仕事のやる気が全く出ない時ってありますよね。
- なんだか仕事にやる気が出ない
- 休み明けは気が重い
- 正直、何もしたくない…
そんな悩みを抱えていませんか?
今回は、何故か仕事にやる気が出ない時の原因とオススメの対処法をご紹介します。
やる気が出ないのは当たり前
そもそも一体どのくらいの人が、仕事に対してやる気が出ているのでしょうか?
「仕事への熱意度」に関して、世界を対象とした米ギャラップ社の世論調査によると、日本は139カ国中132位と最下位クラスであることが報告されています。
つまりやる気がある人というのは、とても少ないんですね。
仕事となると自分のしたいことや興味が湧くことばかりではないし、面倒なこともやらなければならなかったり。やる気がでなくても当たり前なのです。
では、具体的にどういったことでやる気を失ってしまうのでしょうか?
やる気が出なくなる主な原因を、ご紹介します。
仕事にやる気が出なくなる主な要因
①疲労感
仕事をしていると様々なことで疲労を感じることがあります。
人手不足で休憩がとれないのが日常化していたり、通勤で何時間も電車に揺られていたり、長時間おなじ姿勢で腰痛や肩こりがひどくなったり…。
こういった”肉体疲労”で悩まされることも少なくありません。
また責任が伴う仕事の増加や、リモートワークなどで仕事とプライベートの境目が付けづらくなり、長い間ストレスにさらされた状態というのは、”精神疲労”を招く原因にもなります。
”肉体疲労”や”精神疲労”が積み重なってくると、生活リズムが崩れてしまったり、疲れ切って何もやる気が出ないといった状態になってしまいます。
②給与面
やはり、仕事をする上では給与などの”報酬”の存在はやる気に大きく影響しますよね。
多少辛い仕事を任されたり、苦手な人と関わらざるをえない状況などがあっても、それなりに納得のできる給与が出れば、「また頑張るか」という気にもなるものです。
ただそれとは逆に、どんなに仕事で成果を上げても、つらい業務をこなしても、給料に反映されない場合もあります。
正当に評価をしてもらえていない、頑張っても意味がない、と感じることはやる気減退に大きく影響します。
③プライベートに問題を抱えている
仕事とプライベートは、実は密接に関係しあっています。
仕事が充実していても、プライベートで問題を抱えていたりすると、そのことで頭がいっぱいになってしまうこともあると思います。
「考え事をしてたら、普段はしないようなミスをしてしまった」なんて経験ありますよね。
2、3日で解決するようなことだったらいいのですが、なかなか解決しないようなことで悩まされていたり、ショックの大きいことが起きた時にはなかなか平常心で仕事に取り組むのも難しいと思います。
仕事に身が入らなくなったり、頭の切り替えも難しいでしょう。
④仕事内容が単調
誰でもできるような簡単な作業ばかりだったりとか、同じことを繰り返しするような仕事内容というのは退屈だったり、飽きてしまったりします。
また最初のうちは意欲を持って取り組む事ができたような仕事でも、慣れてくると退屈に感じてしまうこともあるでしょう。
そういったことで、どうにもやる気が出ないといった風に感じてしまう人もとても多いです。
⑤仕事が合わない・向いていない
今の仕事が好きで始めたことではなかったり、仕事をしていると苦痛に感じるような時は、その仕事が自分に合っていなかったり、向いていないのかもしれません。
仕事自体に興味がないから、なかなか作業もはかどらないし、同じ時期に入った同僚と比べて成果を上げらないでいたりすると、やる気もなくなってしまいますね。
⑥対人関係
仕事をする上で欠かせないのが対人関係ですが、いろいろな性格や価値観を持った人たちが集まっているわけですから、何も問題なく仕事が出来るということは少ないでしょう。
パワハラをしてくる上司や、同じ部署で派閥があったりと、気持ちが塞いでしまうようなこともあります。
そういうことが続くと、自然と仕事に対する気持ちも会社に行くのも嫌になってしまいます。
休みの日もそのことばかり頭によぎってしまうようになってくると、気も休まらないし、心も病んでしまうかもしれません。
そうならないためにも、早めに対策を練ることが重要になってきます。
やる気が出ない時にオススメな5つの対処法
①休息
しっかりと休息を取って身体や心を休めることは、生産性上げたりやる気アップに大きく繋がります。
休みの日は、のんびりと好きなコーヒーを飲んだり、栄養価の高い食事をとったり、良質な睡眠をとったり、心や身体が喜ぶようなことをしてみることが大事です。
入浴なども、たまには湯船に 浸かってのんびりしてみるのもいいかもしれません。
リラックス効果はもちろん、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、イライラの解消や睡眠の質を上げ、心身ともに疲れをとります。
