世の中には、就職するだけで大変な仕事というものが沢山あります。
国家資格が必要だったり、特定の実務経験が必要だったり。
◯学部卒業した方だけ、のような応募資格すら得ることができず諦めてしまうなんてことも多いでしょう。
そこでこの記事では、なるのが難しい職業をランキング形式でご紹介します。
しかしそれだけ紹介しても「難しいのはわかったよ」という感想で終わってしまわないように、なにが難しいのか、そしてなるためにはどんな資格や経験などが必要なのかもご紹介していきます。
あわせて、簡単になれる職業やならないほうが良い職業も理由も合わせてご紹介するので、次の仕事に悩んでいる方は参考にしていただけると幸いです。
以下2つの転職エージェントは、「希望の働き方」・「希望年収」・「向いてる仕事」に沿った求人情報を提案してくれるので、登録して損はありません!
スマホで無料登録しておくだけで、今より良い条件の非公開求人を提案してくれるチャンスを逃さないようにしましょう。
職業に就く上での、難しい・簡単の判断の仕方
仕事に就くと、最初は慣れないことをするため、大半の方は「難しい」「大変」と感じるでしょう。
しかし、ここで紹介するのはその1つ前の就職することが難しい職業の判断の仕方です。
就職する上で、難しいと判断すべきポイントは、以下のようなものがあります。
- 国家資格が必要
- 資格が必要
- 実務経験が数年必要
- 特定の学部の大学卒業
- 競争率の高い職種
まず、国家資格や資格というのは、たまたま持っていれば良いですが、そのような可能性はかなり低いでしょう。
その仕事に就きたいがために、資格を取り始めても、募集が終了するまでにとれるような資格なんて基本的にはありません。
国家資格に至っては、民間資格の比ではないです。
そのため、どうしても就きたい仕事の分野が決まっているのであれば、時間をかけてでも事前に資格取得をしておく必要があります。
特定の学部も資格と似ていますが、もし就職したい仕事が特定の学部卒業という条件があった場合、自身の勉強量に関わらず数年間は通う必要があるため、難しいと言えるでしょう。
実務経験を求める職種は、一般的にどの企業も実務経験者を求めるケースが多く、経験なしでも就職できるのはごく稀です。
また、実務経験を求める企業の場合、「実務経験もしくは◯学部卒業」などという場合もあるため、いずれにしても大学卒業の経歴を持っている(取得する)か、実務経験をなにかしらの方法で積むしかないため、狭き門となることは間違いありません。
そして、一番可能性はあるけど、競争率の高い職業というのも、かなり難しいと言えます。
採用1に対して3人や5人であればどうにかなる可能性は十分ありますが、50人や100人となると、募集条件だけではなく自分ならではの付加価値がないと難しいでしょう。
就職する上で、簡単と判断すべきポイントは、以下のようなものがあります。
- 未経験を歓迎している
- 資格や経験を特に求められない
- 自身が経験したことのある分野
未経験歓迎や、資格・経験を求めない仕事は、年齢で採用されない場合もありますが、基本的にはどのような方でも受け入れてくれます。
ただし、面接などであまりにも企業との意思疏通ができなかったり、面接官との相性が悪かった場合は、不採用となる可能性もあるので、慢心せずに注意が必要です。
また、自身が経験のある職種で、特別な資格やスキルが必要ではない場合、快く採用してもらえる可能性が高いでしょう。
なるのが難しい職業ランキング2021
では、なるのが難しい職業を、以下で理由と一緒にランキング形式でご紹介します。
1位 弁護士
弁護士は、国家資格である「司法試験」に合格しなければなりません。
そして、合格後も1年間実施される司法修習というものを修了しなければならないのです。
また、司法試験は勉強すれば誰でも受けられるというものではなく、以下のいずれかの条件を満たさなければなりません。
- 司法試験予備試験に合格する
- 法科大学院を修了する
このように上記のいずれかをクリアした方のみが、受験資格を得ることができ、その後司法試験合格・1年間の司法修習をクリアして初めて弁護士となることができるのです。
2位 国税専門官
国税専門官は、国家公務員の資格が必要です。
国家公務員の資格をもつことにより、様々な種類の職業を受ける資格が得られますが、そのなかでも「キャリア」と呼ばれる、大学卒業以上の方でも採用されるのが難しい仕事があります。
そのうちの1つが、国税専門官です。
国税専門官になるには、上記でもお伝えしたように国家公務員の資格が必要なのと、大半の方は大学で専門的に学んできた方々です。
仕事内容としては、税金に関する調査や指導をおこなうスペシャリストで、おもに国税庁や税務署に勤務することとなるでしょう。
また、国税専門官になるためには、「国税専門官採用試験」というものへの合格も必要で、この試験を受けるためには、大卒以上(見込み)の21歳~30歳という制限もあります。
ちなみに、2021年の合格倍率は、4~6倍です。
3位 医師
医師になるには、「医師国家試験」に合格する必要があります。
さらに、医師国家試験を受けるためには、大学の医学部に進んで6年間の教育をうけ、その後2年以上の臨床研修医としての経験を積まなければ試験を受ける資格が得られません。
