的にはどれも成果報酬という結果により金銭を得ることのできるものが多いです。
企業に雇われる違いとしては、決まったお金を受け取れることが約束されていないという点が、やる人にとってはデメリットと言えるでしょう。
他人に興味がない人が向いてない仕事
・接客業
居酒屋、レストラン、アパレルなどのお客さんを相手にする仕事です。
初めての人と話すのが苦手だったり緊張してしまう人には不向きと言えます。
しかし、興味はないけど初対面の人と話すのは平気等、職場内での関わりだけを苦手とする人は接客のほうが向いている場合もあります。
・営業
こちらも接客業同様、初めての人との関わりを多く求められる仕事のため、他人に興味がない人には不向きと言えます。
また、営業となるとある程度の長い時間を相手と過ごさなければならないため、会話の切り出しや相手の話に対する返答をしなければなりません。
興味がない場合、このような時に的はずれな答えを言ってしまったりなどして仕事に影響が出てしまうケースもあるようです。
他にも、弁護士や心理カウンセラーなど、相手の気持ちに寄り添い考えないといけない仕事は不向きと言えるでしょう。
他人と極力関わらない仕事をするメリット・デメリット
メリット
・人間関係のトラブルに巻き込まれにくい
人に興味がないため、陰口を言ったり、言い争いに巻き込まれるなどのことは少ないでしょう。
・他人にペースを乱されることが少ない
工場や配送ドライバーなどでも、自分一人の作業で完結する仕事は、ノルマは守らなければなりませんが、他人による影響というものは少なく、余計なストレスは溜まりにくいです。
また、フリーランスなどの在宅になるとそれに加えて、仕事をやるタイミング等も自分で決めれるため、よりストレスフリーにはなりやすいと言えるでしょう。
デメリット
・評価がされにくい
他人とあまり関わらないため、決まったものを決まった時間でやるなどの仕事の場合、周りから評価をされることはなかなかないことが大半です。
・企業で上にたつのは不向き
他人に興味がないため、部下を持ったときに教育をする際、なにがダメなのか、どうした方がいいのか等を説明することが難しいでしょう。
・成長しにくい
人に興味がない人は、自分というものを強く持っている人が多いです。
そのため、話に耳を傾けない、自分の考えを曲げないなどにより、本当は直した方が良いところを直せずに、成果をあげられない人も多くいます。
まとめ
仕事をしていく上で、人との関わりというものは大小問わずゼロにすることは出来ません。
ですが、関わりを少ないものを選ぶことも出来るし、人に興味がないことが悪いということもありません。
確かに、人に興味がないことによるデメリットはありますが、逆を言うと、人に興味がある人にもデメリットがあります。
人に興味がなかったり、関わりを持ちたくない人のことを「社会不適合者」等と比喩されることもありますがそんなことはないとおもいます。
人に興味がなくても仕事に対する成果は出せますので、自身にとって働きやすく、無駄なストレスのかかりにくい働き方をしていくのが良いと思います。