退職・職場の悩み

もう仕事に行きたくない!涙や吐き気は、絶対に見逃せない危険信号

仕事行きたくない涙や吐き気
  • 毎日仕事に行くのが、つらい…
  • 辞める勇気は無い。
  • 仕事の朝は、泣くこともある。
  • 家にいたいから、休んでしまうことも…

いま日本では、このように苦しんでいる方が、少なくありません。

そのような方に、本当に申し訳ないのですが、かつて私自身、ブラックと言われる会社で、辞めようとする後輩を、引き留めて回る立場でした。

そして、そんな日々を重ねるうち、自身が耐え切れなくなり、逃げるように退職した過去があります。

会社側の立場と、辞めたい側の、両方を経験しました。だからこそ、いま苦しんでいる方の力になりたいと思い、この記事を書いています。

吐き気や涙まで生じるのは限界サイン

まず初めに、大切なことをお伝えします。誰もが『きょうは出勤したくないな。』という日は、あると思います。しかし涙が出たり、吐き気まで生じるというのは、あなたの心身が根底から、拒否している証です。

つまり、限界を表すサインですので、もはやガマンが足りないという、次元ではありません。無理に押し切った場合、心も身体も壊れてしまいます。

体調はまだしも、精神は容易に回復するものでは、ありません。どれほど優秀なカウンセラーと相談しても、良いメンタルクリニックと巡り合ったとしても、戻るには長い年月が掛かります。

あなたの大切な人生を、何に捧げるのか。どうか、よく考えて頂きたいと思います。

あなたが辞められない理由

外部の人間から見ると『そんなに辛いなら、辞めれば良いのに。』というアドバイスで、終わる事が多いです。たしかに正論なのですが、辞められない方は、ただ行動力が無いという訳では、ありません。

その背景には、外側からでは分からない、重要な心理構造が存在しています。

①あなたは正義感の強い人

あなたは幼いころ、アニメや映画の作品で、好きなヒーローがいたと思います。どの主人公であれ、強敵や困難に対し、最後まで戦っていたのではないでしょうか。

そうした内容から、あきらめるのは情けない事で、最後までやり遂げる人こそ、素晴らしいと、刷り込まれています。親や学校からも、人として約束は守らなければならないと、教わったのではないでしょうか。

そして、会社の面接でも『どんな時でも、がんばります!』と、宣言したあなたは、それに背くことに、大きな罪悪感があります。

『お世話になった職場を、裏切りたくない。』『みんな続けているのに、申しわけない。』辞められない理由には、そうした心理が根底にあります。

②あなたの世界は職場が大半

あなたは中高時代、きっと不良ではなかったと思います。授業や行事をサボった経験は、無いのではないでしょうか。

ちょっと行きたくない日はあっても、他の全員が従っている事に、1人だけ背くというのは、とても恐ろしい事です。

本当は、あなたの暮らす世界は、考えるより大きく『サボりや登校拒否なんて、許されない。』と考える人間ばかりでは、ありません。

しかし、それを知らなければ、学校や町こそが世界の全てです。そこを抜け出て『どこへ行けばいい?』『みんなから、どんな目で見られる?』といった、考えになります。

この心理は、社会人になったと言っても、根強く存在します。収入の不安も有るとは思いますが、それ以上に辞めたら、ダメになってまうという考えこそ、大きく縛られる要因となります。

辞めさせない側の考え

どれほど辛くても、辞められない状況には、企業側の引き留めが、原因となっているケースもあります。いったい、どのような考えで、そうしているのでしょうか。従業員の身はどうなっても良いと、思っているのでしょうか。

かつて私自身が、引き留める側として、持っていた思考をお伝えします。

①会社の存続こそ正義

辞めたい人に、ストップをかけて回っていた頃。心の片隅では『ちょっと強引な事をしているな』という自覚は、ありました。しかし立場としては“事業を回す”ことが、ずっと最優先でした。それが会社に所属する、皆のためという考えが、勝っていたのです。

飲み会などで、社長からは『オレ達も以前は、大変な日々があった。でも皆で、乗り越えたもんだよ。』といった話も、よく聞かされていました。そのため、キツいからと音を上げたら、情けないといった意識も、強く持っていました。

②辞めてもいいとは言えない

大勢が辞めると、会社は揺らいでしまいます。そのため、運営側の立場としては、辞めて良いとは、絶対に言えませんでした。その上、事業が回り続けるからこそ、従業員の皆が暮らして行けるというのは、事実でもあります。

