今就いている仕事を辞めて、新しい仕事を探す人の大半は、辞めたくて転職する人の方が多いのではないでしょうか。
転職を何回もするのも気が引けるし、なんて言って辞めたら良いかもわからない。
新しい職場でも同じような悩みで嫌になるのではないか。
そんな風に思って、仕事を辞めたいけどなかなか辞めれない方は多いでしょう。
そこでこの記事では、同じように仕事を辞めた方々が、どのような理由で辞めたのかをご紹介します。
そして、正しい仕事の辞め方や、ほんとうに今の仕事を辞めるべきかどうかの判断の仕方、次は失敗しないための仕事の探し方などもご紹介するので、今現在仕事が嫌になってしまっている方、今後どうしようか迷っている方は参考にして下さい。
仕事を辞める理由ランキング2021
ではまずは、転職をした方々は、一体どのような理由で仕事を辞めたのかを下記にてランキング形式で10位までご紹介します。
第1位 | 給与・報酬が少なかったから |
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第2位 | 労働時間が長かったから・休暇が少なかったから |
第3位 | 事業又は会社の将来に不安があったから |
第4位 | 会社の経営方針に不満を感じたから |
第5位 | 能力・実績が正当に評価されなかったから |
第6位 | 人間関係がうまくいかなかったから |
第7位 | 自分の希望する仕事ではなかったから |
第8位 | 通勤時間が長かったから |
第9位 | 健康が優れなかったから |
第10位 | 一時的・不安定な仕事だったから |
いかがでしょうか。
上記のランキングをみてみると、上位にくるのは比較的、傾斜への不満や不安が多くあります。
そして、それに続いて会社の上司や同僚、経営者など、人間に対する不満により辞める人が多い印象です。
そして、共通して言えることは、10位までの全てが満足できなかったり、納得できない部分が強く転職をしたという結果となっています。
なぜ仕事を辞めたいのか考えよう
ランキングにより、世間の仕事を辞める理由はある程度わかりましたが、自分自信の辞めたい理由はまた別の問題でしょう。
仕事とは、基本的に一部の人を除いて楽しくないこと、嫌なことの方が多いです。
しかし、嫌だから辞めるという結論をすぐに出してしまうと、いつまでたっても長続きしないでしょう。
そのため、まずは自分がなぜ辞めたいのかをしっかり理解することが大切です。
漠然と仕事に行くのが嫌で、でも一体なにが嫌なのかがはっきりわからない場合、たとえ今の仕事を辞めて新しい仕事に転職しても、また同じことを繰り返してしまう可能性は高まります。
まずは自分のなかでしっかり整理をして、どれが一番辞めたい原因となっているのか。
辞めたい理由は複数あるのか、妥協できることはあるのか、などを建前抜きに本音で自分の中で考えたり、紙に書き出してみたりしましょう。
そうすることで、やっぱりこの問題なら辞めた方が良い、という結論になるのか、ここはもう少し頑張ってみよう、という結論になるのかなど、みえてくるものが必ずあるはずです。
勢いで辞めるのはNG!しっかり手順を踏もう!
たとえどんなに仕事が嫌になっていたり、嫌になる出来事があったとしても、その気持ちのままの勢いで辞めるようなことは避けましょう。
そうすると、仕事からの苦しみからは解放されますが、さらに苦しい思いをする可能性が高いです。
勢いで辞めた場合、次の仕事が決まっていなければ働いていない期間は当然給料が入りません。
そのため、よほど貯金に余裕がある人でなければ段々焦ってくるでしょう。
焦って仕事を探した場合、まともな判断をできないことも多く、そんな状態で選んだ仕事では、次の転職先でもまた不満や嫌なことが起こることが多いです。
それに、もしも仕事が長期間みつからない場合、貯金はゼロになったり、最悪足りなくなる可能性もあるでしょう。
また、働いていない期間が長ければ長いだけ、社会人としての信用も失いやすくなります。
このように金銭面や今後の社会人としての後悔をしないために、仕事を辞めたいと思っても、事前の準備や計画をしっかりするようにしましょう。
具体的には、以下のようなことは最低限やっておきましょう。
- 退職をする1ヶ月以上前には伝える
- 有休の残数を把握する
- いつから無職になってしまうのかを把握する
- 退職を伝える前に転職サイトや転職エージェントなどに登録をし、ある程度の就活はしておく
上記のような準備をしておくことにより、辞める会社に対して大きな迷惑をかけることも少なく、さらに次の仕事もなるべく期間が空くことなくみつかるでしょう。
辞めない方法も考える
仕事で嫌なことがあったり嫌なことが続いたりすると、辞めたいという気持ちが強くなりますが、本当に辞めるべきなのかどうかということを考えることも重要です。
つまり、辞めないで済むのであれば、その方法がなにかあるのかというのも考えるべきでしょう。
例えば、人間関係がうまくいかない場合に、それを全て周りのせいにするだけでは次の会社でもきっと同じ結果となってしまいます。
少し気に入らないことがあったり、言い方が良くない人がいた場合に、それを自分の中で我慢するだけではなく相手に伝えることも必要です。
もちろんそれにより関係が悪化する場合もあるし、なにも変わらない場合もあるでしょう。
しかし大切なのは、嫌になったからなにもせずに辞めるのではなく、なにか行動をして改善されるかどうかを確認することです。