オンとオフをしっかりと分けることで、またやる気が出てくるでしょう。
②苦手な人とは適度な距離を置く
職場に苦手な人がいると、憂鬱な気持ちになると思います。
しかしどんなに威圧的な人や、人の嫌がるようなことを平気で言ってくるような人でも、その人に性格を変えてもらうというのはとても難しいものです。
そこでオススメの対処法として、「苦手な人とは適度な距離を置く」というものがあります。
こちらの方法は、精神科の専門医が薦めていて、すぐ出来て効果の高い方法となっています。
ちなみに距離とは、『物理的な距離』ではなく『心の距離』を置くということだそうです。
苦手だ、嫌だといった気持ちというのは、非言語的に相手に伝わってしまい、相手からもそういう風に思われることがよくあるかと思います。
そこで、”嫌い”という気持ちを”普通”というところまで持ってくると状況が好転するそうです。
最初は、慣れるのに大変かもしれませんが、慣れてくると苦手意識が改善してくるのでぜひ試してみてください。
③楽しいことを考える
毎日同じような仕事の繰り返しだったり、なんとなく仕事に面白みを感じないというときには、仕事の中で楽しみを見つけるといいでしょう。
ゲームや漫画など楽しいことをしている時は、夢中になって何時間でも集中することが出来ると思いますが、それを仕事に取り入れてみるという方法です。
例えば、単調な仕事をしている時には、いつもより5分速く終わらせられたらスイーツを食べてもいいとか、逆に難易度の高い仕事をしなければいけないときは、物事を細分化して成功して『できた』という喜びを発見するのもいいでしょう。
わくわくするようなことや、楽しくなるようなことを考えると脳内で幸福物質と呼ばれる、ドーパミンが分泌されます。
ドーパミンはストレスを緩和する働きや、モチベーションを高めるという効果もあることがわかっています。
つらい、忙しい、もうやりたくない、などネガティブな気持ちが強まっている時こそ、楽しいこと探しをしてやる気アップに変換してみるのはいかがでしょうか。
④上の人などに相談する
例えば、給与に関する希望などや、人間関係であまりにも対処が難しいといった風に思う時は、思い切って上司に相談してみるのもいいかもしれません。
部署や配属先を変えてもらうなどして、改善されることもあるでしょう。
⑤転職も視野に入れて環境を変える
上記の方法を試しても変わらなかった場合や、今の職場でいることがどうしても辛くて精神的にも限界、といった時には転職を考えてみるのもいいかもしれません。
長期間にわたる意欲低下は、うつなどの精神疾患を引き起こしてしまう恐れもあるからです。
もし実際に転職しなくても、いろんな選択肢があると思えると、心にゆとりも生まれ
ことでしょう。
転職する時の注意点!
「転職をしてもまた新たな問題が浮上して失敗した」なんていうこともよくあることなので、納得のできる転職をするために注意すべきポイントをおさえておきましょう。
自己分析をしておく
自己分析をしておくことで、転職時の失敗のリスクを減らすことができます。
転職先で自分が何をしたいか、転職先に自分は何を望んでいるのかなどを見つめなおすことによって、自分に合った働き方を見つけることが出来ます。
自分のしたいことや興味が湧くことというのは、多少障害があっても頑張れるものです。
自己分析診断をしている転職サイトもあるので、こちらも活用してみるのもいいかもしれません。
希望の会社を隅まで調べておく
雇用条件・業務内容・福利厚生など基本的な所を調べる時点で、ある程度優先順位をつけて選択をすると絞り込んでいけます。
さらに、企業によってはマイナスになるので掲載を避けているようなポイントにも目を配るとより、失敗を防ぐことができます。
具体的には、
- 残業時間
- ブラックな人間関係
- 理解不能な社風
などです。
今は転職サイトなどで、口コミとしてこういった情報も見ることが可能になっているので、ぜひ活用してみるといいでしょう。
もちろん実際に行って見て社内の雰囲気を確認するのも大事なことです。
まとめ
仕事をしていると、やる気が出ないといった問題には誰しもぶつかります。
しかしそういった時には、原因別に考えると解決への近道となるでしょう。
正当に評価されていないと感じる時、疲労感が取れない時、人間関係の悩みがある時、業務内容に魅力を感じなくなったときなど原因は様々ですが。
休みの日はゆっくりと心身を休めてリラックスしてみる、いろいろな出来事に視点を変えて取り組んでみる、上司に相談してみる、または転職という選択肢も視野に入れてみるなどをすることによって事態は好転させられます。
ぜひあなたに合った方法を試してみて、やる気アップに繋げられたら幸いです。