女性の方で引っ越しのバイトなら難しいこともなさそうだしやってみようかなと考えていても「引っ越しバイトはきついからやめとけ」などということを言われたり聞いたことがある方も多いでしょう。
実際引っ越しバイトは肉体労働で凄く疲れると思っている方も多いです。
しかし肉体労働の仕事なら他にもたくさんあるのに、なぜ引っ越しバイトはそこまでやめとけといわれるのでしょうか。
そこでこの記事では、引っ越しバイトがなぜやめとけと言われるのかという理由や、本当にきついのか。
そして女性に向いているのかなどをご紹介します。
また、引っ越しの社員はどうなのかもご紹介しますので、引っ越しに関する仕事を検討している人や興味のある人は是非参考にしてください。
引っ越しバイトがやめとけ・最悪と言われる理由
引っ越しバイトがやめとけ・最悪と言われることがありますが、なぜそのように言われるのでしょうか。
理由としては、以下のようなことが考えられます。
体力的にきつい
引っ越しバイトは、多くの方がイメージしている通り、肉体労働で重いものを多く運ぶため、体力的にきついことが多いです。
また、個人・法人に関わらず何階もある階段を何度も登ったり降りたりすることも多いでしょう。
引っ越しの荷物をトラックに詰め込むため、屋外にいる時間も長く、夏場の炎天下や雨の日などは天候の影響を直接受けることにもなります。
このような様々な理由により、体力的にもきつく体調管理もしっかりおこなわないと、体調を崩してしまうこともあります。
さらに、荷物によっては持ちにくかったり重かったりするため、腰を痛めてしまう方も少なくありません。
現場がピリピリしていることがある
引っ越しの現場は、お客さんがいるところでお客さんの荷物を運ぶため、従業員や特にその場の最高責任者がピリピリしていることがあります。
万が一荷物を傷付けてしまうことがあったり、接客でもあるため粗相があってもいけないため、引っ越しバイトに慣れていない場合頻繁に怒られることもあるでしょう。
引っ越しバイトってほんとにきついの?
引っ越しバイトはきついと言われることが多いですが、実際のところきつい部分はそれなりに多いでしょう。
主にきついと言われる理由としては以下のようなものがあります。
お客さんの部屋の状態が悪いことがある
引っ越しを依頼したお客さんによっては、部屋が凄く汚かったり匂いがきついこともあるでしょう。
また、ものが散乱していてどこから手をつければ良いのかと困惑してしまうこともあります。
仕事としてしっかりやりきる必要がありますが、このような環境での作業が苦手な方はきついと感じるでしょう。
体育会系の人が多い
力仕事が多い職種のため、体育会系の人の割合が多く、おとなしい人や体育会系が苦手な人にはきつく感じます。
移動中など話をするタイミングは比較的あるため、ある程度の期間一緒に働けば慣れてくることもありますが、初めて一緒に仕事をするときや根本的に体育会系が苦手な人はいつまでも人間関係できついと感じることがあるでしょう。
繁忙期のスケジュールがタイト
引っ越しシーズンなどの繁忙期は、1日数件の引っ越しをこなしたり、一件あたりの時間をタイトにやらないといけないため、精神的にもきついと感じることがあります。
また、残業も増えることが多いため、長い時間労働したくない人にとっては、特に繁忙期は不向きでしょう。
しかし、残業が多いということはそれだけ収入が増えるというメリットもあります。
肉体労働以外にも技術も必要
引っ越しバイトと聞いて肉体労働だけをイメージする人も多いですが、意外と技術の必要な仕事でもあります。
梱包作業や運び方のコツなど慣れているかどうかで丁寧さやスピードは大きく変わってくるのです。
ただ力任せにできると思っている方は、こういった技術面で結果に差が出てしまった場合、「なんで早くできないんだろう」と悩んでしまうこともあるでしょう。
クレームがくることもある
どんなに丁寧にやっていても、お客さんからクレームがくることはあります。
搬入・搬出の際に軽くぶつけてしまったり、梱包の仕方に文句をいうお客さんもいるでしょう。
荷物や物件を傷付けてしまうことはもちろんダメですが、そうでなくてもなにかと文句を言いたがる人がいるということは覚悟して仕事をする精神力が必要となります。
単発と長期どちらのほうがいい?
