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【デザイナーになるには?】向いてる人3つの要素

デザイナーに向いてる人

デザイナーは、ファッションショーの洋服やバッグのデザインだけでなく、商品のパッケージや店舗の内装や装飾していたりと、様々な物を美しく見せる仕事です。

絵を描くことが好きな人や、オシャレが好きだからという理由で、デザイナーを目指す方も多いですが、実際に仕事をしてみると挫折する方が大半です。

今回は、3年以上デザイナーとして働いている女性の方に、仕事内容やなるには何をすれば良いか・向いてる人の特徴をインタビューしましたので、これから目指そうと考えている方の参考になることでしょう。

デザイナーの仕事内容と給料

仕事内容

デザイナーといっても、何をデザインするかはかなり幅広く、そのジャンルによっても働き方や仕事の範囲などが変わってくると思います。

私の場合は、イラストレーターなどのソフトを使ってできるようなデザインであれば何でもやります。

例えば今までやったものであれば、香水のボトルやパッケージのデザイン、パン屋さんのパッケージデザイン、アクセサリーのデザイン、手鏡などの雑貨や、本の表紙、ライブなどで使う旗、レストランのメニュー などかなり幅広く働ける仕事でもあります。

デザインを必要とするようなものに関しては、手がけることができるので様々な仕事ができると言う特徴があります。

最近はiPadなどでもかなりアプリが高性能になってきているので、iPadでもできるとは思うのですが、基本的にはパソコンを使った方が細やかなデザインができます。

働き方としては個人でフリーランスとして働く姿と思いますが、企業に就職する人もいます。

給料・年収

年収300~500万円前後ですが、雇われとフリーランスで大きく異なってきます。

デザイナーの仕事のやりがい

デザインの仕事をしていてやりがいを感じるときは、実際にデザイン案が完成して、それをクライアントに見せる、そして実際にそれが商品となって実物になったときに1番やりがいを感じます。

自分が頭の中で考えていたデザインが、実物となって目の前に来た時、なにか言いようのない感慨深い気持ちになります。

頭の中にあったものが、実物となる現象は不思議な感覚です。

願いが叶ったような、本当に出来上がったんだ、というような気持ちです。

そして、何より、その商品を手にとったクライアントやお客さんが喜んでくれている姿を見るのはとても嬉しいです。

自分があれこれ悩んで、ようやく形になったものが、人の手に渡り、それが雑貨や香水など、特に日常的に使えるようなものであると、その人が使ってくれていると言うこともやりがいにつながったりします。

デザインを考えているときは、かなりあれこれ悩み、様々な音を出して、その中から1つに絞りだして決めることがほとんどです。

選ばれるのは1つだけで、それ以外の案は基本的には使われず消えてくので、感慨深いものがあります。

デザイナーの仕事で辛いこと

デザインの仕事と言うと、なんだかオシャレな響きがありますが、実際はかなり頭を使ってあれこれ悩んで考えるような仕事です。

色味はどうしたらいいか、色彩は明るくするか、少し暗めに落としてみるか、からはどういう風にするか、配置はどうするかといった具合で、一つ一つの要素をあれこれ考えるような仕事です。

なので、仕事をしているときはデザインのことで頭がいっぱいで、それ以外の事は考えられません。

同時にいくつものことができると言うような器用な方であればまだ良いのですが、私の場合はそんな器用ではないので、仕事中は仕事しかできません。

つまり、他のことが手につかなくなるわけです。

なのであまり仕事がたて続けに入ってしまうと生活の方がおざなりになってしまいます。

そんなリスクを抱えながらも、やはり仕事をしているときは苦しみながらも楽しんでいるという感じで、何かを生み出すと言うのはきっと苦しみを伴うものなんだと言うふうに個人的には解釈しておりこの苦しさを受け止めつつも、あれこれ考えながら手を動かすと言うような仕事です。

デザイナーへ向いている人の特徴3つ

向いてる人の特徴
  1. いろいろなことを考えて試せる人
  2. 学ぶのが好きな人
  3. コツコツと作業に取り組める精神力のある人

①いろいろなことを考えて試せる人

いろいろなことを考えて楽しい人と言うのは、やはりデザインと言うのはもう少しここをこうした方が良くなる、ここはこうした方がいい、などと言うことを、あれこれ考えなければいけない仕事であるからです。

いろいろ悩んで、考えて、試して、その試行錯誤の繰り返しが必須の仕事でもあるのでこういった作業が苦痛に感じる人はデザイナーになるのはなかなか難しいのではないでしょうか。

