教育関係

【仕事診断】幼稚園の先生に向いてる人・向いてない人の特徴

幼稚園の先生向いてる人

子供が好きな人にとって、幼稚園の先生って理想のお仕事ではないでしょうか?

幼稚園の先生の仕事では、子供と接する以外の時間でも、色んな雑務や作業があり、クラスを運営するために沢山の仕事を行っております。

今回は、幼稚園の先生として現役で活躍されている方に、仕事のやりがいや向いている人の特徴をインタビューしましたので、幼稚園の先生へ就職を考えている方の参考になることでしょう。

幼稚園の先生の仕事内容と給料

仕事内容

基本的に子供たちのクラス運営が主な仕事ですが、それ以外の雑務の時間の方がはるかに多いです。

朝に園全体の清掃、今日のクラスの準備、バスの運行・補助、登園した子供たちのクラス運営、帰りバスの運行・補助、預かり保育クラスの担当、帰宅後にまた園全体の清掃、学年ごとの反省会、各家庭への電話連絡、ワークの進め方の共有会、今月のイベントの職員会議、各種打ち合わせ、製作の準備の為の製作、日誌の記入などが主に毎日あります。

大きなイベントがあると、その予行練習も入ってきます。

園によって違いますが、基本的に製作するものは持ち帰って家で残業したり、日誌やクラスノートの記入も家で行うことが多いです。

園長をはじめとして、事務の主任、各学年ごとの主任がいるので、主任たちの指示を聞いて行動することが多くあります。

基本的には年功序列の完全な縦社会になっている園が多いのが現状です。

結婚や妊娠に関しても、クラスを受け持っている場合はクラス運営に支障がでないようにと言われます。

給料と年収

250~350万です。第一種と第二種に免許によって変わったり、主任になると手当もつきます。

幼稚園の先生の仕事のやりがい

第一に子供たちの成長と笑顔です。

一年間の子供の成長は目を張るものがあり、一年たった時にこんなに大きくなったんだね、できるようになったんだね!と実感できることがなによりもやりがいにつながります。

日々のクラス運営では、ちょっとした工夫で子供たちが楽しく笑ってくれる事がうれしいです。また、言葉かけのし方ひとつで、子供たちの反応が大きく変わるので、今日はなかなかいい感じにまとめられたなと思えると充実感があります。

幼稚園では各時期に季節を感じるイベントもあるので、純粋に大人でも楽しく日本の伝統は素敵だなと感じることができます。

また、お楽しみ会やクリスマスなどは、非日常のような楽しみが子供と一緒に味わうことができたり、全力で子供たちと一緒に楽しむことができます。

お遊戯会や合唱などの発表会では、教えるのが難しいですが少しずつできるようになっていく過程も楽しくり、発表会当日には子供たちよりもできたことに感動して泣いてしまうこともあります。

毎日の子供の笑顔と成長がやりがいに繋がっています。

幼稚園の先生の仕事で辛いこと

クラス運営では、クラスが上手くまとまらなかったり、保護者の方からお叱りの言葉をもらうこともあり、反省することがとても多いです。

もっと上手くできていればと泣きたくなってしまう事もおおくありました。

雑務では基本的に毎日持ち帰りの仕事があるので、家でも仕事をしなくてはいけないのが現状です。

正直なところでは、休みたくても家でも休めない日々が続いていました。

イベントや職員会議が多くあった日には、持ち帰りの仕事も多くなるのでたいへんでした。

土日は、日直当番が交代であるために、予定が思うように入れられないことがあるので、この日のイベントに行きたいと思っても、上の主任の先生方から予定をいれるのでいけない事もあります。

