キャリアプランが思いつかなくて焦る…というあなたのために、キャリアプランが思いつかない原因と対策についてまとめました。
転職活動を控えていたり、これから就活に臨む方にとって、面接官に伝えるキャリアプランは重要ですよね。
「無いです」と伝えるわけにはいかないですし、かと言って適当に取り繕ってしまうと、入社した後に周囲と話が噛み合わず、苦労することになります。
しっかりと自信を持って語れるキャリアプランを用意しておきたいですね。
この記事ではキャリアプランが思いつかないときにとりたい対策と、キャリアプランの伝え方にまで深掘りする形でまとめました。
今後の人生を左右する転職活動や就職活動に、きっと役に立つ内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
キャリアプランが思いつかない原因は?
まずは、キャリアプランが思いつかない原因について把握しておきましょう。
キャリアプランが思いつかない…ということは、誰にでも起きうることであって、焦る必要はないと思います。
しかし、しっかりと対策をとっておかないと、長い目で見た時に納得いくキャリアを構築できなくなってきます。
「あーあれをやっておくべきだった…」と後悔するのは、辛いものです。
早めに自分が進みたい道を明確にしておいて、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
①目的が明確になっていない
キャリアプランは目的地を明確にしてこそ見えてきます。
悩んでいる今を良い時期だと捉えて”自分が将来何になりたいのか”を改めて考えてみましょう。
目的地を決める上では、下記のことを頭に入れておくと良いです。
- 後々変わっても大丈夫であること
- お金持ちになりたい!など利己的なものでもOK
大事なことは「とりあえずまず決めること」と「自分の心に嘘をつかないこと」です。
決めきれなくて進み始められないのは時間がもったいないですし、自分に嘘をついてしまっては進む方向を間違ってしまいます。
まずは仮決めで良いので、自分が進みたい方向を決めてみましょう。
②自分のことを理解しきれていない
自分のことを理解しきれていないと、自分の適正がわからずに、キャリアプランを見定めづらくなります。
まずは自分のことを真剣に見直してみてから、未来のキャリアプランについて考えてみると、答えが見えてきます。
下記のことを振り返ってみることで、少し自分が見えてくると思います。
- 子供の時に感動した経験はどんな経験で、それはなぜ?
- 人に感謝されたのはどんな時?それは何をしてあげた時?
上記の質問の答えを考えてみることで、「自分の生まれ持った価値観」と「自分が他人にしてあげられること」が見えてくるはずです。
その経験を繰り返すことができる仕事なら、きっと充実感を持って取り組めると思います。
ちなみに、自分のことを理解する上で有益な本を紹介しておきます。
「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」
https://www.amazon.co.jp/dp/B088LWL4G2/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
この本には自己分析のやり方や、今後取り組みたいことの見つけ方がわかりやすくまとめてあります。
ぜひ参考にしてみてください。
③そもそもキャリアプランを作りづらい時代である
キャリアプランが決まらず焦っているとしても、焦る必要はないです。
今はキャリアプランを作りづらい時代です。
終身雇用は終了し、大企業でも当たり前のようにリストラが起きるようになってきました。
例えば、大企業であるホンダも早期退職を募っているとニュースになっていました。
ホンダが55歳以上の社員を対象に募った早期退職に2000人超が応募したことが5日、分かった。
国内正社員の約5%に当たる。
10年前とは状況がガラッと変わった時代であり、今は時代の過渡期です。
正解がわからない中で思い悩むのは当然です。
もちろん、自分が納得いくキャリアプランを思い描いておくことは大事ですし、そのために行動していく必要はあります。
しかし、あなたのように悩んでいる人はたくさんいるので、過度に自分を責める必要はないです。
焦らずに、自分の心に嘘をつかずに、キャリアプランを見定めていくことが大事です。
ケロッとしている周りの人も、意外と悩んでいるので安心しましょう。
