子供ができて、夜勤ができなくなった。
夜勤のないクリニックで働きたい。
クリニックの仕事は病院と何がちがう?
夜勤手当がない分収入は減る?
沢山あるクリニックの中から、条件にあう職場を見つけるにはどうしたら良い?
子育てと仕事を両立したいと思った時、クリニックへの転職を考える看護師は多いと思います。
しかし、クリニックの看護師は病院とは違った役割があります。
内科クリニックの1日のスケジュールの例を見てイメージをしてみてください。
気になる給料ですが、やはり夜勤がない分収入が減る事が多いです。
その分、働きやすいメリットがあり、子育て中の看護師には人気のある職場です。
魅力あるクリニックは病院よりもはるかに多い為、条件にあった職場をみつける事は大変です。
そこでおすすめなのが転職サイトの利用です。
転職サイトを利用して、家庭と仕事の両立ができ、長く勤める事のできるクリニックへの転職先を見つけましょう。
クリニックの仕事内容と給料
①幅広い業務があるクリニック
クリニックとは、入院設備がない、または19床以下の患者を入院させる事ができる施設です。
看護師の主な仕事は医師の診療のサポートがメインの仕事です。
診療をスムーズに進める為の仕事として、内科のクリニックでは
- 診察の前の問診とバイタル測定
- 検査(採血、レントゲンの準備、内視鏡の介助等)
- 注射、点滴
- 健康診断
- 器具の消毒・滅菌
- 備品の在庫管理
- 院内清掃
病院では、専門職のスタッフがしてくれる業務も看護師が行う事になります。
限られた人数でクリニック全般事をしなくてはいけません。
ひとりひとりにかかる負担は大きいですが、幅広い知識や経験を積む事ができ、やりがいはあります。
②クリニックの看護師の年収は
クリニックの看護師の年収は、病院に比べると低い傾向にあります。
夜勤がない事や、残業のないクリニックもある事が一番の要因です。
給料が毎月同じ金額といった声もよく聞きます。
基本給とは別に手当がつきます。
最近では、コロナ患者の発熱外来をしているクリニックの看護師にコロナ手当が支給される様になったクリニックもあります。
転職する際は、求人の手当の欄も確認をする事が大切です。
③病院勤務にはないクリニック特有の仕事
病院では、様々なスタッフが仕事を分担していますが、クリニックは、医師と看護師、医療事務のみでクリニック全般の事をしていく必要があります。
検査技師がしてくれていた、レントゲンの現像や超音波検査の介助、心電図測定なども看護師の仕事です。
また、薬品の管理、医療器具の管理も行います。
医師の指示があった時に、薬がないという事がない様に日頃から、チェックをしています。
院内の清掃も看護師の大切な仕事のひとつです。
④ある内科クリニックの1日のスケジュール
- 8:30準備診察に使用する舌圧子や攝子をオートクレーブにかける
前日の検査データーに異常値はでていないか確認をする
検査の準備 - 9:00診察開始患者の呼び込みや診察の介助
患者からの電話の対応
内視鏡検査の介助、採血や注射、点滴など - 12:30昼休憩近くのスーパーへ夕食の買い物へ行ったりする事も
- 13:50午後の準備院内清掃
- 14:00午後の診療開始夕方に、外注する採血の回収があるので伝票と検体を最終確認する
- 18:00診察終了帰宅
残業はほとんどなく、診療終了後10分後にはクリニックをでる事も可能です。
クリニックで働くメリット
①日勤のみの勤務
基本的に夜勤がないので、規則正しい生活が送れます。
夜勤をしていた頃は、寝たいのに寝られないとつらい思いをしながら働いていたのではないでしょうか。
日勤のみの勤務であれば、毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝る事ができます。
体力的にも負担は軽くなります。
②休日が固定される
クリニックの休診日が休日になります。
日曜日が休みになるクリニックが多く、子育て中の看護師には、働き易い環境になっています。
休日が固定され、スケジュールを立てやすくなり、プライベートの時間も十分に確保する事ができます。