自分が行動を起こしたことにより改善されれば、わざわざ仕事を辞めて転職活動をするという手間も省けます。
それでもどうしても改善されず、自身にとって我慢できない・続けられないと判断した場合は、早めの転職の準備をするようにしましょう。
仕事を辞めたい・いきたくないは、既に病気です
仕事を辞める理由を上司に伝えることができない方や。なんて伝えれば良いのかわからない方、建前や本音、それとも病気と言えば辞めることができるのか。
どれが最善か悩む方は多いでしょう。
しかし、仕事にいきたくない方や、辞めたいと思うことは実はもう病気になりかけているのです。
職場に出勤することが嫌な方は、朝起きた時からすでにいくのが億劫になっていたり、仕事が終わった後、帰宅後などにも「明日も仕事か」と憂鬱な気持ちになっている人が多いでしょう。
このように、嫌だという気持ちを仕事をしてる時以外にも考えていると、精神的にどんどん追い込まれてしまいます。
それにより、うつ病や精神病になるリスクは高まり、プライベートもうまくいかなくなってしまうでしょう。
仕事をしたくないと思っている状態で仕事を続けていると、精神的にも追い込まれますが、体力面でもかなり疲れてしまいます。
現段階でははっきりとした「うつ病」などの病名はついていなくても、常に辞めたいと考えている方や、いっそのこと本当に病気になったら辞められるのにと思っている方は要注意です。
そのような方は、早めに周りの人や会社のカウンセリング、病院の先生などに相談をして今後の方針を決めた方が良いでしょう。
しかし、例えば周りが大丈夫といっても自身が本当に辛く、思い悩んでいるようであれば、本当に病気になって働けなくなる前に転職をするべきです。
失敗しないための仕事選び
折角仕事を辞めても、次の仕事でも同じような思いをして失敗してしまっては転職をした意味がなくなってしまうため、失敗しないための仕事選びをすることが大切です。
そのためには、自分がなにが嫌で会社を辞めたのか、仕事に求める優先順位がなんなのかを把握しましょう。
そして、優先順位を把握した上でオススメの転職方法は、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントは、運営している企業も多く、ほとんどの転職エージェントは利用料も無料、さらにキャリアアドバイザーという転職支援のプロが転職のサポートをしてくれるのが特徴となります。
そして、転職エージェントにはそれぞれ特徴があり、自身に合った仕事をみつけられるかは利用する転職エージェントによって変わるのです。
以下に転職エージェントの特徴をまとめます。
総合型の転職エージェント
総合型の転職エージェントには、年齢や経験を問わない求人なども多く、求人数そのものも多いというのが特徴です。
長時間労働や休日出勤が多いと悩んでいる方や、通勤距離が遠い、やりたい仕事ではなかったという理由から仕事を辞めても変えたいと思っている方は、悩みが解決する求人がみつかりやすいでしょう。
有名な転職エージェントでは、リクルートエージェントや、マイナビエージェントなどがあります。
特化型の転職エージェント
特化型とは、その名の通り、ある一定の職種に特化した求人が豊富に掲載されている転職エージェントです。
当然それ以外の職種を扱っている特化型転職エージェントもありますが、求人数は多くないため、特化している職種が自身の就職したい職種の場合に利用することをおすすめします。
また、特化型は総合型と比べると、全体の求人数はかなり少なくなるため、複数の転職エージェントを登録することもおすすめです。
仕事に明確なやりがいをもちたい方や、能力により正当な評価を得たい方は特化型転職エージェントで希望の仕事がみつかりやすいでしょう。
有名な特化型の転職エージェントは、IT・Web業界に特化した「マイナビITエージェント」や、医療や製造、IT系などに特化している「ランスタッド」などがあります。
スカウト機能のある転職エージェント
転職エージェントによっては、企業やヘッドハンターなどからスカウトがくる機能のあるものもあります。
スカウト機能のメリットは、自分から応募するだけよりも効率良く仕事も探せて、さらに企業からスカウトがくるので、高待遇であったり、正当な評価をもらえることが多いです。
さらに、ヘッドハンターや企業からのスカウトの場合、マッチング率も高い傾向があり、会社の方針なども満足のいく可能性が高いでしょう。
年収に不満がある方や、会社の方針・将来性、人間関係などに不安がある方は、スカウト機能のある転職エージェントを利用することにより、不満の少ない企業と出会える可能性は高いです。
有名なスカウト機能のある転職エージェントは、「パソナキャリア」や「キャリアカーバー」などがあるでしょう。
ただし注意点として、スカウトされるためにはそれなりの専門性や経験・スキルなどが必要です。
まとめ
仕事は、生活をしていく上で大半の方は続けていかなければならないものです。
働く時間も、起きてる時間の大部分を占めていることが多いでしょう。
そのため、ツラい・苦しいと感じたら転職を考えることは大切です。
しかし、そこで重要なのは、仕事では少なからず嫌なことはあるということ。
その嫌なことというのが、自分の中で限度を越えてしまうものなのか、今後も改善されず苦しみ続けてしまうものなのかをしっかり把握して、次に同じ後悔をしないように転職をするようにできればいいと思います。