焦らずに一歩ずつ進んでいくことで、道は拓けてきます。
【経験談あり】キャリアプランが思いつかないときにとりたい行動3選
キャリアプランが思いつかない原因について把握したら、次は具体的な行動に起こしていきましょう。
次の一手は頭の中で悩んでいるだけでは、見えてきません。
行動しながら考えることで、実感を伴った経験となって、キャリアプラン構築の土台となるはずです。
読書をして自分を見つめ直す
家の中でできる手軽な行動として、まずは読書に取り組んでみましょう。
読書をすると知識が手に入るだけでなく、自分のことを振り返る時間が手に入ります。
本の著者が言っていることを自分に当てはめてみながら、自分は何を考えているのかを振り返ることで、より深く自分のことを見つめ直すことができます。
書店に足を運んでみると、転職の本やキャリアに関する本がたくさん並んでいるはずです。
まずは自分が気になっている本を手にとってみて、じっくりと読んでみると良いでしょう。
ちなみに、キャリアを考える上で有益な本を一冊あげておきます。
「転職2.0」
https://www.amazon.co.jp/%E8%BB%A2%E8%81%B72-0-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%96%B0%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB-%E6%9D%91%E4%B8%8A-%E8%87%A3-ebook/dp/B08PKJZYPJ/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=353HHOHQZ179W&dchild=1&keywords=%E8%BB%A2%E8%81%B72.0&qid=1629985637&s=digital-text&sprefix=%E8%BB%A2%E8%81%B7%2Cdigital-text%2C324&sr=1-1
キャリアで活きる”強み”の探し方などが詳しくまとめられており、キャリアプランを考え直す上でかなり有益な内容になっています。
普段、読書する習慣がなくても、これをきっかけに読書に取り組んでみることがおすすめです。
大抵の悩みは先人たちが経験済みであり、それを乗り越えた経験が本にまとまっています。
きっとあなたの悩みを解決してくれる情報が本の中に眠っているでしょう。
過去を振り返ってみる
先述しましたが、自分の過去を振り返ってみることはとても大事です。
過去を振り返ることで、下記のことが見えてきます。
- 自分が得意なこと
- 自分が感動を覚えること
つまるところ、キャリアプランを立てることは「自分が得意なことで、自分の感動をたくさん作り出すにはどうすればいいか」を考えることでもあると思います。
自分が得意であることを気持ちよくこなして、感動まで得られる日々だったら毎日が気持ちよくないですか?
その土台になるのが、あなたの過去の記憶です。
「自分は何に感動して、それはなぜなのか?」と「自分は何が得意な人なのか?」ということをじっくりと考えてみましょう。
曖昧な記憶を手繰り寄せるのは、大変な作業ですが、それに値するものが得られる行動だと思います。
ぜひ、一度自分の過去を振り返ってみてください。
転職サイトに登録し仕事を眺めてみる
自分のことを振り返ることと同時に、外に目を向けることも大事です。
改めて転職サイトを眺めてみて、いろんな種類の仕事を見てみましょう。
大事なことは世間体を気にせず、正直な心で仕事を眺めてみることです。
「めちゃ稼げそう」でもいいですし、「定時で帰れそう」でも大丈夫です。
ここで働けたら楽しいだろうなという素直な気持ちを大事にしつつ、自分の理想の仕事を探してみましょう。
自分の過去を振り返る作業が終わっていれば、転職サイトの求人も今までとは違って見えてくるはずです。
今一度、視野を広げてみましょう。
キャリアプランを魅力的に伝える方法!
「こんな状態になりたい!」という理想のキャリアプランが見えてきたら、魅力的に伝える方法もマスターしておきましょう。
キャリアプランを明確にしておいて、自分自身のモヤモヤを解消しておくことも大事です。
しかし、そのキャリアプランを魅力的に相手に伝えて、転職などで理想的な環境を掴み取っていくことも同じくらい重要です。
伝える上で大事なのは「なぜ?」をしっかりと伝えることです。
「なぜ?」から始めることで魅力的に聞こえる!
