あなたの職場にも色々な人がいるかと思います。
- あの人がいると、なぜか職場の雰囲気が良くなる!
- 職場がピリピリしているから変えたい、改善したい
- チームの中心となって自分で職場の雰囲気を良くするには?
その中でもその人がいる事によって、その場が明るくなる、チームワークが良くなる、空気が和む等々、職場の雰囲気を良くしてくれる人がいるのではないでしょうか?
ここでは「職場の雰囲気を良くする人」について具体的な例を出しながら考察して行きたいと思います。
あなたの職場にもそんな人がいないか、自分が何をしたら職場の雰囲気がよくなるのか、お伝えします。
明るく誰とでも気さくに付き合える
いつも笑顔の人
職場ですれ違った時や、ちょっとした時に目が合ったりすると、軽くニコッとしてくれたりする人が居ますよね。
何だかふっと暖かい気持ちになり、その人には心を開きやすくなったりしませんか?
逆にいつも仏頂面な人が居たりすると「自分は何か悪い事をしてしまったのだろうか…」と不安な気持ちになったり、職場の雰囲気が悪くなります。
必要以上にニコニコする事は無いですが、笑顔はコミュニケーションツールのひとつでもあり、想像以上にその場の雰囲気に大きな影響を及ぼします。
ちょっとした笑顔が潤滑油になって、仕事上での情報共有やミスの防止に一役買っているという事もあるのではないでしょうか。
自然にあいさつができる人
職場であいさつをするのは当り前の事…と思われるかもしれませんが、意外と中途半端なあいさつしか出来ていない人は多いです。
上司に対してだけでなく、自分の周りの全ての人に自然に挨拶が出来たなら、互いにその後も接しやすくなりますよね。
業務上で直接関わっていない人でも毎日顔を合わせるのであれば、朝の「おはようございます」くらいは最低限交わしたいものです。
注意して観察してみると、「おはようございます」の挨拶ひとつ取っても人によって様々だという事に気付かされます。
例えば朝オフィスに入って来た時の挨拶でも、申し訳程度にボソッとつぶやく人、そこそこ大きい声で挨拶するけれど誰の顔も見ていない人、オフィスのみんなに向けて「おはようございます」と発し、自分のデスクに行くまでの間に横を通ったりすれ違ったりする人にもごく自然に「おはよう」と目を合わせて挨拶を交わす人‥‥。
このような人がオフィスに入ってくると、がらっと全体の雰囲気が変わったりしませんか?
何となく社内の空気がほぐれて、直接その人と会話を交わさなかったとしても、何となく周りの人と会話をしやすい雰囲気作りになったりします。
ちょっとした無駄話ができる人
いくら真面目な人でも何時間もノンストップで仕事をこなせる人はいないと思います。
一般的に人間の集中力は40分が限度と言われています。
そんな時、職場のムードメーカーのような人が仕事とは関係ないちょっとした無駄話を振ってくれたりすると、周りの人を巻き込んでその場の空気がふっと緩んだりする事はありませんか?
ほんの数分の無駄話が気分をリラックスさせてくれ、仕事に戻ると集中力が増してはかどったという経験は意外と誰にでもあるのではないでしょうか。
仕事中にだらだらと無駄話をするのは却って周りに迷惑ですが、皆が疲れてきたりストレスを感じているような時にさくっと無駄話を振って雰囲気を変えてくれるような人は何気に貴重な存在だと思います。
さらに、仕事上でちょっと誰かに聞きたい事があるのだけれど「大した事じゃないしわざわざこんな事を聞くのもな…」なんて躊躇してしまっている事があったりする時に、誰かが振った無駄話でその場に会話が生まれると「そう言えばちょっと聞きたい事があったのですが…」なんて話を切り出すきっかけになったりする事はありませんか?