何としても会社を回すのは、大きな正義だと感じていました。むしろ皆のため、正しいことをしている認識で、引き留めて回っていました。

③引き留めると褒められた

以前、社長からは『○○が辞めたいそうだ。相談に乗ってやってくれないか?』と、よく頼まれました。相談というのは具体的に、どうしたら続けて行けるかを、話すことです。

ただ引き留めるのではなく『続けて行けるように、みんなも協力するから』『不満を言うだけでなく、未来志向が大切だよ。』このように言われると、真面目な人ほど、断れないものです。

そうして社長に『〇〇さん、思い留まってくれました。』と、報告すると『お前に任せてよかった。これからも頼りにしているぞ!』と、大いに褒められました。

そうなると悪い事どころか、素晴らしい貢献をしたという、感覚になりました。再び辞めたい人が出れば、自分の株を上げるためにも、さらに頑張って説得を、続けていました。

会社は世界のほんの一部

とうぜん会社を守る側にも、理はあります。お給料により、皆が暮らして行けるのも事実です。しかし会社の正義と、あなた個人の幸福は、やはり違います。

心身を壊してまで、職場に人生を捧げる必要はありません。また辞めても、人としてダメになる訳ではありません。

日本の法律においても、辞めて良い権利は、保証されています。そして世の中には星の数ほど、会社や仕事はあります。

私も辞めた身になって、初めて世界観が変わりました。大人になったあなたは、会社が世界の全てではなく、自由に歩む、選択の権利があります。

収入が心配な場合は福祉制度も

仕事を辞めるとなると、とうぜん収入の不安が、付きまといます。しかし日本には、雇用保険をはじめ、そうした人を支える制度が、多数あります。

たとえば年金と言うと、高齢者だけが受け取るイメージが、無いでしょうか。しかし本当は、うつや傷病で仕事が出来ず、生活に支障が出た人も、受給の対象です。

これは『障害年金』と言い、もし精神にダメージを受け、すぐに働けない場合には、利用も視野に入れられます。またハローワークには、無料で資格を取りつつ、給付金を受けられる『職業訓練給付金』という制度も、存在します。

最終的にはどなたでも、生活保護を受給する権利も、保証されています。このように、暮らしを崩壊させないため、日本には様々な制度が、存在します。

職場を辞めてしまうと、ただちに首が締まる訳ではなく、上記の社会保障により、生活を支えることも可能です。

退職代行サービスとは?

私はかつて、真面目な人の性格や、正義感に訴えて、退職を思い留まらせていました。説得される立場からすると、そうとう辞め辛かったと思います。そのうえ世の中には、もっと直接的な言葉や、パワハラのような手段を用いているケースも、存在します。

そのような時は『退職代行サービス』を利用するのが、大きな切り札となります。弁護士や労働組合が運営しており、頼んだ時点を境に、一回も上司と顔を合わせず、退職することも可能です。

2021年現在、利用料金の業界平均は、約3万円となっています。人によっては『辞めるのはタダなのに』という意見も、あるでしょう。しかし退職にかかるストレスや、将来の事を考えれば、決して高くはないと思います。

いまや法人として成り立つほど、メジャーな業界であり、利用は恥ずかしいことでも、何でもありません。また相談や利用の事実は、守秘義務によって守られます。

退職までがハードルの方は、こうしたプロに任せましょう。そして少しでも早く、明るい未来に歩める道を、おススメします。

転職サービスのおススメ

また、どうしても次の就職が心配な方は、転職エージェントの利用も、おススメです。なかには前述の退職も含め、サポートしてくれるサービスも、存在します。

仕事のことで、つねに相談できる存在は、大きな安心感に繋がります。また状況が整理されたり、新しい職の情報を知るだけでも、未来への希望感が違います。

転職の相談や紹介については、利用は無料となっており、サービスを受けるのも、止めるのも、いつでも自由に出来ます。

退職の前後において有益であり、いずれにしても登録しておいて、損はないと言えます。

見出し⑨:「涙や吐き気まで、もう仕事に行きたくない!」まとめ

ここまでお伝えしました通り、この日本では職を失ったとしても、社会保障制度や、サポートして貰えるサービスが、多数あります。

どのような仕事でも、頑張るべきタイミングはありますが、出勤のときに心身の異常まで生じる事態は、完全に限界のサインです。

会社の価値観や世間体よりも、かけがえの無い人生を、どうか大切にして下さい。

いま困難な状況のあなたに、この記事の内容が、お役に立てていたら幸いです。

ABOUT ME
原田 ゆきひろ
■歴史・文化ライター、取材ライター、社会福祉士。 ■東京都在住。高齢者の生活相談や、福祉の町づくりに携わる。 ■本業の傍らライター活動を行う。何ごとも自らとびこみ、表現する文章をモットーとしている。
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