キャリアプランを伝えるときには「なぜ?」をしっかりと伝えるようにしましょう。
「なぜ、〇〇というシーンに感動を覚えるのか」が伝わることで、聞き手はストーリーを読み取ることができ、そのストーリーに共感することであなたのキャリアプランを魅力的に感じることでしょう。
例えば下記の通りです。
A:「私は、マーケティングを極めて社会の役にたてる人材になりたいと考えています。
」
B:「私は、マーケティングを極めて社会の役にたてる人材になりたいと考えています。
なぜなら、過去に経営不振に悩んでいるクライアントの担当をして、売り上げアップに貢献し、心から感謝された経験があるからです。
そのときにマーケティングに強いやりがいを感じ、もっと極めてみたいと志すようになりました」
Aは事実を述べているのみですが、Bではその理由も合わせて伝えています。
もし面接官にマーケティング職の経験があれば共感を得られるでしょうし、経験がなくてもBさんの人柄や興味関心を感じ取れる内容になっているはずです。
このように、何かを伝える時には「なぜ?」をしっかりと伝えることで、面接官に共感してもらうことができるようになります。
「いやいや、さすがにこれくらいのことは伝えているよ」と感じる人もいるかもしれませんが、意外と遠慮が発生して簡素な伝え方になってしまっていることも多いです。
今一度、伝え方を見直してみると、より魅力的な伝え方ができるようになるでしょう。
ちなみに、この伝え方については「ゴールデンサークル理論」という有名な伝え方をもとにしています。
もし気になる方は検索してみてください。
キャリアプランはそもそも必要なのか?
「キャリアプランが思いつかない!この不安定な時代に、そもそもキャリアプランなんて必要なの?」と思う人もいるかもしれませんが、キャリアプランを立てることは重要です。
なぜなら、キャリアプランがないとどちらの方向に進むか、まるで見当がつかなくなってしまうからです。
学生まではある程度敷かれたレールに沿って進んでいけば、それなりの場所にたどり着いたかもしれませんが、社会に出てからは違います。
社会ではレールは自分で敷かないといけません。
ある程度の方向性が決まっていないと、どちらの方向に向かって敷けば良いかわからないですし、行きたい方向と逆の方向に向かってレールを敷いてしまう可能性もあります。
進んでから後悔するのは、辛いです。
不安定な時代においても、しっかりとキャリアプランを定めておく必要があります。
変更することを前提に作成すべき!
とは言っても、不安定な時代であることは確かです。
そのため、キャリアプランは”変更を前提に作る”で問題ありません。
もし人生に不測の事態が起きた場合には、柔軟に変更してOKです。
そのつもりでざっくりとしたプランを立てておきましょう。
「それなら、別に立てておかなくても良くない?」と感じる人もいるかもしれませんが”方向性が定まること”が、キャリアプランを定める大きな意味であり、キャリアプランを立てておかなければいけない理由です。
先述の通り、社会に出たらレールは自分で敷かなければいけません。
そのレールは右にも、左にも、後ろにも敷くことができますが、キャリアプランがないとどちらに向かって敷けば良いかわからなくなります。
マーケティング職になるべき人が、勢いで看護師になってしまっては遠回りですし、逆も同じことが言えます。
しっかりと過去を振り返った上で、大外れしない方向にレールを敷いていくことが大事です。
この積み重ねが数年経ったときに大きな差を生みます。
不安定な時代だからと言って、キャリアプランを立てなくて良い理由にはなりません。
どちらの方向に進むべきかを定めるために、過去をじっくりと振り返り、現時点で納得いくキャリアプランを立てていきましょう。
キャリアプランが思いつかなくても焦らないこと
キャリアプランが思いつかない原因と対策についてまとめました。
一つ一つ考えつつ、行動に移していくことで、少しずつ自分の理想とするキャリアプランが見えてくるようになると思います。
キャリアプランが思いつかないときには、まず焦らないことが大事です。
「こんなに悩んでいるのは自分だけなんじゃないか」とか「周りはあんなにキラキラしたキャリアを歩んでいるのに…」などと焦る必要はありません。
周囲の人も同じように悩んでいますし、キラキラしているように見えるのは、人前やSNS上でのみです。
裏側では意外と悩んでいることも多いので、気にしないで大丈夫です。
焦らずじっくりと自分に向き合ってみて、理想のキャリアプランを見つけていきましょう。