- 皆さんは今の職場に満足していますか?
- 朝起きた時、仕事に向かうのが嫌に感じていませんか?
- 職場で周りとの機嫌をいやいやとっていませんか?
上記のような悩みを持つ人はたくさんいるのではないでしょうか。
朝が辛い、通勤ラッシュが辛い、上司が嫌い、ノルマが高いなど、社会人になって辛いことに押し潰される日々を過ごしています。
現代人の多くが、職場にたいして不満を持ち、日々我慢しながら仕事へ行っています。
生活のため、家族のため、遊ぶため、理由は様々ありますが、簡単に仕事を辞めることってなかなか踏み出せないですよね。
ここでは、ストレスの理由と解決方法をご紹介します。
日常のストレスからの開放にぜひ役立ててください。
人間関係が原因で仕事を辞めたくなる人が多い
そもそも、職場に行きたく無くなる原因の多くは、上司部下、先輩後輩など様々な「人間関係」にあると言います。
特に最近では、30代に入った「中堅層」と言われる世代が感じているようです。
勤続年数がおおよそ10年を迎える区切りの年で、ほとんどの会社では業務内容を一通りこなせる人材になっていると思われます。
さらに、後輩などの育成にも携わり、自分のことだけでなく、他人の面倒を見る方も多いのではないでしょうか。
自分に課せられたノルマをこなしつつ、後輩の教育をする。
そういった環境になった時、皆さんはどう感じますか?
- 後輩の前で失敗は出来ない。
- 教育不足だと、自分が怒られてしまう。
- どうしてこんな簡単なことも出来ないんだ。
など、自分以外の周りの目を気にしている人が多いのではないでしょうか。
自分の仕事がおろそかになれば上司から叱られて、後輩がミスをすれば責任を取らされる。
そういった板挟みに日々耐えられなくなると、「行きたくない」「辞めたい」へと繋がっていってしまいます。
ストレスに弱い人の特徴
人は皆、様々なストレスを抱えています。
家庭では、夫婦間のコミュニケーションによるストレスや、子供の送り迎えや生活のサポート、家計のやりくりなどがあります。
仕事場では、上司とのイザコザ、同期との競争、後輩のプレッシャーなどストレスといっても大小様々にあります。
今回は職場での人間関係のストレスに弱い人の共通点について解説していこうとおもいます。
人間関係のストレスに弱い人の共通点は3つあると言われています。
①何でも話せる相手がいない
人は不安や悩み、ストレスを抱えているとき、誰かに話すことで、約9割の人が気持ちの整理がついたり、発散すると言われています。
しかし、仕事の悩みを気軽に相談できる相手がいないと、耐えきれずにストレスに押し潰されてしまいます。
同じ職場で話相手がいれば心強いですが、友人や家族など身近な人に頼るのもいいでしょう。
②自分と他人への期待が高すぎること
まず、自分にたいしての期待値をかけすぎてしまうと、失敗した時に過度に落ち込み、そこから這い上がることができず、さらにストレスを積み重ねて潰れてしまうことです。
自分を自分で追い込み、追い詰めてしまうことはメンタルヘルス不調になってしまいます。
また、他人に対する期待値をかけすぎることでストレスが生まれてしまう場合もあります。
特に教育の場面で、後輩に対して与えた仕事が出来なかった時、どうしてこんなことも出来ないんだろうと思ってしまいます。
そして期待を受けた相手も、期待に応えようと自分を追い込み、期待を裏切る結果になった時、劣等感に苛まれ、それがストレスを生み出しかねません。
自分に対しては、可能な目標でこなしていき、他人に対しては長い目をみて暖かく見守ることがいいのでしょう。
10人いれば10通りの人種なのですから、自分と同じに考えてはいけません。
③怒りっぽいこと
一般的にストレスに晒されると短気になると言われています。
厄介なのが、怒ることで物事が上手くいってしまった成功例があることです。
怒鳴ったり暴れることで、周りが気を使い、仕事の流れが不運にも良い方向に転んだことを体感してしまうと、似た状況になるとまた怒ってしまうのです。
怒ることで自分のストレスは発散されますが、周囲からは助けてもらえなくなったり、協力してもらえなくなり、結果的に自分への負担が増し、ストレスをさらに感じてしまうのです。
また、職場を離れて家に帰っても、後味が残り考え込んでしまい、せっかくの安息も出来ずに翌日を迎えてしまうと、睡眠不足や前日の疲労が残り、悪循環になります。
仕事を辞めたいときはどんな時?
