建築土木・不動産

不動産コンサルタントとは?必要な資格や仕事内容

不動産コンサルタント

不動産業界といえば、羽振りが良く、儲かっているイメージのある方も多いのではないでしょうか?

しかし、ギラギラした不動産投資営業よりは、お客様に寄り添って不動産に関する専門家としてアドバイスを行える仕事がしたいという方には、「不動産コンサルタント」というお仕事がオススメです。

今回は、現役で不動産コンサルタントとして勤務されている方に、仕事内容や年収、必要な資格などをインタビューしましたので、これから目指そうと考えている方の参考になることでしょう。

不動産コンサルの仕事内容と給料

仕事内容

通常の不動産の営業と違い、中立の立場で相談を受けて、購入予定の物件調査、契約書・重要事項の作成、契約の立ち合い、新築物件の竣工検査への立会い。

市町村が取り組んでいる、手当についての説明や提案、不動産の利用、取得、処分、投資、管理、リスク、等のアドバイスを行うことです。

市場調査や分性も行っていまして、似たような条件などの金額を比較したり、冷静な目でお客様が買うべきか、活用すべきか、手放すべきかを提案します。

実績がある方ですと、通常ではローンが通らないような案件でも、金融機関への融資の交渉、通すためのテクニック等の提案をします。

例えば、若い夫婦の方達が新築のマイホームを買うべきか?っというケースで、旦那さんの名義で銀行融資を受けようとしたら、個人事業主のため、事業主としての活動期間が短い場合は、融資を受けられない事もよくあります。

その場合は、奥さんも共働きで働いてる場合などは、奥さんの名義にして銀行側には、奥さんの会社からマイホーム手当が受けられるから、等、通すための言い訳を銀行へ伝えて、何社も断られたのに、銀行の融資を受けることに成功した、等

無理に話を通して、高い金利などで契約をしないように中立の立場で提案します。

給料

年収500~700万円です。

不動産コンサルの仕事のやりがい

人と人との繋がりで、誰かのために、何かを成し遂げて、それが必ず、またお願いします。っと次の依頼に繋がる事です。

お客様だけでなく、他不動産会社関係、銀行員の方等、次々と自分の収入アップへと繋がる出会いになってくることです。

不動産だけの話じゃないヒューマンチャンスがどんどんと訪れるので、自分自身の成長も感じれますし、何より、一生懸命やれば、かならず、ありがとう。っと言ってもらえるのが嬉しいです。

知識が増えるほど、やれることも多いですし、宅建の免許も持っていることも自信をもってお客様に提案できることも仕事だけじゃなく自信も湧いてきます。

また不動産知識を純粋に高めていけば、自身が家の購入や、ビジネスの話を持ち掛けられても冷静な判断で対応もできますので仕事に打ち込んだだけ、何かで必ず帰ってきます。

自身が付けば、自然と売り上げもプライベートも充実していきますので、人生そのものに生きがいを感じて明るくなります。

不動産コンサルの仕事で辛いこと

ある程度仕事を成果をだした後でないと、受け身の仕事になりがちという事です。

相談を受けてからの前提の仕事ですが、軌道に乗ると、お客様からお客様とどんどん仕事が入ってきますので、退屈な時間が多くなります。

通常の不動産業務(賃貸・売買)と合わせて事業を行っている事もが多いため、コンサルだけで、案件が無いため暇になってしまった。っという事もなかなかありませんが、やはり仕事の話が、全く来なくなる時期は、会話もする機会も減ってしまい、とてもやる気も無くなってしまうので、かなりつらいです。

やりがいとは正反対にあらゆるモチベーションが下がるきっかけになってしまう事もあるので、気持ちのコントロールが出来ずにいると辛いです。

また、専門知識も常に対応していないと、色々知識が抜けがちになるのも事実なので、仕事も油断しているとうまくいかないので、できれば、常に色々なお客様と対応していていることが楽しく長く仕事ができる環境だと思います。

不動産コンサルへ向いている人の特徴3つ

向いてる人の特徴
  1. ポジティブな人
  2. どんな事でもすぐ調べて興味を持つ人
  3. 人と話すことが好きな人

①ポジティブな人

仕事のやりがいを感じれる人、次の目標を立てるため、野心を育てるために、ポジティブな気持ちのほうが、どんどん成功へ繋がるチャンスを掴めます。

不動産業界だと業者間でのやりとりで、お客さんを取られたりする、とても落ち込むような時も多いですが、ちゃんとお客様へ、こういったやり方をしていたほうがお得ですとうまく伝えられて、それでも、どうしても管理会社が直で割引するから、等のどうしても割り込めない理由で案件を横取りされた時でも、私はちゃんと話すべき事を伝えて仕事をしたぞ、必ず、次のいい話は私にお客様は相談してもらえるぞ。っと気持ちを切り替えれる人は、どんどん、新しい案件を持ってこれる強い人材になるので、何事もポジティブな方は収入も自然にあがってきますので、向いてるとと思います。

