介護・福祉

子供とかかわる仕事は何がある?子供の年代別仕事を紹介

子供と関わる仕事

世の中には星の数ほど仕事があります。

ここでは、「子供とかかわる仕事」について解説していきます。

一口に子供とかかわる仕事と言っても、いろんなジャンルの仕事があります。

そんな仕事を深堀りして、楽しさ、辛さ、やりがいなどを少しでも理解していただけたらとおもいます。

子供の年代別!子供とかかわる仕事一覧

「新生児」とかかわる仕事一覧(生後0日~28日)

まず始めに、人の誕生はお母さんのお腹から始まります。

出産とは、大きな喜びがある一方で、お母さんの体に、大きな負担がかかります。

出産という一大イベントを迎えるために、必ずいるのが「助産師」です。

助産師とは、生命の誕生に携わる仕事です。

しかし、「出産に立ち会い、赤ちゃんを取り上げること」だけではありません。

  • 妊婦さんの健康管理
  • 食事、運動の指導
  • 出産後の体調管理
  • 母乳指導
  • 乳児指導

など、出産から育児に至るまで、母子の健康を守るための一連の管理・指導を行うのが助産師です。

そして助産師は「女性にしかなれない仕事」なのです。

ちなみに「産婦人科医」とは、新生児から高齢者までの幅広い年齢の女性を対象としており、「産科」と「婦人科」で分かれています。

子供にかかわる仕事にフォーカスしているので、産婦人科医は子供だけでなく、生涯を通じて女性のサポートをする仕事なので今回は省略します。

「乳児」とかかわる仕事一覧(1歳未満)

赤ちゃんが生まれてからほとんどの家庭では、約一年程は育児休暇などをつかい、各家庭で育児をします。

しかし、家庭の事情などで1歳未満で預けなくてはいけない人もいます。

そのような人のために「ベビーシッター」や「保育士」がいます。

ベビーシッターと保育士の違いはいろいろとありますが大きな違いは、資格があるかないかです。

ベビーシッターは、法律的な資格は必要ありません。

ただ、保育士や幼稚園教諭、また看護師や助産師の資格があると依頼者の信頼度は高まります。

公益社団法人全国保育サービス協会が実施している「ベビーシッター資格認定試験」に合格し「認定ベビーシッター」になっておくことも、信頼されるベビーシッターになるには有益なことです。

最近では、子供を保育園に預けたくても預けられない、いわゆる「待機児童」が増えています。

そうした時に預けられるベビーシッターへの期待が高まっています。

ベビーシッターの仕事は、依頼者の家庭に足を運び、その家で子供の保育を行います。

子供とマンツーマンで向き合えるので、ベビーシッター次第でその子供の成長に大きく貢献することもあります。

例えば、楽器の演奏が得意な人や、語学が豊富な人などは依頼者にありがたがれます。

保育士の仕事は、保育所や児童福祉施設において子供の保育を行う者です。

ベビーシッターとは違い、「保育士」の国家資格がなくてはなれないのです。

保育士とは、乳幼児から小学校就学までの幼児を保育する仕事です。

保育園には「0歳児クラス」がありますので、そこに預けることで保育をお願いできます。

保育士と聞くと、子供を預かり、お世話をするというイメージがあると思いますが、実際には子供の生活全般のお世話をしながら、心身の発達を促し、社会性を養うことです。

子供の成長にとって重要な役割を担っていると言えるでしょう。

ベビーシッターは家庭内でマンツーマンの保育ですが、保育士は決められた施設で共通のルールのもと集団で保育します。

さきほどベビーシッターについて述べましたが、保育士の場合、集団の保育になるので、一人一人の個性を伸ばしていくのはなかなか難しいです。

どちらも、1歳未満の子供を保育するのはかなり根気がいると思います。

生まれて一年も経っていない子供はしゃべることもできず、基本泣くことしかできません。

そこから何を求められ、なにをしたら泣き止むのかは経験値で補うしかないでしょう。

「幼児」とかかわる仕事一覧(1歳~小学校就学)

