近年では、転職で「転職エージェント」を利用する人は段々増えてきているのではないでしょうか。
しかし、転職エージェントといってもサービスを提供している企業も沢山あるしどれを利用したら良いのかわからないという人も多いでしょう。
この記事ではそんな数多い転職エージェントの中から、スカウトサービスにも定評のある転職エージェントの「キャリアカーバー」についてご紹介します。
世間の評判や口コミ、どんな人におすすめ出来るか、豊富なサービスも多いためサービス内容も解説していきます。
自分のスキルや経験に少しでも自信がある方や、転職活動にあまり時間の避けない方は、是非利用前の参考にしてください。
キャリアカーバーとは?どんなサービスがある?
「キャリアカーバー」とは、大手リクルートが運営するスカウト型の転職エージェントです。
年収800万以上のハイクラス求人が多数存在していて、なかには年収2000万という求人も少なくありません。
利用者は経験やスキルに自信のある、30代~40代が特に多いです。
サービスの利用方法としては、無料の登録を済ませて職務経歴書などを登録すればあとはスカウトを待つだけです。
キャリアカーバーには優秀なヘッドハンター達がいます。
このヘッドハンターからの仕事の紹介やスカウトなどにより、転職活動を効率的に進めることができます。
公開求人数も6万件以上あるため、希望の仕事も見付かりやすいでしょう。
キャリアカーバーの世間の評判はどんなものが多いのか
キャリアカーバーは大手リクルートが運営している大きな企業のため、利用者も多いです。
そのため、良い口コミや悪い口コミが多数あります。
実際にどのようなものが多いのかを下記でご紹介します。
良い評判
- 高年収の求人が多い
- ヘッドハンターの対応・知識が満足
- 機能が豊富
悪い評判
- 企業の求めるレベルが高い
- 求人数があまり多くない
- 転職活動に時間がかかる
高年収の求人が多いというのは大きなメリットとなりますが、それにより企業がスタートから求職者に求めるスキルはかなり高いと感じる人が多いようです。
自分には無理だと思い諦めてしまう人も少なくないようです。
しかし、ヘッドハンターはやはり業界に精通したプロフェッショナルが多く、自分の市場価値を知れたり、多くの情報を収集するという面でもプラスになるようですね。
スカウトを待つのがキャリアカーバーの基本的な利用方法ですが、自ら行動を起こして少しでも早く転職活動を進める方法もあるので、それはまたこの先で詳しくご紹介します。
キャリアカーバーのメリット・デメリット
キャリアカーバーを利用する上でメリットが多く存在しますが、一般的な転職エージェントと違う分反対のデメリットも当然あります。
メリット・デメリットを下記でまとめますので参考にしてください。
メリット
・ヘッドハンターを自分で選べる
多くの転職エージェントは、最初からアドバイザーなどのコンサルタントが決まっているパターンがほとんどです。
この場合、自分と相性の悪い人や、自分の転職したい業界に詳しくない人が担当になることもあり、上手く転職活動が進まないというケースもあります。
しかし、キャリアカーバーでは自分でヘッドハンターを検索し、相談をすることが出来ます。
ヘッドハンターのプロフィールをみて、自分の転職したい業界に強そうな人や相性の良さそうな人に相談できれば、転職活動は想像以上にスムーズに進む可能性が高いです。
・好条件な求人を、応募ではなくスカウトで獲得出来る
キャリアカーバーに公開・非公開されている求人はどれも年収が高くて良い条件のものばかりです。
そのような求人を自ら応募するのではなく、企業やヘッドハンターからのスカウトで受けられるというのは大きなメリットでしょう。
ただし、スカウトが来たからといって必ずしも内定をもらえるという訳ではないので、注意が必要です。
・求人が全国にある
キャリアカーバーは大手のリクルートが運営しているということはお伝えしましたが、運営している企業が大きいため、地方にも拠点があります。
そのため都心や主要都市でないため求人が全然見付からないということはないでしょう。
デメリット
・書類添削や面接対策は行っていない
通常転職エージェントを利用すると、履歴書や職務経歴書の添削や、模擬面接や各企業の面接の注意点などをサポートしてくれます。
しかしキャリアカーバーでは、このようなサポートは行っていません。
ハイキャリアな人でも、このような書類や面接に苦手意識のある人は、事前に調べて練習や対策をしておく必要があります。
・転職活動が長引く可溶性がある
キャリアカーバーの基本的なサービス内容は登録してスカウトを待つというスタイルです。
そのため、企業やヘッドハンターが数あるプロフィールのなかから自身のことを見付けて、適正だと思わなければスカウトメールは来ません。
そうなると一般的な自分で仕事を探して応募するような方法に比べて転職までの期間は長引く可能性が高いでしょう。
もし少しでも早く転職をしたいと考えている場合は、自分からヘッドハンターに相談をしたり検索から気になる企業への応募をするか、平行して他の転職エージェントを利用したほうが良いでしょう。
・若年層や経験、スキルが少ない人には不向き
キャリアカーバーではハイクラス求人を扱っているため、「未経験・誰でも可能」などといった求人はありません。
当然企業側もそれなりの年収を最初から払うため、即戦力を探しています。
そのため、専門的な分野での知識や経験がない人や、企業での経験や実績をそれなりに積んできていない人は、スカウトだけでなく検索による利用をしても内定をもらいにくいでしょう。
20代の若い世代も、長い社会人経験はないためあまりおすすめできません。
しかし、若い世代でも現在の年収が600万を越えているハイクラスな人や、専門的な分野で実績を出せている人は挑戦する価値は十分にあるでしょう。
キャリアカーバーはどんな人におすすめ?