逆に、いちいち落ち込んでしまう方は向いていないです。

②どんな事でもすぐ調べて興味を持つ人

どんな事でも調べる癖が付いてる人は、営業トークとして、お客様との距離感を近くするためもありますが、どんな知識がビジネスチャンスに繋がる時もありますので、仕事以外でも、知らない事はすぐに調べる癖がある人は、ちょっとした雑談から、お客様から、え?君はこんな事も知ってるの?じゃあ、今案件を抱えてるのだけど、間に入って、物件の話をしてもらえますか?等と収入アップへ繋がるチャンスを掴むことが多いです。

逆に、最低限の仕事だけ消化してる人は、いざお客様と話をする時に、どうしてもチャンスを取りこぼすことが多くなってしまうので、何事でも、え?これはなんだろう。っと調べる癖がある人は向いてますし、専門知識が多い業界ですので、ネットで検索して知識を補充する程度問題無いですが、何事も調べて、把握しておこうと癖がある人はかなり向いています。

③人と話すことが好きな人

基本的には接客業務ですから、まず人と話をする事が好きな人は単純に向いています。

仕事を始めたばかりでも、話すことが好きで、常に明るく楽しげに話が継続すれば、自然とお客様からの印象も良く、第一印象が非常によくなります、提案するための物件などの仕入れだけしても、必要とするお客様がいなければ、なかなかお金に変わりませんので、まずは話をすることが好きで苦にならないという人のほうが向いています。

逆に、不動産の勉強は楽しい、いろんな案件をまとめて、ビジネスの話にするのが得意。

でも人と話すことは嫌だ。っと言う方はなかなか仕事が成立しないと思いますし、ネットの時代だから方法はあると思うかもしれませんが、大きな金額の話は、ちゃんと向き合って話をしたいと考える方が多いので、やはり人と話すことが好きな人が向いていると思います。

不動産コンサルへ向いていない人の特徴3つ

向いてない人の特徴
  1. ネガティブな人
  2. 他人に興味が無い人
  3. 人と話すことが苦手な人

①ネガティブな人

ネガティブな方では、気持ちを切り替えることも苦手だと思いますので、仕事に打ち込むことが難しい事が多くなってしまいます。

大きな金額が動く不動産業界だと、中立な立場で話をする証明になるはずの不動産コンサルでも、まず信用されないことが多いです、お客様のためをもって誠意をもって対応しているのに…なんで信用してくれないのだろう…っと感じる機会で、テンションが下がったり、落ち込みやすい方は、どうしても人間なので、この人にはここまで話さなくていいや。

等態度に出てしまう事もあります。

そうすると、どんどん積み重なり、あいつの会社は信用できないぞ、なんて思われて、だんだんと仕事ももらえるチャンスが減っていき、悪循環に陥ってしまうことも考えられますので、やはりポジティブに、ちょっとした事も気にしないでいられようになっていたほうが良いです。

②他人に興味が無い人

他人に興味が無い方は、お客様が気にされている事に気が付けなく、少しずれた提案や無駄な調査をしてしまい。

お客様に余計な心配や費用負担をかけてしまい、やはり、信用されなくなってしまい、仕事が安定していきずらくなってきます。

不動産について知りたい、教えてほしいという事にアンサーを出すだけでなく、これからの家庭環境の充実、こんな事に興味があるのではないか?っと率先してアドバイスなどを出せる人は自然と信頼や収入が大きくなっていきますので、他人に興味は無い、仕事仕事、ろより人情味があり、情熱をもって案件ひとつひとつに力を注げる人のほうが良いと思います。

細かい事が気にできるようになれば、日々の単純内勤作業などでもミスも減り、社内評価もあがっていきますので、人付き合いが大事な業界ですので、俺は仕事だけやるだけだ。っと言う方は向いていないと思います。

③人と話すことが苦手な人

人と話すことが苦手な方は、単純に向いていません。

大きな金額が関わる不動産案件各種、賃貸案件でも、初期費用等、5人家族などの住むような物件だと、下手したら100万くらいの初期費用になっていきます。

そうなると、家はやはり買うべきか?っとお客様は不安な気持ちを抱えて相談しに来ているのに、人と話がするのが苦手な方が対応すると、伝えるべき話や知識など、不十分な事が多くなり、自分自身もうまく仕事が出来ずお客様も良質なアドバイスを受けることもできなく、誰もが幸せにならない環境になってしまいます。

今の時代はネットだし、直接話さなくてもなんとかなるだろう。っと思っていても、実際は大きな金額だと、ちゃんと顔を合わせて、話をしたい方が多いですから、人と話すのが苦手という方は難しいと思います。

逆に経験が浅くても、人と話すのが好きな方は向いています。

不動産コンサルへ就職する方法

宅地建物取引主任者資格登録者、不動産鑑定士、一級建築士のいずれかである事、それらの業務に現在働いている事・就職が決まっている事、その後財団法人不動産流通近代化センターの試験に合格、不動産コンサルティング技能登録証を行う流れとなります。

「不動産コンサルは稼げそうだし、まずは資格だけとって、やってみよう」っという方は、まず不動産業界に飛び込んでみることが大事だと思います。

実際に賃貸、売買だろうが、宅建を持っていなくても営業はできるし、知識があればアドバイスをすることができ、それも立派なコンサルの一部だと思います。

よりお客様のために不動産コンサルとして働こうと思えたら、より専門職として挑戦していきましょう。

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