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【仕事診断】フラワーコーディネーターに向いてる人の特徴3つ

フラワーコーディネーターに向いてる人

お花が好きで、デザインやインテリアに興味がある方であれば、フラワーコーディネーターというお仕事に興味を持っている方も多いのではないでしょうか?

フラワーコーディネーターは、結婚式場やイベント会場だけでなく、旅館やホテル・百貨店など、活躍の場所は多岐に渡ります。

今回は、現役のフラワーコーディネーターの方に、仕事内容や向いてる人の特徴・なるにはどうすれば良いかインタビューしてきましたので、これから目指そうと考えている方の参考になることでしょう。

フラワーコーディネーターの仕事内容と給料

仕事内容

生花店(一般的な花屋さん)は、仕入れた切り花の水揚げ、陳列、鉢植えの水やり等の管理や花束や、アレンジメントの制作。

また少人数の店舗では配達のしますので運転免許は必須です。

フューネラルフラワーの会社は、主に生花スタンド、祭壇に飾るアレンジメントの制作と切り花の管理です。

市場での仕入れ担当になれば朝の6時ごろより競りに参加して買付けます。

葬儀に使う切り花の量は膨大ですので、水揚げ作業に数時間かかる場合があります。

葬儀の依頼が入ると、作業場でアレンジメントを準備して斎場に持って行き、セッティングをすることがほとんどですが、大きな規模の祭壇は斎場で直接飾りつけに行きます。

慣れたスタッフと新人さんのペアで向かうことが多かったです。

葬儀のお仕事は年中無休ですからシフト制で勤務し、葬儀が重なることで休日返上も多々ありますし、お通夜までにすべてのセッティングを完了するために、食事がとれないこともありました。