なぜなら、この苦しみとともに仕事を続けることができるか、というところがのちのちに大きなポイントとなってくるからです。

デザイナーと言う響きに憧れて、なんだかおしゃれでかっこいいからやってみようと言うような軽い気持ちだと、この苦しさに耐えることができないでしょう。

華やかな仕事や、一見楽しそうな仕事ほど、裏での作業と言うのはものすごく地味で、コツコツやらなければいけないものであることが多いのです。

これはデザイナーに限った話ではないでしょうが、そこのところの覚悟があるかどうかが大事だと思います。

②学ぶのが好きな人

学ぶのが好きな人、と言うのはとても大事な要素です。

デザイナーと言うのは、常に学んでいかなければならない仕事です。

というのもデザインと言うのには正解がないからです。

正解がないと言う事は、常にベターな選択肢があると言うだけであり、より良いものを目指していくと言うのがこの仕事の根幹でもあります。

知識が増えて、センスが磨かれ、経験値が増えていけば、自然と見せ方を買ってくることでしょう。

ただし、そういう風なレベルに行くまではただひたすら様々なものを見て考え、試行錯誤を繰り返すことをひたすら続けなければいけません。

まるで修行でもしているかのような仕事です。

キラキラした部分なんてものは一切ありません。

地道に学んで、コツコツと試して、今よりも良いもの、今よりも良いもの、そういった気持ちで取り組めるかがカギとなります。

③コツコツと作業に取り組める精神力のある人

コツコツと作業に取り組める精神力のある人、というのはデザインの形を作っていく段階での話です。

色や全体的な世界観、ターゲット層や、モチーフ、雰囲気などベースとなる情報を整理したならば、もうそれを形にしていく作業へ入ります。

大体の場合、クライアントから様々な要望を受け渡されます。

色味はこんなだとか、こういうイメージだとかといった情報です。

そういった情報をもとに、それを形にしていくのがデザイナーのメインの仕事です。

ただしここで問題が発生しやすいのは、クライアントがイメージしているものと、自分がイメージしている者とのズレがあった場合。

せっかく作ったデザインも、少しイメージが違うなと言われて却下されてしまう場合もあるわけです。

みんながみんな納得してくれるわけではありません。

小さな修正を重ねたりしなければいけないこともあるので、ここはかなり地道で精神力が必要となる部分です。

デザイナーへ向いていない人の特徴3つ

向いてない人の特徴
  1. 地道な作業が苦手な人
  2. 飽きっぽい人
  3. 学ぶのが苦手な人

①地道な作業が苦手な人

こつこつと作業するのが苦手な人は、デザイナーの仕事ができません。

なぜならば、そもそもデザイナーと言う仕事はコツコツと作業をする仕事だからです。

全体のイメージを決めて、それを形にしていくと言うような作業は、ものすごく緻密で地味な作業ですこの作業はおそらく長い間続く作業です。

そして、この作業してる間は1人っきり。

孤独との戦いでもあります。

もちろん作業に集中しているので、仕事中に孤独を感じると言うものがありませんが、作業っち詰まった時が問題なのです。

ここはもっとこうしたほうがいいかなと、自分では思うけれど、他人から見たら良いかどうかはわからない。

そもそも自分が作っているものが本当に良いと思ってもらえるかどうかがわからない。

こんな不安感との戦いの連続です。

いいのか悪いのかわからないといった状態で物事を進めることができません。

なのでいちど立ち止まって再び考え直す必要があります。

これができるか、は人によります。

②飽きっぽい人

デザイナーの仕事をしたいのであれば、飽きっぽい人は向かないといえます。

ただし、何のデザインの仕事をするかによって、同じデザイナーとしての仕事でも様々なものが作れると言う点では飽きのこない仕事ともいえます。

ですが、デザインの仕事というのは根本的にはやる事は同じです。

どんなイメージのものにしたいのか、そしてそのイメージを形にすること。

余分なものをそぎ落とし、わかりやすいような設計にすること。

雰囲気や、世界観を再現すること。

クライアントが想像しているようなものを作れるかどうか。

見せたいと思ったものをちゃんと実物に落とし込んで作れるかどうかといったところです。

1つのものに、長らく付き合わなければいけない仕事でもあるので、そういった意味では飽きっぽい人は向かないといえます。

同じような作業をコツコツと、飽きずに誠実に向き合って仕事ができるかと言うところがポイントです。

③学ぶのが苦手な人

学ぶのが苦手な人と言うのもデザイナーには向きません。

デザイナーに必要な能力と言うのは、その都度その都度学んでいく力といっても過言では無いからです。

デザインにおいて使えるもの、色だったり色彩感覚だったり、パターン、配置、感覚、文字の並べ方、どんな文字を選ぶかテキストのスタイル1つで雰囲気ががらりと変わってしまうものです。

デザインと言うのは、一つ一つを構成している要素を適当に決めて作れるようなものではありません。

むしろ、その一つ一つがこだわって選ばれたひとつひとつになるわけです。

なので、学ぶことをせずに自分が作れたように好き勝手作ればいいと言うものではないので、そういった知識を学んだ上で、仕事に活かしていくと言うことが大切です。

コツコツできない人や、飽きっぽい人、学ぶのが嫌いな人と言うのはデザイナーには向いていません。

やったところできっと続けられず、たいしたデザインも作れず、仕事を辞めていく人がほとんどです。

デザイナーになるには?

個人でフリーランスとして働くか、下請けで仕事をもらうか、就職の3択となります。

一度、就職した方がデザイナーとしての仕事の流れや、クライアントとの繋がりもできるため、一度務める方が良いと思います。

デザイナーというのが思っているよりも地道な作業を必要とする仕事なので、そういった部分を把握した上でも、なりたい人はおすすめのお仕事です。

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