- 面接を受けてきたんだけど、なんだか手応えがよくなかった…
- 面接官も冷たかったような気がする…
- ひょっとして落とされてしまったのかな?
そんなことを考えることもありますよね。
面接の結果が気になって何も手につかない、という状態はなかなかしんどいと思います。
せめて、落ちたかどうかのサインだけでも把握できたら良いのに、と思う気持ちもとてもよくわかります。
この記事では、面接落とされるサインについて紹介したあと、その対策もまとめました。
転職活動や就職活動をトータルで成功に導くためのノウハウが詰まった記事になっています。
仮に面接がうまくいかなかったとしても、”切り替え”がとても重要ですので、ぜひ参考にしてみてください。
【実体験】面接で落とされるサイン6選!
面接で落とされてしまうときのサインをまとめました。
この中のサインに当てはまる場合には、面接官があなたに興味を示していない可能性があります。
ただし、落とされるサインが出ていたとしても、それは「企業の採用要件に当てはまらないだけ」です。
あなたの人格ややってきたことを否定されているわけではないので、前向きに次への準備を行っていくことが大事です。
モヤモヤを解消したら、すぐに次に向かっていきましょう。
①急に冷たくなる
面接官が急に冷たくなった場合、それは採用要件と見合っていないと判断されている場合があります。
「これ以上、この人を深掘りしてもウチには合わなそうだ」と考えている可能性大です。
面接官の態度が急に変わる原因としては下記のようなものがあります。
- 発言に一貫性がない
- 書類上では魅力的な経歴だったが、話を聞いてみると要件に達していなかった
急に冷たくなってしまったタイミングを振り返ってみて、何が原因だったのか振り返ってみると、次につなげることができるはずです。
②浅いことしか聞いてこない
面接官がうわべだけの質問しかして来ず、経験や今までの仕事内容に深く切り込んでこない場合、落とされるサインである可能性があります。
質問をしてきて、その返答に対して何の深掘りもして来ない場合は、あなたに興味を抱いていない可能性があります。
あなたも友人と話していて、興味がある話が出てきたら深掘りして話を広げるはずです。
面接も同じで深掘りのの質問がない場合、興味がない可能性が高いです。
とはいえ、浅い質問にも意図があることもあります。
仮に浅い質問しか来ないような印象を抱いても、しっかりと返答していくことは重要です。
軽い質問ばかりがきていて、気を抜いていなかったかどうか振り返ってみましょう。
③面接がすぐに終わってしまう
面接がすぐに終わってしまう場合、仕事効率を考えて見込み薄の候補者との面接をすぐに切り上げようとしている可能性があります。
面接官も面接を仕事として行っています。
少し厳しい話ではありますが、採用という成果につながらない面接は時間効率を気にして、早めに切り上げようとしてもおかしくありません。
早く終わってしまうと、少し残念な気持ちになるかもしれませんが、余計な時間をかけずに済んだと思いましょう。
空いた時間を使って、他企業の面接準備をしたりして、前向きな行動を心がけることが大事です。
④経歴に対して興味を示さない
経歴を深く聞いて来ない場合、通過できないサインである可能性が高いです。
あなたの経歴を確認することは、面接官にとって”会社に馴染むかどうか”を見極める上で、とても重要なことです。
そんな重要なことを確認して来ない場合、落とされてしまった可能性を疑うべきかと思います。
ちなみに経歴の確認があまりなかった場合、面接序盤での受け答えを振り返るようにしましょう。
経歴の確認は自己紹介などが終了した、面接中盤に行われることが多いです。
第一印象や自己紹介の内容が、あまり良くなかったために「この人はあまり深掘りする必要がないな」と思われてしまった可能性があります。
冷静に振り返って、次の選考に活かしましょう。
⑤今後の選考や採用後の話が出ない
もし今後の選考に進んでもらいたいと企業側が考えている場合、次の選考や採用後の話を熱心に伝えてくれることがあります。
今回の選考に進まない場合、あまり熱心に未来の話をしてもムダになってしまうため、今後の話を軽く流される場合は要注意です。
ただし”今後の流れ”については、どの候補者についてもテンプレートの説明をしている可能性もありですし、もしかしたら、単純に面接官が説明を忘れている可能性も考えられます。
今後の選考の話がなかったとしても、「もしかしたらダメだったのかな?」と思っておくくらいにして、心を切り替えるようにしましょう。
⑥逆質問がない
あなたへの全ての質問が終わったあと、「はいそれでは面接を終わります。ありがとうございました」と逆質問なしで一方的に面接を終了させられたら、落ちてしまっている可能性が高いです。
逆質問は企業と候補者の考え方の違いを埋め合わせるために大事な時間です。
しっかりと時間を設けてもらえない場合、あまりあなたに興味を示していない可能性があります。
ちなみに、逆質問がないにも関わらず、普通に通過してしまった場合にも注意が必要です。
企業内部のことをあまり知らせずに入社させようとしている可能性が高く、あなたと会社が馴染むかどうかを大事にしていない可能性が高いです。
誠実に採用活動をしている企業であれば、逆質問を設けないことはありません。
違和感がある場合は注意して選考を受けるようにしましょう。
なぜ面接で落ちてしまうのか?原因は?
