「ヤクルトレディで働いてみたいけど、一体どのくらい稼げるんだろう?」
「小さい子どもがいても、無理なく働けるかな?」
この記事では、こういった気になるヤクルトレディの給料や仕事内容などをご紹介します。
↓お祝い金が最大10万円!アルバイト探しなら↓
ヤクルトレディはパートではなく個人事業主?
まず知っておきたいのが、ヤクルトレディの雇用形態は「パート」ではなく、「個人事業主」だということです。
中にはパートもいるけど、ほとんど個人事業主です。
個人事業主なので、雇われるという立場ではなく、個人で事業を行っている人ということになります。
ヤクルトという会社に所属はするけど、その商品を『仕入れ』したり、『在庫管理』したり、各自で責任を持ってやることになります。
もちろん『事務処理』も各自で行います。
そして『完全出来高制』なので売り上げた分だけ自分の収入になる、といったシステムです。
なんだかハードルが高そうな雰囲気ですが、最初は研修期間というものがあり、社員や先輩レディと一緒にお仕事の流れを教わったりできるので、内容としてはそこまで難しく考えなくても大丈夫そうです。
はじめの3ヵ月間は保証期間があり、売上と関係なく日給計算で給料をもらうことができます。
センターによって日給の金額は違いますが、だいたい4000円くらいなので20日勤務で1ヶ月8万円くらいもらえることになります。
そして、給料保証の期間が終わったら、売上に応じた収入になります。
ヤクルトレディの給料の仕組み
⑴平均的な給料
ヤクルト販売の収入は、地域や季節や個人の能力などいろいろな要因で変化しますので、1か月の収入は5万円から12万円くらいとけっこう開きがあります。
平均すると、保証期間の給料と同じ8万円くらいでしょうか。
扶養の範囲内で働くのにはちょうどいいかもしれないですが、稼ぎたいと思う人にはあまり向かないようです。
⑵給料の計算方法(自己負担で出ていく金額あり)
ヤクルトレディの収入は、個人事業主なのでパートのような時間給ではありません。
まず仕入れをしたお金が引き落とされて、その3営業日後に売上金に20%マージンが加わったお金が振り込まれる仕組みになっています。
なので、例えば40万円売り上げた時に入ってくる収入の計算方法はこんな感じです。
(自分の口座)ー40万+(40万✕1,2%)
=(自分の口座)+8万円
8万円が収入となるのですが、気を付けないといけないのが、まず仕入れ代が先に出ていってしまうため、ある程度の金額が口座に入ってないとならないという注意点があります。
それに加えてヤクルトレディの場合、自己負担で出ていく金額というものもあります。
例えば移動手段ですが、何通りか選ぶことができるのですが、それぞれの費用は経費では落ちません。
金額も各センターで微妙に違うようです。
1ヶ月単位の金額で、
電動自転車は3000円、
ジャイロと呼ばれる3輪バイクは5000円
かかってきます。
(保険代も込みになっています)
あとは、自家用車でも配達することができますが、ガソリン代は自己負担です。
そのほかにも勤務地によっては
制服(500円)、
雨具代、
ウォームジャケット代(任意で6000円)などのリース代が月々かかってきます。
リース料金やガソリン代などが経費にならない点など、個人事業主ならではのつらいところです。
そういったものを差し引くと、だいたい手取り6~7万くらいになってきます。
⑶ヤクルトレディの労働時間
ヤクルトレディの労働時間は9時から15時の間で1日5、6時間で、日数も週3日から5日と自由に決められます。
休日は基本的に土日祝です。
担当エリアのお客さんの都合によっては出勤になることもあります。
年末年始やお盆休みは連休が取れるようです。
ヤクルトレディ、最大のメリット
なんだか時給に換算するとけっこうハードな印象のヤクルトレディですが、小さい子のいるお母さん方にとってはこれ目当てで働いてる人がほとんど、ともいえるくらいの最大のメリットがあります。
それが、ヤクルト保育園の存在です。
まだ小さい子がいると出来る仕事も限られていたり、そもそも保育園自体に空きがなかったりして働きに出られないという方はとても多くいます。
そういった点ヤクルトには、保育園が完備されていたり、子どもも1才から預かってもらえたりと、働くお母さんに嬉しい条件が整っています。
さらにこの保育園、1ヶ月の託児代が、
6000円と、かなりお得に利用が出来たりします。
そして、値段は安いのに専任の保育士さんがいたり、保育内容もしっかりとしています。
保育園では、お弁当は出ないものの、おやつは毎日出て(ヤクルトも飲める)、イベント事もあったり、工作や野外活動などの特定保育もしています。
さらに、小学校に上がったお子さんでも、「夏休み中で1人にしておくことが不安」といった時にも”臨時保育制度”というものがあるので1日340円で見てもらうことができます。
ヤクルトレディで働いている人のほとんどが、子どものいる主婦なのもやはりこの保育園の存在は、大きいところなんでしょうね。