こういった状況に陥ると、モチベーションが下がり、仕事に行きたくなくなりますよね。
そんな気持ちで仕事に行っても、良いパフォーマンスは発揮できません。
仕事に行ってもやる気が出ず、失敗を恐れて萎縮し、他人とのコミュニケーションが取れず憂鬱になる。
このような状態になると、「この職場ではもう無理」と諦める気持ちが強くなります。
職場内で部署移動や店舗移動で解消されればいいですが、みんながそれを望んでしまったら会社は成り立ちません。
いち社員がストレスから開放する簡単な方法が「転職」なんです。
転職が頭をよぎり、行動が早い人は転職サイトなどを見始めてしまうのです。
会社の求人情報などを見ると、今の自分の環境よりも良く見えてしまい、より今が辛く感じることがあります。
「ストレスからの開放」と「ストレスに耐える日々」を天秤にかけたら、恐らく大半の人が前者を選ぶでしょう。
人は仕事にたいしてのモチベーションを維持できなくなると辞めていく傾向にあります。
ストレスから逃げる方法はなに?
大手企業では、年に数回「ストレスチェック」というのがあると思います。
しかし、あくまでも自分のストレス具合を可視できるようにするだけなので、解決には至りません。
そんなストレスを少しでも解消できる方法を紹介したいと思います。
ストレスを受けた時、自分がどのようになってしまうのかを知る
人はストレスを受けると、心だけでなく、体にも変化が表れます。
例えば、血圧や心拍数が上昇したり、顔が赤くなったりします。
このような自分にしか解らない「自分ストレス指標」を知っておくと、自分がどういう時にストレスを感じるのかを知るヒントになります。
そうすることにより、仕事でのストレス以外にも思わぬところにストレスを感じているかも知れません。
小さなストレスを解消していき、自分に対するストレス数を減らしていきましょう。
自分にとって何がストレスになるのかを知る
上で述べたようにストレス指標を知っておくと思わぬところに原因が潜んでいることに気がつきます。
自分では苦手意識を持っていなくても、初対面の人と会うのがプレッシャーになってたり、人前で話すのが苦手だったりと、自分に負荷がかかっていることを改めて知ることができます。
原因が明快になると、それだけでもストレス軽減につながります。
ストレス反応を回避したり、やわらげたりする方法をストックしておく
ストレスを受けても、発散することを心がければ、溜め込みすぎず自分の身を守ることができます。
例えば、お気に入りのコーヒーを飲んで一服する、体を動かして
頭をスッキリさせる、趣味んい没頭するなど、人には多かれ少なかれ趣味や娯楽があると思います。
こうしたストレス解消法を試して、少しでも気を楽にできれば続けることができるのかもしれませんね。
思い切って仕事を辞める決断を!
ここまで読んできて、それでも解決できずに思い悩むのであれば、環境をがらりと変えるべきです。
ストレスを抱え続ける社会生活は、はっきり言って体に毒です。
私生活にまでも影響してきてしまうのであれば、いっそのこと仕事を辞めてしまいましょう。
現状回復を期待してダラダラ居座るくらいなら、きっぱり辞めて、新しく自分に合った仕事場を見つけたほうがいいです。
無理して体を壊し、最悪の場合鬱状態にでもなれば、それこそ手遅れになります。
体の故障なら、ある程度治療すれば治りますが、精神面の病はとても時間がかかりますし、社会復帰も難しくなります。
ただ、転職することを「自分は逃げる」と思うのは違います。
転職することは決して悪いことではありません。
しかし、転職するリスクの怖さを感じている人も少なくないでしょう。
- 今の職場に辞めることを伝えづらい。
- 転職先でうまくやれるか心配。
- そもそも転職の勇気、決断が出ない。
そういった悩みがあるのであれば、身近な人に相談するのもいいでしょう。
転職サイトやハローワークなどの情報がたくさん持っているところに相談してみましょう。
一人で悩んでいても解決しきれません。
むしろ、それもまた、ストレスの一つになりますよ。
転職という逃げ道を確保しておいて、いざという時に踏み切るのです。
逃げ道をつくっておくだけでも、ストレス緩和になります。
気楽に考えるほうが、案外良い結果を生みやすいです。
そして、転職によってプラスになる面をみつけ、モチベーションの回復を図るのです。
残業時間が短い、給料が今より高い、通勤時間が短くなるなど。
今より良い部分を見つけるのです。
そうすることによって、気持ちに余裕ができます。
そして、今の職場で、自分の存在の貴重さをアピールするのです。
自分を失う会社側の惜しむ姿を想像すると、気も晴れ、優越感にひたれます。
そうなった時、辞める直前には辞めるのが自分でも惜しく感じることでしょう。
そう思えれば、次の職場ではきっと良い結果をもたらすに違いありません。
まとめ
正直に言って、ストレスというのは切りたくても切り離せないものです。
仕事場だけでなく、私生活でも潜んでいます。
ただ、無理して体を壊すぐらいなら辞めるのも一つの手だと思って下さい。
無理して頑張りすぎて良くなることはあるかもしれませんが、最善の解決とはいえますん。
ストレスと上手く共存していき、自分の体を優先に考えて、最適な職場を手に入れて下さい。