面接で落とされるサインを把握したあとは、そのサインが出てしまう理由、つまり落とされる原因をしっかりと把握しておきましょう。
原因を把握した上で、適切に対策を打つことができれば、次の面接で同じサインを見なくて済みます。
落ち込んでいるだけの時間はもったいないです。
以下に上げている面接に落とされる原因を改善し、次に繋がる行動を心がけましょう。
①書類と発言に一貫性がない
書類と発言に一貫性がないと、落とされる原因になります。
面接でまったくの嘘をを伝えることは、自分の首を絞めることになります。
自分が経験してきたことを正直に伝える姿勢が大事です。
もし自分の経歴にあまり自信がなかったとしても、やってきたことを熱っぽく伝えることで、面接官の心は多少なりとも動かされます。
特に若手であれば、素直で向上心があるというだけで、面接官からすれば好印象です。
嘘を伝えて書類と発言に一貫性がなくなるくらいなら、たとえ強烈な経歴でなくても正直に伝える方が、面接官には刺さります。
しかも、正直に答えておけば、面接官の信頼を損ねる恐れもありません。
どんなときでも、書類と発言には一貫性を持たせることが大事です。
②清潔感がない
人は第一印象が9割と言われます。
清潔感がない人は、それだけで面接がマイナススタートです。
いきなりハードルを上げてから面接に入るのは、得策とは言えません。
今はネットで調べることで、綺麗目な服装や身だしなみのコツがたくさん出ています。
“面接 服装”と検索するだけでも、十分すぎる情報がネット上に存在しています。
おしゃれでなくても、最低限の清潔感で大丈夫なので、しっかりと抑えておくようにしましょう。
③採用の条件とあっていない
企業側の採用条件とあっていない場合も、落とされる原因になります。
とはいえ「書類選考に通っているのだから、面接ではそんなこと関係ないのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし採用活動では、企業内部でいろんなケースが起こり得ます。
- 採用担当と面接担当の意思疎通がうまくいっていない
- 採用条件に強く一致する人材がすでに面接を通過している
採用条件との不一致に関しては、候補者側ではどうしようもない部分も多いです。
なので、もし面接で好感触だったのに落とされた場合は、採用条件と一致していなかったんだな、とポジティブに捉えておけばOKです。
思い悩む必要はありません。
次に備えて面接の準備に取り掛かりましょう。
④経歴が不十分
経歴が不十分な場合にも、面接に落とされる理由になります。
書類上は問題ないように見えても、実際に話を聞いた面接官が「物足りないな」と思ってしまうパターンです。
ちなみに、これは少しもったいないケースです。
とくに下記のようなケースでは、伝え方次第で改善する可能性があります。
- 主体的に取り組んだはずの仕事なのに、受け身で取り組んだように聞こえてしまう
就活や転職活動でよく語られていることですが、企業は主体的に動ける人を魅力的に感じがちです。
なので、面接では主体性を持って行動した経歴は、自信を持って伝えるべきです。
しかし、伝え方が悪いと主体性がうまく面接官に伝わらずに終わってしまう可能性があります。
主体性をアピールできるようにしておきましょう。
ちなみに、主体性をアピールするときには、「何を課題だと感じたのか」を明確に伝えることが重要です。
すでにある課題や、上司が見つけた課題の答えを探すというのは、少し主体性という上では物足りないと思います。
自分で業務上の課題を発見して、自主的に解決してこそ、真に主体性が伝わる経歴になると思います。
もし、今後の面接で経歴を伝える場合には「何を課題だと感じたのか?」を具体的に面接官に伝えるようにしてみてください。
⑤自信がなさそうに見える
せっかく良い経験をしてきているのに自信がなさそうにしているのは、とてももったいないです。
自信がなさそうにボソボソと話すことは、経験の魅力を半減させてしまいます。
自信がありそうに見せるには、まずは姿勢が大事です。
- 背筋を伸ばして、胸を張る
- 目線は下を向けずに、面接官の鼻のあたりをみるように心がける など
おどおどしていては、頼りなく見えます。
面接はあなたの今後の人生の充実度を左右する、大事な場です。
たった小一時間のことですので、その時くらいピシッとして下さい。
短い時間でもピシッとする習慣がつくと、それ以外の場でも、自然と自信ありげな振る舞いができるようになるはずです。
自信がなさそうな受け答えはもったいないです。