保育士の預かる子供の年齢は0歳から小学校就学までですが、3歳から入園できる「幼稚園」がここから加わります。

幼稚園とは、満3歳から小学校就学までの幼児を教育し、心身の発達を助長するための教育施設です。

幼稚園と保育園の主な違いは、

{保育園}
・親の代わりに「保育」する
・0歳から小学校就学まで
・7時半から18時くらいまでお預かり

{幼稚園}
・就学前の「教育」をする
・満3歳から小学校就学まで
・9時から14時までの預かり

他にもいろいろ違いはあります。

幼稚園の特に違うところは、就学前の子供たちが集団生活のルールや生活習慣を、幼稚園教論免許を持つ教員などから学ぶ教育機関です。

言葉や数字といった教育的要素の強い学習だけでなく、子供の様々な興味津々を養う活動も行います。

幼稚園の先生になるためには保育士と同じく、国家資格にあたる「幼稚園教論免許」が必要になります。

「小・中学生」とかかわる仕事一覧

次に小学生、中学生と関わる仕事を紹介します。

誰しもがお世話になった「学校の先生」です。

小学校は「小学校教諭」の免許ですべての教科を担任することができる。

「中学校教諭」は特定の教科を担任できます。

小学校教諭とは、小学校に在籍する満6歳から12歳の児童に対し、各教科等の授業や行事など特別活動の指導を通して「生きる力」を育み、児童の個性の伸長や人間性の形成、育成を行う教員をいいます。

小学校教諭は通常、学級担任として、全科目に合わせて、音楽、図画工作、体育などの教科に道徳、総合的な学習の時間の指導も行います。

その他にも、児童たちが楽しみにしている行事(遠足や運動会など)やクラブ活動の指導、家庭や地域との連携なども合わせて、その仕事内容は非常に多岐に渡ります。

中学校は「中学校教諭」が必要です。

中学校教諭は、国語、英語、数学など、特定の専門教科を教えます。

授業以外にも、補助プリントをはじめとする教材の準備、テストの作成、クラブ活動の指導、保護者との懇談などがありこちらも多忙である。

さらに、授業の準備やテストの採点など、自宅に持ち帰って仕事もします。

また、クラブ活動の顧問になると休日出勤もすることもあります。

教職員以外にも、学童クラブのスタッフや塾の講師などもあります。

学童クラブのスタッフは、無資格でも働くことができます。

2015年度に新設された「放課後児童支援員」という学童保育の専門資格もあり、専門的に学びたい方は検討してもよいでしょう。

業務内容は、
塾講師は、小学生を相手に勉強を教えることは、勉強の楽しさを教えることができたり、その後の人生に役立つことができる学力を身に付けさせることや勉強することを習慣付けさせることができるよう指導します。

中学受験を考えている小学生の場合「志望中学に入るため」という明確な勉強する目標があるため、勉強の進捗やテストの結果などはシビアにチェックします。

いずれも、小学生に塾に通わせる上で「勉強を楽しんでもらう」ように工夫が必要ですね。

「高校生」とかかわる仕事一覧

高校の先生になるためには「1種免許状」または「専修免許状」が必要になります。

1種免許状は大学で所定の単位を取得し、教育実習を修了すると得られる。

専修免許状は大学院で所定の単位を修得するか、1種免許状を取得したあと、3年以上学校教員として勤務し、かつ大学で所定の単位を修得し、教育職員検定に受かると得られる。

さらに、免許状を取得したあとは、公立高校の場合は都道府県や政令指定都市が実地する教員採用候補者選考試験に合格する必要がある。

その後、教員採用候補者名簿に登載されて面接を経てはれて配属となります。

私立高校の場合は、各高校で独自に教員採用試験を行っているが、その前に私学教員適性検査を受ける場合があります。

高校教諭は中学生と比べると、より専門的なレベルでの高い教育を行います。

普通教科や専門教科など、教科数も増えます。

仕事内容は、中学教諭とにていて授業のことや部活のことをこなしますが、授業のレベルは上がっているので準備にもそれなりに大変かと思います。

高校になると部活動も盛んになります。

そのため、練習量も増えますし、試合の数も増えます。

さらに、力を入れてる学校になると、合宿や遠征なども入ってきます。

中学教諭よりもさらに多忙な業務になります。

高校教諭以外の仕事は、塾の講師や家庭教師、予備校講師などがあります。

子供とかかわる仕事のメリット・デメリットは?