「なぁ~んだ、さっさと聞いておけば良かった!」とあっさりと解決して助かったなんて事もあるかと思います。
協調性があり、尚かつ相手の視点にも立てる
チーム全体の雰囲気を把握できる人
自分ひとりの視点だけでなく、チーム全体、プロジェクト全体、会社全体という風に大きなな視点で物事を考えたり、そこに所属する自分の在り方や役割を理解する事はとても大切な事です。
そのような視点を持てる人は、おのずとその協調性やコミュニケーション能力を発揮して全体の雰囲気を良くするよう働きかけてくれる傾向があります。
自分のこと以外にも、チームワークを向上させることも視野に入れていれば、自然と雰囲気が良くなります。
相手の立場を踏まえた行動や発言ができる人
自分の立場だけでなく、相手の立場に立って物事を考える事も時には必要だったりしますよね。
昨今では、「論破」という言葉が流行っていますが、たとえそれが正論であったとしても、相手を追い詰めて論破する事が必ずしも正義では無いという事です。
その時はそれで良かったとしても、互いの信頼や関係性が悪化してしまってはその後の仕事に差し障りが出てきます。
そういった不穏な空気が周りの人にも伝播して、職場全体の雰囲気を下げてしまう事にも繋がりかねません。
自分の伝えたいことを伝えるのではなく、相手の伝えたいことや意図をくみ取ったうえで、発言できる人が職場の雰囲気を良くします。
周りへの気配りが上手
元気が無い時に声をかけてくれる人
人は誰でも元気が無い時がありますよね。
そんな時「どうしたの?」と声を掛けてくれる人がいると、ちょっと心が暖かくなったりホッと出来たりするのではないでしょうか。
もしくは元気が無いのを察して、さりげなくお菓子をくれたりするのも優しさを感じてありがたいですよね。
自分の事を気にかけてくれる人がいる、自分が元気が無いのをわかってくれている人がいる、そう知るだけでちょっとした癒しが起きて、前向きになれるきっかけになるのではないでしょうか。
さりげないフォローをしてくれる人
仕事が忙しい時、困っている時などにさりげなくフォローしてくれる人がいませんか?
必要なデータを集めてくれたり雑務を引き受けてくれたり、その場の状況を察してすっと手を差し伸べてくれたりします。
恩着せがましい感じが無くさりげなくそのような行動が取れる人は、相手に対して心理的負担をかけないよう気遣ってくれているのかもしれません。
お酒の席などでも、もうまく馴染めない人に話題を振ってあげたり、逆に話題を逸らしてくれたりと、さりげないフォローをしてくれる人がいますよね。
飲みに行くのを誘われた時、誰しも「あの人も行くのなら自分も行こうかな」と考えた事があるのではないでしょうか?
居るだけでなぜかホッとする人
相手に緊張感を持たせない人
何か会話をしないとしーんとなってしまうので気を遣って何か喋る…。
そのような経験は無いでしょうか?それだと喋っても気を遣うし喋らなくても気を遣うので、結局疲れてしまいますね。
一方、何も会話をせずにしーんとなっていても気にならない。
お互い喋る気が起きれば喋るし、喋る気が起きなければ喋らない…というラフな気持ちで付き合える人もいます。
そのような人は、誰に対しても先入観を持たずいつも相手に対してフラットな姿勢でいる人が多いように感じられます。
自分軸がしっかりしているのか、独自のペースを纏っており、それによってこちらも気を遣う必要が無くホッした気分になれるのかもしれませんね。
なぜか憎めない人
特段優秀でもなく、どちらかと言うと要領が悪いのになぜか皆に好かれている…そんな人があなたの周りにもいないでしょうか?
どこか天然な雰囲気があり、その人の存在だけでその場の磁場が数%平和になるような雰囲気を醸し出しています。
残念ながらその人自身は仕事の成果を出していなくとも、実はその人の周りの人間の仕事のパフォーマンスが上がっているという不思議な現象が起こっている事もあります。
表面上ではわかりずらいですが、その人は全体の雰囲気を良くする事により間接的に仕事の上でも貢献しているのかもしれませんね。
まとめ:職場の雰囲気が合わないなら?
ここまで「職場の雰囲気を良くする人」について様々な視点から例をあげて考察してみました。
あなたの職場でも観察してみるとこのような「職場の雰囲気を良くする人」が存在するのではないでしょうか?
- いつも笑顔の人
- 自然にあいさつができる人
- ちょっとした無駄話ができる人
- チーム全体の雰囲気を把握できる人
- 相手の立場を踏まえた行動や発言ができる人
- 元気が無い時に声をかけてくれる人
- さりげないフォローをしてくれる人
- 相手に緊張感を持たせない人
- なぜか憎めない人
逆にあなた自身がどうやったら職場の雰囲気を良く出来るのか?という視点で考えてみると明日からの職場での在り方も変わってくるかもしれませんね。
毎日の仕事を心地良く行えるよう、ぜひ雰囲気の良い職場作りの参考にして頂けたらと思います。
職場の雰囲気が悪い、上司が悪いから改善できないといった悩みをお持ちだったら、思い切って辞めて転職するのも一つの手です。