今の会社がイヤになったから転職をしようと思ってるけど、退職理由が思いつかない。
もしくは、実際面接で退職理由を聞かれたけど、上手く答えられなかった。
なんて人は多いと思います。
なにを言っても言い訳に聞こえそうだったり、本当のことをそのまま言うわけにもいかなかったりなど、なにを答えれば正解かなんてわからないですよね。
退職理由の答え一つで「この人はうちにきても続かなそうだな」と思われたり、それにより面接に受からないなどの様な失敗をしないためにも、嘘にならない範囲でまともな理由を言わなければなりません。
この記事では、面接時に退職理由を聞かれたら、どんなことを答えたほうが良いのか。
また、退職理由以外にも気を付けなければいけない面接のポイントをご紹介します。
次の会社で失敗しないための第一歩を踏み出そうとしている人が少しでも参考に思えてもらえたら幸いです。
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自分の職歴を確認する
面接時に退職理由を聞かれたら困ってしまう場合、まずは事前に自分の職歴を確認しておきましょう。
確認するポイントは以下のようなことです。
- 現職もしくは直近の仕事はどのくらい続いたか
- 職歴はいくつあるか
- 過去の仕事で3年未満に辞めたものはあるか
- 職歴と職歴の間に空白の期間はないか。また、ある場合はどのくらいの期間か
このようなことを事前に確認しておく理由は、退職理由の流れで聞かれる可能性が高いからです。
そして、聞かれた場合に現職の退職理由と同じくらいの重要度があるためです。
場合によっては現職とその前の仕事で、その前の仕事のほうが続いた期間が短い場合、そちらの理由を聞かれる可能性もあるでしょう。
職歴が多かったり、3年未満のものがいくつもあったりすると、しっかりとした理由が提示出来ない場合に、「続かない人」や「経験不足」と思われることが多いです。
また、職歴と職歴の間も同様で、何ヵ月も空いている場合は、仕事に対する意識が低いと思われかねません。
現職の退職理由と合わせて、過去の職歴の退職理由もある程度は考えておきましょう。
自分の生活環境を確認する
退職理由を考えるときに、自分の今の生活環境、特にもし最近変化した生活環境などがあればそういったところを中心に理由として考えるのが良いでしょう。
この時に注意してほしいのは、明らかな嘘はつかないことです。
「社会人として」「人として」「立派な大人として」というのももちろんありますが、それよりも嘘をつかないほうがいい理由は、後々その嘘が自分の首をしめたり、つじつまが合わなくなるからです。
最悪の場合、バレてその後不信感を持たれる可能性もあります。
現職を辞める理由としては本当のことじゃないけど、生活環境に関しては本当のことの中から、面接官に悪い印象を与えないものを探すことが無難でしょう。
そのため、自分の生活環境を確認するということは、退職理由をみつけることに繋がるのではないでしょうか。
現職を辞めた理由を自分のなかで整理してみる
退職理由を面接官にいうときに思いつかない人の多くは、今の仕事が嫌で辞める人が大半ではないでしょうか。
そのような場合、面接で「なぜ転職をしようと思ったんですか?」と聞かれて「今の仕事がイヤになったから」と答えてしまったら、結果は聞くまでもありません。
面接官によっては、正直なところを気に入ってくれて好印象を持たれることもあるでしょうが、大半の面接官は「じゃあうちに入ってもイヤになったらやめるんですね」と感じるでしょう。
しかしこれは、面接で言ってしまったらの話であり、自分自身で退職理由を考えるときは正直な気持ちで例えば紙にでも書き出してみましょう。
この書き出すときに重要なのは、「イヤだから」ではなく、なにがイヤだからなのかの深掘りをすることです。
例えば、例として上司がイヤで退職したい場合の深掘りの仕方は下記のような感じです。
なぜ辞めたいか→上司がイヤで辞めたい
なぜ上司がイヤなのか→すぐ怒るから
怒られることがイヤなのか→話をなにも聞かずに怒られるのがイヤだ
というような深掘りの仕方です。
例えばこの深掘りから見えてくるのは、「上司に恵まれていない」「コミュニケーションをしっかり取れる職場がいい」「風通しの良い職場が良い」という考えをもっているということです。
深掘りをして、さらにどういうものを望んでいるのかを考えましょう。
また、合わせて細かいエピソードみたいなものを覚えておくと、面接官に例えばどんなことがあったかと聞かれた時に答えやすいでしょう。
