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「思春期」と「反抗期」の違いについて分かりやすく解説

思春期と反抗期の違い

身体の成長によって伴う異性への興味や他人との競走意識が現れる時期の事を思春期、心が成長するに従い、自分自身の意見を他者へ伝える為の練習をする時期の事を反抗期といいます。

「思春期」とは?

思春期とは11歳頃~17歳頃までのいわゆる第二次成長期、もっとわかりやすく説明すると一般の中学~高校生を指します。

この頃になると多少個人差はありますが、身体は成人とほぼ変わらず生殖器に至っては成人と同等まで成長しています。

身体の成長に伴い、それまで培ってきた心を育て直す時期でもあります。

それまでは同じクラスで勉強したり遊んだりしてきた友達の中で異性に対して性的な意味での興味や興奮を示す時期でもある為、友達同士でのトラブルへ発展しやすくなります。

また、これまで学んできた事を振り返り、これから起きる出来事の中でどう対応するか自分自身で選択をする練習をし始めます。

成績を他の同級生と比較したり、人よりも自分は劣っているのではないか、もしくは自分は人よりもできるんだ等と他人から見た自分自身の対価を気にし出す時期でもあります。

「反抗期」とは?

反抗期とは心が成長する中で他人から言われる事に対して拒否したり抵抗、反抗的な行動をとることの多い時期のことです。

反抗期は人生で2回起きるとされています。

1回目は1歳半~3歳頃までの歳でいわゆるイヤイヤ期の事を指します。

魔の2歳児とも言われています。

それまでは親になんでもやってもらっていましたが、自分自身でやりたいという欲求が出てきます。

まだまだ言葉も未発達の為、親からしてみれば言うことを聞かない駄々こねっ子に見えることでしょう。

2回目の反抗期は思春期と同じく11歳~17歳頃とされています。

身体が成人とほぼ同等になっている為、自分自身を一人の人間なのだと自覚する時期となります。

この頃はこれから先の人生の中で最初に親から離れて自分自身で決めていく準備をします。

その為、親や先生や友達との会話の中で自分の考えと違う意見に対して反抗的な態度を取ったりして相手の様子を伺い、大事に至らないようにするにはどうすれば良いのか考える為の練習をする時期なのです。

「思春期」と「反抗期」の違い

思春期と反抗期の違いは簡単にいうと思春期が長い人生の中で1度だけあるのに対し、反抗期は幼児期と青年期の2回あるという事です。

また、思春期は身体の発達が成人まで達した事を示す現れである為、異性に恋をしたり、他人と自分を比べて競い合ったりする事に対して反抗期は心の成長を促す為のものです。

反抗期に関しては先程人生で2回あると説明しましたが、私は人によっては全く無い、もしくは複数回あると考えています。

その理由は何らかの原因により、反抗の時期を逃してしまった人達がこの世の中に存在する為です。

言葉も未発達な状態で自分自身の意見が言えない時期は泣く事でしか反抗できません。

その時に叩かれたり大声で怒鳴られたり恐い思いをしたとしましょう。

あなたならどうしますか?それ以上泣き叫ぶと死んでしまうかもしれません。

そうすると一切の感情を示す事ができなくなってしまいます。

成長の機会を逃してしまいます。

青年期においては、他人から低い評価ばかり押し付けられていると自分はダメな人間なのだと自分自身を追い込んでしまいます。

そのまま引きこもり状態になってしまう人もいますし、自らこの世を去ってしまう人もいます。

社会人になってからも会社の上司からの指示に従う事を拒否する人がいます。

このような人達は反抗するべき時期を逃してしまった人達だと思っています。

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