子供と関わる仕事でのメリット・デメリットを紹介したいとおもいます。

メリット

子供と関わることで一番のメリットは、「やりがいがある」ということです。

毎日子どもたちと接し、目に見える成長を間近で見守れることはとても素晴らしいことです。

また、子育ての勉強にもなります。

耳や目で聞く情報のマニュアル通りとはいきません。

勉強で培った知識を教育の場で試すことで、自分自身が学べるのです。

デメリット

可愛い子どもたちを叱らなければいけないこと。

毎日笑って過ごせたら良いのですが、子供も人間ですからケンカやおふざけなど、してはいけないこともしていまいます。

そんな時にしっかりと叱り、正しい道へと導くことが必要になります。

さらに、小学校低学年以下の子供たちは自分の体調管理もまだ難しいので、急な体調不良にも気を配らなくてはなりません。

これらを怠ると、責任問題に発展して保護者との交流が難航します。

保護者の中は年齢層がバラバラですので、コミュニケーションが重要になります。

どんな人が向いてるの?

ここまで説明してきましたが子供と関わるためには、責任感はもちろん大事です。

子供たちを一番に考え、正しく導いてあげられる忍耐のあるひとが向いているのではないでしょか。

また、子供だけでなく、保護者ともコミュニケーションを取りますので、子供と親の二面性を持ち器用にこなせる人はきっと子供と親からの信頼も得ると思います。

子供とかかわる仕事に必要な資格やスキルは?
これまで説明してきた仕事の資格をまとめました。

・助産師
看護師国家試験受験資格資格取得後、1年以上必要な学習を修めること。

・保育士
(1)都道府県の指定する保育士を養成する学校その他の施設で所定の課程・科目を履修し卒業する。

(2)保育士試験に合格する。

・幼稚園教諭
教職課程のある短大・大学・専門学校に進学し、所定の単位の履修が必要。

*この場合、国家試験が免除となり、文部科学省に取得申請を出せば、取得することができる。

保育士資格がある場合、実務経験を経たうえで、幼稚園教員資格認定試験に合格すれば免許状の取得が可能。

・小学校教諭
小学校教諭1種(大卒程度)・2種(短大卒程度)・専修(大学院卒程度)のいずれかの免許状が必要。

・中学校教諭
中学校教諭1種(大卒程度)・2種(短大卒程度)・専修(大学院修士課程修了程度)があり、教科によって免許状が異なる。

・高校教諭
1種または専修免許状が必要。

1種免許状は、大学で単位を取得し、教育実習を修了すると得られる。

専修免許状は、大学院で所定の単位を取得する。

または、1種を取得したあと、3年以上学校教員として勤務し、かつ大学で単位を修得し、教育職員検定に合格すると得られる。

子供とかかわる仕事のやりがいは?

先程も述べたように、子供と関わることで得られる日々の成長がみられることです。

楽しいこと、悲しいこと、悔しいこと、それらを日々ともに共感し合い、自分と子供たちで学び、成長できるところがなによりも魅力です。

まとめ

子供と関わる仕事といっても様々な職種、関わり方の違いがありましたよね。

私たちが子供の頃に当たり前のように接してくれた人たちは、それぞれの職種ごとに努力をして国家資格などを取得し、確かな知識の元、成長の過程にいたのだなと改めて実感したのではないでしょうか。

これからこういった職業を目指している方、是非とも参考にしていただけたら幸いです。

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