こういった辞める理由を細かく自分の中でまとめることにより、まともな退職理由を見つけることに繋がる可能性は高まります。
面接での上手な受け答え方
面接で退職理由が思い浮かばないから内定が貰えない。そう思っている人は、本当にそこだけなのかを一度考えてみましょう。
確かに退職理由がちゃんとしてないと、面接官としてはこの人とこれから一緒に仕事をしていくのは大丈夫なのかと思ってしまうこともあると思いますが、面接で聞かれるのはそれだけではありません。
面接官に対する上手な受け答えがうまく出来ていなくて内定が貰えていない可能性もあります。
ではどのような受け答えが上手と言えるのでしょうか。
面接官に対する上手な受け答えの基本的なものは以下のようなものです。
- 目をみて話す
- 質問に対する答えは短すぎない程度で簡潔に
- 結論と理由をセットで話す
ひたすら笑顔で話したり、大きな声を出す、アピールを沢山するといったものを意識する人や、意識したほうが良いと言う人もいますが、
こうしたものはやりすぎても逆効果になりかねませんし、普段からこういったことをしている人でない場合、面接官に無理をしているのはほぼバレます。
それよりも、素直な気持ちで、質問の要点をしっかり目をみて話すという、会話をするときの基本を意識するだけで印象は何倍も良くなるでしょう。
面接官に悪い印象を与えない退職理由3選
前提条件として、面接で退職理由を聞かれた時に注意すべきことは
- 嘘をいわない
- 不平不満で終わらない
ということです。では、例えばどのような回答をすれば良いのかを「お金」「人間関係」「やりたいこと」でご紹介します。
お金
今の給料に満足していなくて退職をきめた場合、面接官に「給料が低いから辞めた」と回答すると、不平不満に聞こえたりスキルがないからではないかと思われる可能性があります。
このような時は、その先の部分を御社との関連性から話すようにしましょう。
例としては、「御社では年齢などではなく能力で評価をしてもらえると思いました。」「結果を出すことにより、評価をしていただき、それが自分への成果に繋がるような会社だと思い転職を決意しました。」
などといった、給料を上げるための努力や結果を自分は残してきたけど、成果として現れなかったというような伝え方がいいでしょう。
人間関係
上司からパワハラを受けていた、周りと打ち解けられなかった、こういった内容をそのまま伝えると、クレーマー気質や、コミュニケーション能力のない人だと思われる可能性があります。
このような場合で転職したい人の例としては、「風通しの良い職場で働きたいのだが、もくもくと仕事をこなすだけの社風が出来上がっており、それにより意思疏通がスムーズに行えなえませんでした。」「御社の説明をみて、従業員が互いに協力しあって成長していける会社だと思いました。」
などといった、面接先の企業の人間関係に対して憧れをもっているというようなことを伝えたほうが良いでしょう。
やりたいこと
「僕が本当にやりたいのは御社のような仕事です」「やりたいものがかわりました」「スキルアップが今の会社では出来ないと思いました」こういった回答は、一見やる気があるようにも見えますが、同じようなことを言って次の会社も辞めるのではないかと思われる可能性があります。
こういった場合の例としては、「実は昔から御社のような仕事がしたかったのですが、当時はスキル不足を感じていたため応募出来ませんでした。」「今の会社では、自分のスキルアップが会社貢献に反映しておらず、スキルアップをそのまま会社に還元できるようなところで働きたいと思っています。」
など、スキルアップをした結果どうしたいのかを明確に伝えるのが良いでしょう。
まとめ
転職をするときに必ずといっていいほど聞かれる退職理由。
1つ回答を間違えると、物凄く突っ込まれることもあるでしょう。
当然現職を辞める場合にほとんどの人は不満をもって辞めると思うので、不満だった部分を伝えることは問題ありません。
しかし、大切なのはその不満の結果、面接先の企業ではどのように改善していきたいのか、その不満に対して改善の努力をしたのかどうかです。
思い出しながら不満ばかりを並べるのではなく、新しい企業に対して前向きな経験値として提示出来たら、退職理由はむしろ大きなプラスになるのではないでしょうか。
以下2つの転職エージェントは、「希望の働き方」・「希望年収」・「向いてる仕事」に沿った求人情報を提案してくれるので、登録して損はありません!
スマホで無料登録しておくだけで、今より良い条件の非公開求人を提案してくれるチャンスを逃さないようにしましょう。