体調不良で仕事を休むと、次の日に出社しずらい気分になりますよね。
明日こそは、会社に出社しようと考えているのに、いざ朝になるとやっぱり出社したくないと悩んでしまうことはないでしょうか?
今回は、体調不良で欠勤が続き、そのまま退職されたという方に体験談をインタビューしました。
どんなきっかけで欠勤が始まり、どんな苦痛があって、そのまま退職する時にどんなことに注意したかをまとめましたので、これから退職を悩んでいる人にとって参考になることでしょう。
欠勤したきっかけ
私は今から数十年前まだ若き二十代の頃、警戒心がとても強く人嫌いで、常に何かに怯えて常 にストレスを抱えて生きているような人間であったように思います。
どこかの職場に入りしばらく働いて も、何故だかその場所にいてはいけないという気分になって転職を何度も繰り返していました。
辞めるといっても、期日を定めて円満に退社すればいいのだが、何度か勤務していたところに次第に行きたくない気持ちになってしまいその後欠勤が続きそのまま退職してしまった経験があります。
今、考えてみるとそこまで気にしなくてもいいようなほんの些細な出来事でも、社会人経験の浅い 当時の私にはとても耐えらなかったのです。
体調不良で欠勤したのも、今考えると大きな事件とかきっかけとかはなかったように思います。
でも、 当時の私には些細なことの積み重ねがなんだか辛くて、いつも行き場所を探していました。
そして、こ こにはいてはいけない、なんだか居心地が良くない~居心地が悪い、電車が満員で乗りたくない と、嫌の数を数えていました。
だから、きっかけは嫌を数えはじめてしまったこと、小さな積み重ねです。
欠勤以前から苦痛
欠勤する以前から職場で受けた苦痛は、先に述べたように大きな出来事などは特別これといっ てなかったです。
特に、人間関係で何かあったとか嫌な人がいたとかではありません。
接客業の時は、お客 様のことで少し嫌な気分にはさせられたが、それが大きな原因という訳でもありません。
恐らく私の気持ちの問題でした。
当時の私は、大人数が嫌いで集団での行動は得意としなかったのです。
大勢 の中にいるだけでストレスを感じていました。
中でも、大人数でとる休憩時間は苦痛でした。
以前は、今より他人と の協調性を求められていた時代であったし、私も他人との距離の保ち方を知らなかったから、何 だかひどく疲れる毎日でした。
他の人と行動を合わせないといけないことが、すごく苦痛だったため、時々一人になりたいと考えてました。
今考えてみると、些細ななんでもないことだった気はしますが、当時は今とは違うストレスに悩まされていました。
精神的ストレスで体調不良
この小さなストレスの積み重ねで、嫌という苦痛が溜まっていきました。
誰かが嫌いなわけではない。 特別嫌な目にあっているわけではありません。
でも、職場に行きたくない状態でした。
電車もまた今日も人がいっぱいで満員だから乗りたくない。
あと、もし何か悪いことがあったら嫌だなとかマイナスなことしかそ の時は考えられなかったのです。
こう嫌なことばかりを数え出すと、次第に体調にも異変をきたしてきました。
体調不良の内容は、所謂ストレスからくる胃痛でお腹の調子を悪くしたり、電車に乗れば頭がワーとなって、パニック障害 に近い症状になったりと、精神的に自分を攻めてしまっていました。
幸いなことに、私は病院のお世話にはならずに過ごせましたが、精神的ストレスで体調不良が起こってしまったのです。
身体もそうだが心をも大切にしてあげないと体調が崩れてくるのだと実感しました。
結果そのまま退職
電車に乗っては体調を崩したり、朝起きて胃痛を繰り返して欠勤が続くと、朝目覚めてからしばら くして体調不良がおきなくても、数日仕事を休んでしまったことに負い目を感じて結局出勤しにくい気分になってきます。
ズル休みをした訳ではないのですが、休んだことを心配されることにストレスを感じはじめました。
そう、この出勤しにくい状態ということが、またストレスになります。
そして、この悪循環 が更に続いていき、もう再び出勤することはなく退職することになったのです。
退職した時に注意したこと
体調不良で欠勤し、欠勤が続いた結果にそのまま退職となってしまったら、正社員ではなくたとえ アルバイトでも、社会人として注意しなければならないことがいくつかあります。
勤務先と連絡を取る
社会人として当然のことだが、欠勤する場合も退職となってしまった場合も、必ず勤務先に連絡はとることが大事です。
連絡をしなかったり、音信不通ではいけません。
また、勤務先によっては退社する際に勤務に就く上でお借りした物などを返却しなければいけな いこともあるので、連絡を取ってよく確認しなければならないでしょう。
自分の非を認め詫びる
どんな仕事でもブラック企業ではない限り、自分の非は認めて誠意をみせて詫びることも大切なことです。
体調不良とはいえ、人材が一人欠けるということは、社内業務的に他の人に負担がかかります。
会社も新たな人材を探すまでには一般的に時間がかかりすぐは見つからない。
その分、誰かに負担がかかるのだから、突然退職して迷惑をかけてしまったことは謝罪しないといけません。
お世話になったお礼は言う
今まで、お給料を頂き仕事をさせてもらっていたことのお礼と、一緒に働いてお世話になった方へ のお礼は必ず言うことです。
たとえ、本当は内心そう思っていなくても、社会人としてそうするべきです。
もしかしら、今いた職場で出会った人といつかまた顔を会わすことがあるかしれません。
まとめ
本当のことをいえば、職場を退職するのであれば期日を伝えて円満に退職するべきです。
このような経験はない方がいいと思います。
しかし、人生何があるか判らないものです。
私は当時、精神的に弱かったからかもしれないが、精神的にストレスを抱えていたのも事実です。
自分の心を守る ため、この時の対処方法は間違っていなかったと今でも思っています。
生きていくこと生活をするために仕事も大事ですが、一番大事にしなくてはならないのは自分自身の命です。
命がなくては、働いて得たお金だって無駄になってしまいます。自分を守れるのは 自分だけなのです。
職場はたくさんありますが、あなたの命は一つしかないのです。
精神的に追 い込まれ体調不良になり、それが一時的なものでないなら退職して少しゆっくりと過ごして、次に進めばいいのです。
ただその際、できるだけ勤務していた先にも配慮しなくてはなりません。
精神的ストレスが仕事からだけ来ていたものなら、退職したら体調も落ち着くはずです。
ゆっくりして気持ちが落ち着いたら、次に進みましょう。
欠勤しそのまま退職した今回の経験も、 人生勉強だったと思える時がきますよ。