働き方には、様々な方法や雇用形態があります。
社員、準社員、期間社員、アルバイト、パート等々。
折角面接に行き、「さぁ、働くぞ」と思っても、いざ働いてみたら全然自分に合っていないことや、酷い場合は仕事にもう行きたくないと思った経験は、皆さん少なからずあるのではないでしょうか。
しかし、仕事はすぐにやめてしまった場合、その場の金銭面以外にも様々なデメリットがあります。
この記事では仕事が続かない人や、今現在の仕事を辞めたいけど悩んでいる人、また、1年以上仕事を続けるのか1年未満で辞めるのかによる違いなどをご紹介していきます。
転職を考えている、悩んでいる人が、少しでも参考になったら幸いです。
なぜ転職をしたいのかを考える
転職をしたい、つまり仕事を辞めたいと思うことは多くの人が定期的に抱く感情だと思います。
まずこのときに考えてほしいのが、今のその感情がプラスの気持ちなのか、マイナスの気持ちなのかというところです。
「転職をしたい」というものと、「仕事を辞めたい」では、結果的に行きつく先は同じですが、その時の感情や意味が違うと思います。
ではプラスとマイナスの気持ちどちらなのかというのは、なにか目標や目的があるようなプラスの意味の転職と、今の仕事が嫌だから辞めたいというマイナスの意味の転職に分かれるのではないでしょうか。
今の仕事になにかしらの不満があるのではなく、もっといい条件の仕事が見付かった等の場合は色々な視点から今の仕事と比べてみるのが良いと思いますが、
マイナスの意味の場合は例えば上司に怒られてイヤになったなど、一過性の感情の可能性もあります。
そのため、今の仕事がイヤになって転職をしたいと考えている場合は、今後続けていても変わらず、本当に辞めたいのかどうかを一度冷静に考えてみるのが良いでしょう。
こういった改めて自ら考えてみるのが、なぜ転職をしたいのかの答えに繋がると思います。
一年未満で辞めた場合のメリットデメリット
最低でも1年は続けようと心に決めても、やはり1年未満に辞めてしまう人というのは実際多く、新卒等でも3割~6割のようです。
このように結果的に1年以内に辞めることとなった場合には、どのようなメリットとデメリットがあるのか、また、辞めたほうが良いという内容をメリットとしてご紹介します。
メリット
パワハラなどのハラスメントを受けている
精神的に追い詰められたり、暴力的なことをされる等はパワハラに当たります。
精神的とは、不特定多数の前で怒鳴られたり、周りからの孤立をするような配置をする、無視をしてくる、他にも過小な要求や、プライベートなことに対する口出しなどもパワハラに当たります。
このような扱いを受ける場合は、その原因はなんであれ、そんな会社は早めに辞めてしまうことがメリットとなります。
無理に続けているとうつ病などの精神疾患を患ってしまう可能性が高まるためです。
過剰な労働条件
例えば、法外な残業を日々強いられたり、身体を壊してしまうような肉体労働などは、パワハラ同様うつ病になってしまったり、肉体的な病気になりかねません。
最悪の場合、過労死してしまうような仕事を強いられるブラック企業もあるため、そのような場合は判断を間違えず早急に退職したほうが結果的にメリットに繋がります。
第二新卒は重宝される
こちらは新卒の人が早い段階で辞めてしまった場合のみの話ですが、第二新卒は比較的重宝される傾向があり、企業によっては快く受け入れてくれるところが多いです。
何故かというと、結論はコスパが良いからです。
新卒となると、初めての社会人で、ましてやバイトもしたことがないという人もいると思います。
そういった人の場合、まず最初に最低限のビジネスマナーを教えて、それと並行、もしくはそのあとに仕事を教えていきます。
それと比べて第二新卒の人は一社目で最低限のビジネスマナーがついていることが多く、仕事内容を早い段階で教え始めることができるため、コスパがいいと言えます。
デメリット
職歴に短期間のものが残る(職歴に傷がつく)
傷がつくは言い過ぎかも知れませんが、職歴の中で1年未満の、「何ヵ月」という記録が残るのは、企業にとってメリットになることはないと言えるでしょう。
もちろん1年未満で辞めたことをデメリットと感じない企業もいると思いますが、そうではない企業の場合、また1年未満で辞めるのではないかと思われてしまうこともあります。
辞めグセがついてしまう
可能性ではありますが、1年未満で一度会社を辞めてしまうと辞めることに慣れてしまい、次の会社もその次の会社も、短期間で辞めてしまって長続きしないようになってしまう人もいます。
そうなるとキャリアアップなどは望み辛いでしょう。
即戦力を期待される
新卒の場合、社会人経験がないのが当たり前のため、一から細かく教えてくれることがほとんどですが、それ以外の中途の採用に関しては、社会人経験があるという認識のため、あまりしっかりと仕事は教えてもらえないことが多いようです。
一年は意外とあっという間です
1年は仕事を続けたほうが良いと思っても、続けることが出来ず辞めてしまう人が多いというお話はしましたが、1年は意外とあっという間です。
長く感じる人も確かにいるとは思いますが、実際には入社してからの1年間というのは、新しい仕事を覚えたり、不馴れな状態から始めるため、バタバタして早く感じることが多いようです。
気が付いたら1年終わっていた、なんてことも珍しくないようです。
また、特に新卒の人などは学生時代とのギャップもあるため、楽しいにせよ辛いにせよ、あっという間に感じることでしょう。
一年以上は企業に在籍したほうがいい理由
上記の内容を踏まえて、ブラック企業であったり、あまりにも自分にとっては体力的に厳しく、身体を壊してしまうかもしれないと思った場合以外は、出来るだけ1年以上続けることが望ましいです。
まず、1年続けるというのは、自分にとっても設定がしやすいと思います。
とりあえず1年やってみて、1年やっても合っていないと思ったら、転職をしてみるという方法です。
もし我慢して5年など続けてみたけど、将来性が見えなかったり、自分に合っていなくて辞める場合、年齢で段々追い詰められてきてしまうでしょう。
しかし1年であれば、その次のやり直しはしやすいと思います。
また、1年未満な場合、その会社の仕事の表面しか覚えておらず、なんのスキルやキャリアアップなどもしないまま次の会社に行ってしまう可能性があり、そうするとその期間というものは無駄に終わってしまいかねません。
そのため、まずは1年間同じ仕事をしてみて、自分に合っているのか、将来性は見込めるのか等を判断するのが良いと思います。
まとめ
仕事は、我々の生活の基盤ともいえる存在です。
仕事内容が続けられるのかどうか、将来的に今の会社にいて結婚したとき金銭的にやっていけるのかどうか、やりたいことなのかやりたくないことなのか。
続けるかどうかの判断基準は人それぞれあるとは思いますが、どちらにしても1年でそれは判断出来ないでしょう。
判断できる人というのは、きっと判断出来た気になっている人も多いのではないでしょうか。
色々な視点から判断をするという意味で、とりあえず1年を頑張ってみることが、次にも繋がることになると思います。