引っ越しバイトの短期と長期は、どちらがおすすめかというとそれは人によって変わってきます。
忙しい生活できる単発的に稼ぎたい人は短期バイト。
体力に自信があり、がっつり稼ぎたい人は長期バイトのほうが向いているでしょう。
他にも短期と長期では以下のような違いが出てきます。
短期
- 嫌な上司や同僚がいても、短期のため割り切れる
- 忙しい生活のなかでピンポイントで稼げる
- 短期・単発のため、一緒に作業をする人との意思疏通が難しい
長期
- 長く続けるため、嫌な人がいると精神的に疲れる
- 長く働くうちにコミュニケーションや連携がうまくとれるようになる
- 頑張れば社員として活躍することもできる
このように、どちらもメリット・デメリットはあるため、自身の生活や性格などから判断して決めるのが良いでしょう。
引っ越しバイトは女性には務まらないのか
引っ越しバイトは、女性でも問題なく活躍できる人が大勢います。
多くの引っ越し業者は、男性と女性で仕事の割り振りが違っており、女性の方が効率よく作業ができるものもあるため、需要としても十分にあるのです。
具体的には重いものを運ぶのは男性で、女性は細かい段ボール類の仕分け・梱包・運び出しなどをすることが多いでしょう。
引っ越し先のどこに配置するのかや、丁寧に梱包する作業などは女性のほうが向いていることも多く、活躍できる部分です。
また、人手が足らずある程度重いものを運ぶ場合も、最初は大変なこともありますがやっているうちにコツをつかんで楽に運べるようになることも多いです。
また、男性が多い職場のため馴染めるか不安な人も多いですが、引っ越しバイトは若者が多い職場のため、コミュニケーションや馴染むまでにそこまで苦労したり時間がかかることもなく、安心して働けることが多いでしょう。
バイトと社員どちらが良い?時給や月給も紹介!
引っ越しの仕事をやってみて、続けようと思ったかたは、バイトのままよりも社員になったほうが良いです。
引っ越しバイトの時給は、10,000円~13,000円が多く、比較的割りの良いバイトでしょう。
一方社員の給料は、月給では24万ほど、年収は300万~500万が平均的で、一般的な給料です。
これだけ考えるとバイトで続けるだけのほうが収入が良いように感じますが、引っ越しの仕事は繁忙期じゃない時期はバイトの数が大幅に減ってしまいます。
当然年中引っ越しの依頼はあるため、一定数のバイトを必要とはしますが、それでも時期によって稼げる金額・働ける量は大幅に変わってしまうでしょう。
もちろん社員も時期によって給料の差は出てしまいますが、生活できないなどというレベルにはなりません。
将来的なことを考えて、継続的に引っ越しの仕事をするつもりがあるのであれば、社員として働くことをおすすめします。
また、社員として働くことにより、昇給や賞与がでることもありますし、社員ならではのやりがいというものもあるでしょう。
そして、勤続年数が増えたり、自身のスキルが上がっていくことにより、会社でのポジションを与えられることもありますし、現場以外の場所で実力を発揮することもあります。
そのため、お金だけではなく、楽しさと一緒に様々なやりがいを感じたいかたは、バイトで続けるよりも断然社員になることがおすすめです。
引っ越しの業界で社員になる方法
引っ越し業界で社員を目指すのであれば、求人数の豊富な転職エージェントを利用するのが良いです。
求人数の多い転職エージェントは下記のようなところがあります。
- リクルートエージェント
- doda(デューダ)
- マイナビエージェント
引っ越し業界は、人手不足ということもあり、求人を探すことは容易でしょう。
そのため、多くの求人を掲載している転職エージェントを利用することにより、様々な企業や条件を比較検討することができます。
また、引っ越し業界といっても引っ越しの作業をするだけが全てではありません。
営業スタッフやセールスドライバー、総合職など様々あり、自分にどれが合っているのかを判断するのにも、求人数の多い転職エージェントを利用することはメリットとなるでしょう。
また、引っ越しの仕事は基本的に学歴や職歴、資格などを重視せず人間性やある程度の若さで判断する企業が多いです。
そのため、面接での印象や受け答え方、企業それぞれの面接のポイントなどもあります。
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーのサポートや面接対策などにより、内定をもらうための面接のコツなどを教えてくれるところも多いです。
さらに経験などを考慮して、年収の交渉などもおこなってくれるため、転職サイトで一人で仕事を探すよりも得をするポイントは多いでしょう。
まとめ
引っ越しのバイトはきつい、しんどいなどという意見も多く、体力のない人や女性は敬遠しがちな仕事でしょう。
しかし、実際に働いたことがある人のなかには、思ったほどきつくないと感じた人や、楽しくて続けている人は女性でも大勢います。
また、様々な人との関わりをもったり、新しい生活に向けたお手伝いができるということをやりがいと感じる人も多いでしょう。
最初は時給が良いという理由からでも始めてみたら天職だった、などということもあるため、マイナスな意見だけに注目せずに、まずは興味があるなら単発でも仕事を始めてみることをおすすめします。