さらに、試験自体も超難関で、「医師として絶対にしてはならないこと」に関する問題で数問(その年により異なる)間違えただけで不合格となってしまいます。
また、医学部とは、何処の大学においても入学自体が大変で、入学したあとも勉強の日々が続くのです。
このような過酷な条件を乗り越えた方のみが医師として働くことができます。
なるのが簡単な職業ランキング2021
比較的、様々な条件の方を受け入れてくれたり、人手不足などで就職しやすい職業は、以下のような職種があります。
1位 外食業
外食業は、学歴や資格・スキルなどは不問で始められるものがほとんどです。
場所によっては、年齢により内定をもらえなかったり、入社してから資格を取る支援がある企業などもありますが、基本的に入社すること自体は比較的簡単でしょう。
さらに、外食業と聞くと料理が苦手だからできないという方や、接客が苦手という方もいますが、こちらも企業によりホールのみ・キッチンのみ、というようなところもあります。
さらに、大きな企業ほどマニュアルがしっかりしているため、未経験の方でも取り組みやすいです。
ただし、デメリットとして外食業は普段皆が休むような年末年始や土日は休みが取りにくいです。
2位 営業職
営業職は、様々なジャンルがあるため、未経験の方でも興味のあるジャンルから選ぶという方法もあります。
さらに、一見難しそうにみえる営業職ですが、社会人としてある程度の経験を積んだ方は、ビジネスマナーやコミュニケーション能力が自ずとあるため、取り組みやすい職業と言えるでしょう。
また、営業が未経験でも始められる理由として、企業により方針などが異なるため、入社してからでないと磨けないスキルがあるという点です。
人と関わるのが嫌いでない方は、年齢に関係なく取り組む価値は十分にあるでしょう。
3位 介護職
介護職は、人手不足が国内でもトップクラスのため、未経験でも内定がもらいやすいです。
また、介護には様々な資格がありますが、最近では働きながら資格を取る支援をしてくれる企業も増えています。
さらに人手不足を解消するために、国として介護職の賃金を上げる方針もみせているため、今後の給与面に関しても期待できるでしょう。
また、介護といっても施設での介護や、デイケア、訪問介護など、自身に合った方法を選ぶこともできます。
ならないほうがいい職業(儲かる確率が低い)ランキング
低賃金・過重労働などの理由から、ならないほうが良い職業や、ダサいと思われがちな職業は、以下のようなものです。
1位 アニメーター
アニメーターは、教戒や認知度としても、高収入なイメージがありますが、それはごく一部の話です。
アニメーターは、制作費としてもらえる金額が非常に少なく、それに対して何千枚もの作画をしなくてはいけません。
その結果、安い給料で長時間労働をせざるを得なくなるのです。
もちろん、アニメーターとして働きたい方にとっては賃金など関係なく、長時間労働も苦にならないかもしれません。
しかし、楽しく稼げると思っていると、痛い目をみるでしょう。
2位 美容師
美容師は、華やかなイメージや憧れをもって入社する方が多いと思いますが、実は下積みが物凄く大変で、ヘアカットなどをやらせてもらう前に辞めてしまう方が非常に多いです。
入社した美容師は、最初はアシスタントとして活動することがほとんどでしょう。
アシスタントは、立ち仕事が非常に多く、特にシャンプーをすることが多いです。
その結果、中腰になる時間が多く腰痛になったり、シャンプーで手荒れをしてしまうこともあります。
アシスタントを卒業し、スタイリストになれれば給与・待遇なども上がることがほとんどですが、アシスタント時代は長く辛いことが多いでしょう。
職業とはどれも大切なもの
ここまでで、「難しい」「簡単」「ならないほうがいい」などとご紹介しましたが、仕事とは、どれも世間にとって必要なものであり、需要があるからなりたっているのです。
そして、その仕事にやりがいがある方や、大変でも挑戦したい方、やむを得ずしている方など様々でしょうが、他人の職業をバカにしたり、下にみたりするような行為は決して行わないようにしましょう。
自分に合った仕事をみつけるには?
自分に合った仕事を見つける方法の例として、以下のようなものがあります。
- 給与面
- 勤務場所
- 雇用形態
- 職種
- 保有スキル・資格
- 経験
- やりがいがあるか
上記のような項目のなかから、まずは自身の希望をそれぞれまとめてみるのが良いでしょう。
しかし、もちろん全ての希望を希望通りにとはいかないため、そのなかから絶対に譲れないものを優先して自分に合った仕事を探すことで、後悔が少なくなります。
まとめ 結局職業は自分で決めるもの
ここまでで、職業に関する様々なランキングをご紹介しました。
人によって、やりたい仕事や、こだわりの条件などは違うでしょう。
しかし、結果としてどの仕事に就きたいのかは自分で決めるものです。
もし自分一人で、なににこだわっているのか、どのような仕事がしたいのかなどがわからない方は、是非一度転職エージェントや転職サイトを利用してみるのも良いでしょう。
きっと新たな発見や理想の求人と出会えると思います。