しかし何日も葬儀の依頼が入らず時間を持て余す日々もあります。

そんなときは、新人さんの育成や技術の向上のための練習、休日の消化にあてていました。

店舗や旅館での生け込みは、お客様がいない時間帯での作業になりますので、店舗であれば閉店後、旅館はチェックイン前の時間にあわせて作業に入ります。

雰囲気にあわせて切り花や枝物をセレクトし、生け込み方もフラワーアレンジ的なのか生け花的なのか空間コーディネートが問われます。

更にはお客様である店舗のスタッフの方とのコミュニケーションも重要です。

給料と年収

グリーンプランツ・生花店は年収300万円前後です。

フューネラルフラワーの会社は年収350万円以上、管理職で550万円前後です。

店舗、旅館等フラワーコーディネートの会社では、年収350~400万円程度となります。

フラワーコーディネーターの仕事のやりがい

市場から仕入れた新鮮な切り花や花鉢は美しく、顔を近づけるといい香りがして気持ちよく作業ができる点です。

プリザーブドフラワーや造花にはない、花の生命力を感じながらいかに美しく表現するかを常に考えます。

大きな生け込みやステージに飾る花は、小さなアレンジメントと違い、舞台装飾の目線で遠くから見て映えるものでなくてはなりません。

生花にこだわらず美術や作品展、テレビ番組で司会者の後方に生け込まれているフラワーアレンジメントなども参考にしながら、自身のスキルをあげていく楽しさがあります。

また同業者での交流でフラワーコンテストに参加したり、お花好きの人たちと新しい品種や花の産地について話をすることもあります。

いくつかあげましたが、依頼者であるお客様のニーズにお応えし、喜ばれたときのうれしさは何よりもやりがいにつながります。

花束やアレンジメントを受け取ったかたのほとんどが笑顔になり、今までの過酷な作業も報われる瞬間はたまらないものです。

フラワーコーディネーターの仕事で辛いこと

フルタイムで就職した場合ですが、夜間の作業や朝早くなど勤務時間にばらつきがあることです。

市場での仕入れ担当は朝5時過ぎから市場内で出荷される切り花や鉢の下見をすることもあります。

WEB取引で市場の競り人と事前交渉で取引するには、それなりにかけ引きできる話術を得意としなければ務まりません。

そして、いかなる分野でのフラワーコーディネーターでも肉体労働の部分が必ずあります。

仕入れから搬入、搬出と、生花店や作業場から現場への運搬、移動する際は生花を傷めないように注意を払いながら運びます。

とにかく重いです。

生花の水替え時はバケツを洗ったりと中腰での作業も多く、腰痛を訴えるスタッフもたくさんいました。

また、真冬の水の冷たさに耐え、濡れるので長靴をはいて足先がジンジンと冷える時期はつらいです。

セッティングまでの時間がないときは時間との勝負、休憩なしでひたすら花を挿す、挿しまくるといった表現が適していると思います。

美しいお花の裏側にはこのような大変さもあります。

フラワーコーディネーターへ向いている人の特徴3つ

向いてる人の特徴3つ
  1. お花が好き
  2. 接客ができる
  3. 体力に自信がある

①お花が好き

お花が好き!は何よりも大前提です。

バラやガーベラ、チューリップ、様々な種類があり、それぞれに品種がたくさんあります。

ある程度覚えておかないと打合せなどありますから仕事になりません。

そもそも依頼される方のほうがお庭でたくさんのお花を育てていたり、詳しく知っている場合もあります。

お花が好きな依頼人に対して、同じ温度で接することも重要です。

制作した花束やアレンジメントを美しいと思う心、どうすればよりよく見えるか、スキルアップしたいと思う向上心は好きが故に思う感情からが大半かと思います。

フラワーコーディネーターはお客様からのニーズやイメージにあわせて制作し、その表現力の引き出しは多いほうがファンが増えます。

個人で活動しようと思う方は特にファンを増やすことです。

ひいては需要も増えていき収入アップにつながるでしょう。

②接客ができる

サービス業ですのでコミュニケーション能力は必須です。

技術面だけではなく、お客様としっかり話ができること、どの職業にもいえるような社会的な常識や礼儀などのマナーは身に付けておくことです。

丁寧な対応をすること、商品を熟知していること、自然な笑顔や適切な言葉遣いができる、プロ意識をもって接客できるような人材が向いています。

生花店では特に、お客様が来店し注文するとき要望を引き出していきます。

打合せはとても重要です。

誰に、何のために、予算はこのくらいでどんな花を贈りたいか。

話を聞きながらイメージを固めていきます。

例えば花束の依頼ですぐに持ち帰りたい場合は、制作中お待ちいただいている間も会話ができれば場も和みますし、初めて来店したお客様も親近感を持ってくれるでしょう。

喜んでいただくよう接客してこそ、顧客満足度も高まり、顧客が増えます。

③体力に自信がある

 

“一見、優雅で華やかなお仕事に見られがちですが、とにかく体力勝負なところもあります。

早朝から切り花の運搬や管理をする作業、納品が数件あるときは慌ただしく時間に追われます。

これまで一番ハードだと感じた一日の流れは、早朝5時市場へ行き下見と買付けをした後、箱詰めされた切り花をトラックいっぱいに詰め込み作業場へと帰ります。

戻るなり出社したスタッフが今日納品のアレンジメントなどに向けて下準備しています。

買付けた切り花はいったんキーパー(生花用の冷蔵庫)に入れて早速制作にとりかかり、あっという間にお昼をまわります。

現場へ生け込みに行く時間が迫ってきて、急いでお花の準備、車に乗せて現場へと向かいます。

指定された時間までに花器の水替え、生け込みを済ませ次の現場へ。

夕方戻り、すべての納品を終えたら今朝仕入れた切り花の水揚げをします。

葉の下処理や水切りを丁寧にして一つ一つバケツに入れて、今日の業務は終了…と思いきや、明日の納品に向けてデザインや使用するお花についてスタッフと相談します。

気づいたら22時を回っていた。

なんていうこともありました。

いつもではないですが、長時間でも勤務をこなせる体力は必須です。

フラワーコーディネーターへ向いていない人の特徴3つ

向いていない人の特徴3つ
  1. お花に興味がない
  2. 好奇心、向上心がない
  3. 細かい作業が苦手

①お花に興味がない

当然ですがお花に興味がない、美しいと思わないのは全く向いていません。

長年お仕事をやっていると、お花と会話する…というのは大袈裟ですが、ニュアンスとしてはこの一本のお花をどうすれば美しく生けることができるのか、ステム(茎)のうねりや咲き方を見ながらデザインします。