キャリアカーバーの利用をおすすめできる人は、下記のような人です。
過去の仕事で活躍をしてきた30代以上の人
年齢として企業が即戦力として判断するのは20代後半以降のところが多いです。
キャリアカーバーでは、ハイクラスな求人を扱い即戦力を求めているため、社会人経験をそれなりに積んでいて能力もある30代以上の人は仕事が見付かりやすいです。
キャリアアップ、スキルアップをしたい人
キャリアカーバーの求人では即戦力を求めている企業が多いため、入社してすぐに専門的な仕事やあなたのスキルを活かせるポジションを任されることが多いです。
場合によっては最初から責任者として教育をしてもらえるなんてことも少なくありません。
そのため、ある程度経験を積んだ社会人であっても、このような企業で働くことにより今よりも高いスキルやキャリアを獲得しやすくなるでしょう。
こういったスキルやキャリアを伸ばした結果、さらに年収が上がるのか、もっとハイクラスな企業に挑戦をするのかなど、選択肢を大きく広げることが出来ます。
担当を自分で選びたい人
通常では会員登録をした場合につくキャリアアドバイザー等は自身で選ぶことは出来ません。
しかし、キャリアカーバーでは自らヘッドハンターを検索して、気に入ったヘッドハンターがいたらその人にサポートをお願いすることも出来ます。
キャリアアドバイザー等のコンサルタントがつく転職エージェントでは、他の転職サイトと比べてプロがサポートをしてくれる点が大きなメリットとなります。
しかし、自分の挑戦したい業界に関してさほど詳しくない人が担当になった場合は、逆に転職活動の妨げになってしまう可能性もあります。
そのような遅延を避けて、自分で詳細をみながらより良い担当を決めたいという方はキャリアカーバーがおすすめできます。
キャリアカーバーをおすすめできない人
反対に、こんな人はキャリアカーバーは利用しないほうが良い、という人もいます。
それは下記のような人です。
社会人経験の浅い人
ハイクラス・即戦力な人材を求めているキャリアカーバーの求人では、社会人経験の浅い人にはあまり向いていないでしょう。
登録しても中々紹介やスカウトをしてもらえない場合は、他の転職エージェントを検討してみるか、一度ヘッドハンターに相談してみるのも1つの方法です。
すぐに転職したい人
キャリアカーバーは、短期間でなるべく早く転職をしたい人にはあまりおすすめできません。
そもそも転職エージェント自体も、キャリアアドバイザーなどのコンサルタントからの紹介がメインの利用方法となります。
キャリアカーバーはスカウトを待つサービスが主なため、紹介してもらえる転職エージェントよりさらに時間がかかる可能性があります。
もし早く転職をしたいと考えている場合は、求人数の豊富なリクルートエージェントや、転職サイトで直接求人に応募をしたほうが仕事の見付かるスピードは早くなりやすいでしょう。
キャリアカーバーに登録すると現職にバレる?!
キャリアカーバーでは、名前や生年月日、職務経歴などを登録する必要があります。
そのため、今の職場にバレてしまうのではないかと思う人も多いと思いますが、バレることはないので安心です。
なぜバレる心配がないかというと、名前などは匿名で公開されるからです。
さらに、キャリアカーバーではビズリーチのように企業でも閲覧できるというものではなく、ヘッドハンターのみが閲覧できるようになっているため、企業にバレる心配はないというわけです。
キャリアカーバーの「一求入魂スカウト」ってどんなサービス?
キャリアカーバーの一求入魂スカウトとは、比較的内定をもらえる確率が高いスカウトです。
そもそもキャリアカーバーにはスカウトの種類が3種類あり、求職者の希望や経歴と企業の希望や経歴がある程度当てはまると送られてくる「通常スカウト」。
通常スカウトよりもヘッドハンターが是非働いてほしいと思うほど熱のこもった「一求入魂スカウト」
自身の経験やスキルを生かして経営や事業展開などを手伝う「顧問スカウト」があります。
一求入魂スカウトは、ヘッドハンターがかなりおすすめと思って求職者へ送るものなので、もし届いたらしっかり確認するようにしましょう。
まとめ
転職エージェントは転職のフォローをしてくれる担当によって良い方向にも悪い方向にも変わると思います。
ヘッドハンターという転職のプロが付くだけでも十分心強いですが、更に自分に合った人を自ら選びにいけるというのは転職活動に大きなメリットを生んでくれるのではないでしょうか。
キャリアに少しでも自信がある人は、一度挑戦という形でもキャリアカーバーを利用してみたらどうでしょうか。