オンデマンド授業とオンライン授業の違いは、双方ともインターネットを介した配信ですが、あらかじめ録画されたものを一方的に見るか、リアルタイムで双方向に配信されているかという点です。
「オンデマンド授業」とは？
オンデマンド授業とは、オンライン配信の一種ですが、先生が授業内容などをあらかじめ録画しておいて、生徒はその録画された授業をいつでもどこでも時間指定や場所を選ぶことなく勝手に見ることができる形態です。
録画授業なので、先生と生徒のやり取りなどはリアルタイムにはできません。
分からないところがあったら、違うシステムなどで質問するという形になります。
わからないところをすぐに質問することができないというデメリットはありますが、聞き逃したところを繰り返し見直すことができるので理解が深まるとも言え、その点はオンデマンド授業のメリットといえます。
そして、隙間時間を活用したり、自分でカリキュラムを作成することもできるので、自主学習が進むとも言えます。
対面授業と同じように、やる気があるかないかで左右されるとも言えるでしょう。
「オンライン授業」とは？
オンライン授業は、先生がインターネットを通じて、パソコンやタブレットから音声や動画などでリアルタイムに授業を配信し、生徒はその配信された授業を視聴し、授業に参加します。
ツーウェイコミュニケーションを取ることができます。
メリットは、対面の授業と同じ様な臨場感を感じられることや、対面の授業同様にリアルタイムに質疑応答を行える、そしてコミュニケーションをはかりながら授業を進められることです。
生徒の表情を見ながら授業を進められるので、理解度なども確認しながら授業を行えます。
さらにリアルタイムで配信されるので、最新情報を盛り込むことができます。
オンライン授業は、先生と生徒や生徒同士の意見発表が求められる授業や実技系の授業に向いています。
先生と生徒側もオンライン配信でスムーズに授業を配信する、もしくは受信するには、インターネット環境を整えておく必要があります。
「オンデマンド授業」と「オンライン授業」の違い
オンライン授業とオンデマンド授業の違いは、双方ともインターネットを介して配信されますが、リアルタイムか録画かということです。
それぞれがメリットを持っているので、授業の性質や対象に応じて使い分けるとよいでしょう。
オンライン授業は、リアルタイムに受講できること、双方向コミュニケーションが取れるので相手の様子がわかりやすいということ、生徒もわからないことなどはその場ですぐに質問することができるので消化不良感はないこと、先生も理解度を確認しなからフィードバックできることがあげられます。
意見交換が必要な授業や実技系の授業に向いています。
オンデマンド授業は、好きな時間、タイミングで受講できること、何度でも見直すことができるので復習を繰り返ししやすく、理解が深まりやすいといえます。
知識をインプットする授業に向いているでしょう。
しかしオンデマンド授業の場合、毎回の授業ごとに、その授業目標に到達できたかどうかの理解度の確認を行う必要もあります。
その場で確認やフィードバックすることができないので、「課題」や「小テスト」などを提示しながら、生徒の理解度をはかるなど、より手をかけて授業を組み立てることも求められます。