お花をただの商売の道具のように扱い、マニュアル通りにつくるのは寂しいものがありますね。

いろんな花の種類を見て触って、季節に合わせた組み合わせや花器との相性、設置する場所での照明などトータルで美しく映えるためのコーディネート力はまさに「好きこそ物の上手なれ」に尽きるのではないでしょうか。

道端に生えている雑草や森の木もそれぞれ名前があります。

興味があるとお花屋さんで売られている切り花だけなくそういった普段何気なく目にしている植物も知りたくなります。

ドライブ中、ハウスで育てられている出荷前のお花を見つけるとうれしくなります。

好きの価値観は様々ですが、やっぱりお仕事とするうえでは土台になる部分だと思います。

②好奇心、向上心がない

フラワーデザイナー、コーディネーターはその空間をコーディネートするお仕事です。

例えばブライダルで花嫁のブーケを担当するとします。

希望に沿ってつくりますが、そこには会場全体の雰囲気、テーブルクロス、ドレス、季節感、数時間の挙式、披露宴に耐えられる丈夫なお花のセレクト…それら全体を意識して提案し、お客様に納得していただかなくではなりません。

それには経験も必要ですし、カラーコーディネートの勉強も役に立つでしょう。

テーブルに飾るアレンジメントはお料理やゲストの会話を邪魔しないように考える必要があります。

フラワーデザインだけを学ぶのではなく、そこにつながる空間に対しても勉強していく気持ち、要は好奇心や向上心がないと幅広く活躍することは難しいと思います。

逆に学ぶ気持ちがあれば、お仕事としてもどんどん面白くなっていくはずです。

③細かい作業が苦手

大雑把で細かい作業が苦手な方は難しいかもしれません。

しかしながら、お花の仕事はいろいろありますので一概に言えない面もあります。

それでも、繊細なお花を扱うとき、雑にすれば簡単に傷んだり折れたりしますし、一本一本の葉を処理してデザインしながら制作していくのはとても細かい手作業ですから、落ち着いた精神で手早くできる方の方が好まれます。

また、花器も割れやすいもの、高価なものなど取扱いが慎重になります。

現に、ディスプレイ用で店舗へ生け込みに伺ったとき、時間に追われ余りにも焦りすぎたのか、持ち込んだお花のステムを折ってしまったり、大事なユリの花びらを落としてしまったり、当初予定していたデザインの通りに出来ず、申し訳ないことをしてしまった経験があります。

これは経験の中で養っていくことかもしれませんが、どんなに急ぐ場面でも一つ一つ丁寧にこなしていく器用さは必要だと思います。

フラワーコーディネーターへ就職する方法

フラワー装飾技能士やNFDフラワーデザイナーなどの資格はあれば武器になりますが、資格のない方はたくさんいますし、実際に働いて経験を積み、次へとステップアップすることが多い経験重視の業界です。

ですが、自身の経験から資格取得のために何度も練習することで身につく技術は確実にあります。

ワイヤーの使い方や切り花の扱い等、初歩的な部分でのスキルは即戦力になりますので、資格に対して否定的ではありません。

フラワーコーディネーターといっても活躍の場によって就職する会社が違います。

ブライダルやフューネラル、ホテルのロビーや店舗装飾、個人の生花店と様々です。

日常生活の中でお花に触れる機会があれば、どの会社やショップによってプロデュースされているのか調べることは意外と簡単です。

素敵だな、働いてみたいと思えることから動き出せると思います。

お客様を笑顔に、癒し、寄り添うことができます。

お花の生命力にパワーをもらいながら私も癒され、そして「ありがとう」が聞ける素敵なお仕事です。

若い方たちの新しい価値観でこの業界がますます元気になってくれることを切に願っています。