③採血の数をこなせるのでスキルが上がる
クリニックの検査で最も多いのが採血です。
変わってくれる看護師もいないので、自分で解決しなければいけません。
数をこなせば、細い血管や動いてしまう血管、どんな血管でも採血に成功できる様になります。
採血に失敗しない事は看護師としての自信につながるのでモチベーションもあがります。
④患者さんとの距離が近い
定期的に通院する患者さんは親しみがあり、看護師とのおしゃべりを楽しみに受診する高齢者もいらっしゃいます。
待合室ではご近所さんの交流の場になっている事も。
日頃からコミュニケーションをとっていれば、少しの変化にも気づく事ができ、病気の早期発見にもつながります。
クリニックで働くデメリット
①苦手なスタッフと毎日顔をあわせなければいけない
少ない人数で仕事をしているので、苦手なスタッフや気が合わないスタッフがいると働きにくさを感じる事も。
毎日同じシフトで勤務するので、逃げ場がありません。
クリニックはチームで協力して働かなければならない為、うまく意思疎通ができなければ全体の雰囲気も悪くなり、ミスにつながります。
口を利きたくないからとコミュニケーションをとらなければ、他のスタッフにも迷惑がかかります。
解決策がなければ転職を考える事をおすすめします。
また、ワンマンな院長に振り回される事も良く聞く話しです。
先生の人柄も転職する上で大事なポイントです。
②希望日の有給はとりにくい
病院とちがいギリギリのスタッフしかいませんので、一人抜けると仕事が回らなくなる事もあります。
有給を取る時は事前にスタッフに相談して決めなければならないので、希望の日に有給を取る事がむつかしい事もあります。
連休が欲しい時も、他のスタッフに気を使ってとりにくい状況があるでしょう。
長期の旅行は厳しいかもしれません。
転職サイト利用をすすめる4つの理由
転職サイトでは、ひとりひとりに転職のプロが担当してくれます。
①クリック内の雰囲気やドクターの人柄を教えてくれる
少人数で勤務するのでクリニックの雰囲気や医師の人柄は長く務めるにあたって事前に把握しておきたいポイントです。
求人票を見るだけでは、内部の雰囲気や医師の人柄はわかりません。
面接の時間だけで医師の人柄を把握は難しく、入ってみないとわからないものです。
転職サイトなら、求人票には書いていない情報を教えてくれるので、就職した後に後悔する事もありません。
②給料の交渉をしてくれる
面接の時は印象を良くしなければ内定がもらえないので、給料の交渉はなかなかできません。
自分の経験とスキルをクリニックの院長に正しく伝えてくれるなどして、給料の交渉をしてくれるのは助かります。
大きな病院は給与形態がしっかりしているので交渉は厳しい事がありますが、クリニックのような個人経営の病院は、比較的交渉しやすく、給料の交渉がうまくいく事があります。
③転職した後のサポートや相談をしてくれる
転職後、求人票とは違うトラブルが起きた時にも対応してくれます。
実際に働きだしたら、求人票と条件が違う等あれば、直接院長などに連絡をして再確認をしてくれます。
お客様サポート窓口を設置している事もあるので、トラブルがあれば相談してみるのも手です。
④非公開求人の紹介をしてくれる
求人情報誌、転職サイト等に公開されておらず、他の人が見る事ができない求人の事を非公開求人といいます。
好条件の求人も多く、応募する人が少ないので内定をもらえる倍率も低くなります。
担当者があなたにあった非公開の求人を紹介してくれるかもしれません。
これだけはゆずれないという条件をしっかり担当者に伝えておくことが大切です。
まとめ
クリニック看護師の魅力はつたわりましたか?デメリットもありますが、子育て中の看護師や、夜勤に疲れた看護師には働き易い環境にあります。
規則正しい生活を送る事のできるクリニック看護師は、大変人気の求人です。
転職を考えたら早めに転職サイトに登録をしましょう。
家庭と仕事と両立ができれば、同じ職場に長く務める事ができます。
そんな、良いクリニックに転職できると良いですね。