ヤクルトレディーのノルマ・販売方法
⑴ヤクルトレディのノルマ
ヤクルトレディには、ノルマで顧客数などを縛られるといったことはありません。
とはいえ、もちろん数を販売しなければ収入には関わってきます。
そこで「目標」といって、
自分の希望する収入金額や、
希望する勤務日数などから、
「このくらいの数を販売するといい」
といったことを提案してもらうことはあります。
まあ名前を変えたノルマとも言えそうですが…
「目標」にはその他にも、新規のお客さんの獲得といった意味で月間の目標が立てられたり、班目標というものや、グループ目標といったものもあります。
「目標」はモチベーションを上げたり、だいたいの目安になりそうですね。
⑵ヤクルトレディーの販売方法
ヤクルトで採用後の流れは、こんな感じです。
まず最初に座学研修があります。
ヤクルトのセンターと呼ばれる活動拠点で、商品の説明、販売の仕方、健康情報などを教わります。
お客さんのニーズに合わせた商品を提案する仕事なので、それぞれの商品の特徴を押さえておくためですね。
そして研修が終わったら、3か月の保証期間に入ります。
センター内の業務を覚えたり、先輩レディや社員と一緒に担当エリアでの新しいお客さん作りのためにサンプルを配ったり、既にいるお客さんのところに引継ぎの挨拶に行ったりします。
この間に商品が売れたら、足して8万円になるように保証額が上乗せされます。
そして保証期間が終ったあとは、完全出来高制になります。
その後の、一日の流れはこんな感じです。
朝9時に朝礼があるのでそれまでに支度を済ませて、朝礼が終わったらセンターを出発してお届けしていきます。
(だいたい30軒前後)
お届けが12時から1時くらいに終わったら、またセンターに戻って在庫確認や翌日の仕入れ、売上金の確認などをして昼食をとります。
センター内の掃除をして、一日終わりです。
3時くらいには子供のお迎えに行けます。
ヤクルトレディの仕事の大半は、お届けで外を回ることが中心になってくるので体力が必要だったり、コミュニケーションも得意じゃないときついかもしれません。
ヤクルトレディで働いた方の口コミ
では、ヤクルトレディで実際に働いた方の、良かった口コミと悪かった口コミをを見てみましょう。
良い口コミ
歩合制なので、がんばれば頑張るだけお給料を増やすことが可能です。
保育ルームが完備されているセンターが多いので、保育所が見つからず、働けないお母さんに人気です。
多くもらっている方で30万近く。
売上は常に100万越えです。
わたしは約16万円いただいています。
県や地域にもよりますが、わたしの働いているヤクルトさんは託児所は無料でバイクは月7000円。
青色申告は研修中に申し込むため、扶養に入っていても最高14万までなら扶養から外されることはありません。
ケガ、病気も具合によりますが保証してくれるので小さい子どもがいる家庭ならすごい助かる仕事だと思います。
都会だとお客様けっこう多いです。
意外と給料良くてびっくりです
悪い口コミ
夏は暑くて冬は寒い。
特に夏は夏バテ対策しないと体力的にやられる。
給料面もフリーター向きではない
お客様少ない地域だったので、月2万か3万ぐらいでした
お年寄りのお客さん多くて介護施設や入院でいなくなったら、新しいお客さんを探すためにメンタル削られながら歩かなきゃならない。
時給換算すると500円行くか行かないか。
いいことは少なかったです
女性ばかりの仕事場で人間関係がドロドロしていた。
いない人の悪口は当たり前
クチコミを見る限り、収入や福利厚生は地域や各センターごとにだいぶ内容が違うようです。
都会や人口の多い町は稼げる傾向がある反面、お年寄りの多い地域や人口が少ない地域は努力だけでは埋めきれない問題もあるのが現実なのでしょう。
外回りの営業が中心なので暑さや寒さからも逃がれられないといった厳しい面もあるようです。
まとめ
- ヤクルトレディは個人事業主
- 仕事で必要なもの(バイクのリース代、ガソリン代、制服代、保育料など)を自己負担しなければならない
- 給料は平均すると8万円くらいだが、気候や地域や各センターの福利厚生など様々な要因で変化する。
- 保育園を激安で利用出来る
- 営業がメインなのでメンタルが強かったり、コミュニケーション能力が必要
- 夏の暑さや冬の寒さなどが厳しい
- 完全出来高制なので、売り上げた分だけ収入になる
ヤクルトレディの仕事は、金銭的にも安定しなかったり大変な部分も多いですが、その分保育園を安く利用出来たり、小さい子どもがいるお母さんにとってはとても助かる仕組みになっているようです。
収入に繋げていくには、新規開拓をしたりコミュニケーションが得意であったりということも必要ですが、各センターごとの福利厚生(リース料金、保育所料金、青色申告してくれるかどうか)の違いがあったり、お客さんに恵まれた地域かどうかといった要因も大きいので一度働く前に見学をして見極めるのもいいかもしれません。