また、夏休みと冬休みがあり、そこで有給は基本的に消化されるので、周りと合わせて有給をとることができません。

多くの幼稚園は、ギリギリの人数で回していることが多いので、基本的に休みをとることはできないです。発熱してお休みするということが非常にしずらい仕事ではあります。

幼稚園の先生へ向いている人の特徴3つ

向いている人の特徴
  1. 子供が好きな人
  2. 几帳面で真面目に仕事をこなせる人
  3. 人同士のかかわりが得意な人

①子供が好きな人

幼稚園の先生は、なんといっても子供との関わりが大きくあります。

毎日、たくさんの子供たちと話して、抱っこして、走り回ったりしています。

子供たちに気後れしたり、戸惑わずに、しっかりと向き合って接することができる事が大切だと思います。

子供は、子供が好きな人に敏感ですので、やはり子供が好きな人の方が基本的に好かれると思います。

また、かわいい子供たちですが、3歳~6歳はちょうど自我もしっかりして、自己主張が大きくなり始める年ごろの子供たちです。

先生の話を聞かなかったり、右向け右ができずに好き勝手に動いてしまう事も多くあります。

ですが、いちいち目くじらを立てていてはなにもできません。

子供たちの行動を笑って、楽しんで受け入れられるとクラス運営はうまくいきやすいです。
なので、基本的には子供のことが好きな人が向いていると思います。

②几帳面で真面目に仕事をこなせる人

幼稚園の先生は、子供と関わる以上に多い仕事が雑務です。

毎日の清掃や子供の安全管理、事前準備がとても大切になってきます。

クラス運営では、各学年ごとにカリキュラムがあるので、他のクラスと差が出ないように指導法も共有されることが多くあります。

クレヨン指導や製作一つとっても、たかがお絵描き、たかがのり付けではなくて、きちんと意味のある指導になるように心掛けなければなりません。

事前準備が一つでもかければ、カリキュラムがスムーズにいかなくなってしまいます。

基本的に家持ち帰ってやる仕事に製作の準備や誕生日カード、メダルつくりなども多いので、しっかりと雑務もできる方が良いでしょう。

また、指導案や日誌、連絡帳など字を書くことも多くあります。鋏を使って製作も多くあるので、大雑把な方よりも几帳面の方の方が好まれます。

③人同士のかかわりが得意な人

幼稚園は小さな社会です。

その中で、子供同士のかかわりでトラブルは毎日のようにあります。おもちゃをとった、とられた。からケガに至るトラブルまであります。

子供同士のかかわり方をお互いの気持ちを汲み取って、伝えてどうすれば良いかを子供たちに言葉で伝える必要があります。

やり方がわからなければ、教えることができませんので、かかわり方を知っている必要がでてきます。

また、子供同士以外にもケガを巡っての保護者のトラブルもあります。

その時に保護者の方としっかりとコミュニケーションが取れて信頼関係ができているかどうかで、保護者の方の受け取り方に大きな差が出てきます。

日ごろからのコミュニケーションをしっかり取っていることがとても大切です。

幼稚園の先生へ向いていない人の特徴3つ

向いていない人の特徴
  1. 子供が苦手な人
  2. コツコツ行うことが苦手な方
  3. 自由に日程を組みたい人

①子供が苦手な人

幼稚園の先生は子供と関わる仕事です。

子供が苦手な方は避けた方がいいと思います。

なぜなら、基本的には子供が好きな人でも絶対にイラっとさせられるのが子供だからです。

クラス運営をしていると、どうしても「○○やりましょう!」ということが多いです。

でも、「やりたくなーい!」という子供は絶対にでてきます。

また、カリキュラムが基本的に決まっている園では10時に朝の会。10時半にワーク、11時に給食準備、など時間が詰まっている園も多くあります。

20人以上の子供たちを従えて、時間道理にこなしていくのはストレスがかかります。そして、必ずふざける子が出てきたり、こぼした、失敗したなどのトラブルで時間道理にいかないことがあります。

そんな時にこの藻が苦手な人は、子供にストレスをぶつけてしまう事が多いと思います。

なので、子供が苦手な人は幼稚園の先生には向いていないと思います。

②コツコツ行うことが苦手な方

幼稚園の先生の仕事は、子供と遊ぶ簡単な仕事と思っている方もいると思います。

でも、実際はそうではなく、裏方作業のような雑務が多く存在います。

クラスの人数プラス失敗したときの予備を含めた、子供の制裁教材を画用紙をひたすら切って作ったりする事が頻繁にあります。

毎月の壁面製作に、季節の製作、イベントの製作など、地味で簡単そうに見えて、それなりの量があることや、頻度が多いので、コツコツもくもくと作業知ることが求められます。

また、丁寧さも求められるので、やっつけ仕事をする方はおすすめできません。

毎日の日誌や、保育の指導案作りも同じ内容にならないように工夫しつつやらなくてはいけませいん。

そのうえ、これらの仕事はイベントや開示があると持ち帰って家で行わなければ行けないので、家でもしっかりとお仕事できる方でないと続けるのは難しいと思います。

③自由に日程を組みたい人

幼稚園の先生は、基本的お休みは幼稚園に合わせてとることになります。

普通の事務職のお仕事のように、好きな時に好きな日数有給をとって旅行に行くということは基本的にできません。

理由は2つあります。

ひとつは、クラス運営があるからです。幼稚園はギリギリの人数で回わしているところが多く、休んだ先生の代わりの先生が簡単にだせません。

そして、ころころとクラスの先生が変わるということは子供たちにとって大きな負担になります。

クラスの担任になったら基本的に休むことはよくないので、自己都合の有給はなかなか取れないと思います。

もうひとつの理由は、幼稚園には夏休みと冬休みがあります。

普通の会社で閊える年休は基本的にそこに割り当てられてしまうので、ほかで有給を使おうと思っても、残っていない場合があります。

なので、自分の予定が優先な方は続けるのが難しいと思います。

幼稚園の先生へ就職する方法

短大・大学などで幼稚園教諭第一種か幼稚園教諭第二種の資格を取得する必要があります。

の後、幼稚園へ面接して就職します。

実習があるので、そこでそのまま就職しないかというお誘いも多くあります。

幼稚園の先生はとても素敵な職業だと思っています。

大変なことも多く、予想以上にしんどくてやめてしまう方も多くいます。

けれど、1年間一緒に成長した子供たちを見ることができるのは、この職業だけです。

本当に感動できる職業なので、迷っているなら一度やってみることもおすすめします。

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