まずは姿勢から正してみて、面接官に好印象を与えられるようにしましょう。
- スマホで、自分の面接練習を動画撮影して見返す。
- 知人や友人に面接の練習を見て貰ってアドバイスを聞く。
- 転職エージェントに面接練習をお願いする。
面接で落とされるサインを出されたときの切り返しかた
落とされてしまうサインも原因もわかったなら、あとは同じことを繰り返さないように面接に臨むのみです。
しかし、どんなに準備をしていても企業との相性や、質問の内容によっては、また落とされるサインが面接中に出てしまうこともあります。
そんなときにとりたい、面接の場での対策もまとめました。
しっかりとイメージトレーニングをしておくことで、その場で巻き返せることもあるかもしれませんし、必死に試行錯誤することで次に繋がる武器にもなります。
ぜひ参考にしてみてください。
まずは焦らないこと
「あ、やばい…。これは落とされるサインかもしれない…」と感じた時には、まず焦らずにどっしりと構えるようにしましょう。
焦って受け答えをしてしまっては、より悪い方向に転んでしまう可能性もあります。
落とされるサインが出てしまったなら、まず「もう自分失うものはないんだ」と割り切って、どうやってこの場を乗り切るかということに全神経を集中させましょう。
ここで面接官が「お?」と思うような切り返しができれば、それは貴重な成功体験です。
今後の面接でも大いに生かすことができるでしょう。
落とされそうなサインが出たら、まずは落ち着いて対応することを心がけましょう。
どうやったらもっと惹きつけられるか考える
何か面接官の気を惹くことができるフックになる話を用意しておくのも良いでしょう。
- 「実は〇〇というきつい仕事を、△△という独自の方法で乗り切ったんですよ!」
- 「職場の問題点を発見したので、✕✕ということをやって、職場全員の業務効率化を計ると、生産性が50%も上がりました!」
どうやったら話で人を惹きつけられるか?ということを考えるのは、仕事においてもとても重要です。
上司やお客様に何かを提案するときにも、「聞いてみたいな」と思わせる話し方ができないと、なかなか物事が前に進みません。
面白い話ができる人って、それだけで魅力的ですよね。
面接のことを考えつつ、なんの話をすれば面接官を惹きつけられるか、ということを改めて考えてみましょう。
面接は相性をみる場!人格を否定されているわけじゃない!
転職活動をする上で、大事なマインドとして「面接は相性をみる場だから、落とされても人格を否定されているわけではない」ということを認識しましょう。
面接があくまでも企業と候補者の相性を確認する場所です。
もし仮に落とされるサインが出たとしても、別にあなたに失望したわけではありません。
「もしかしたらこの人はうちには合わないかもしれないな」と面接官が感じ始めたにすぎません。
なので先述の通り、落とされるサインが出ても焦る必要はないですし、必要以上に自分をせめる必要はありません。
どっしりと構えて、落ち着いた対応をすることを肝に命じておきましょう。
面接後に巻き返すことはできるのか?切り替えが大事!
「落とされるサインが出てしまっても、面接後のフォローでなんとか巻き返すことはできないかな?」と考える人もいるかもしれませんが、基本的に難しいと考えるべきです。
メールでお礼メッセージを入れておいて、あわよくばもう一度チャンスがあれば…ということを考えることもあるかと思いますが、次の面接に向けて切り替えることが懸命です。
企業の採用担当者にとって採用活動は仕事であり、企業に適した人材を求められた人数だけ採用することが、会社から要求されています。
一度、企業にとって適格ではないと判断した人材を、メッセージという温情で引き上げるということは考えづらいかと思われます。
「どうしても、この企業に入社したい!」という気持ちが強ければ強いほど、なんとか巻き返せないかと考えてしまいますよね。
その気持ちはとてもよく理解できます。
しかし、”どうしても入社したい”と思える求人は意外と沢山あります。
もしかしたら、あなたも過去に”どうしても入社したい”と思える企業があった経験があるのではないでしょうか。
時が経てば、一企業の合否は忘れていくものです。
就職活動全体で見た時に、変に固執せずに次に向かった方が、成功に近づく可能性が高いです。
面接で落とされるサインが出てた…。
そのときにとりたい行動
では面接で落とされるサインが出ていたときに、家に帰ってからどう行動していけばいいのでしょうか?
答えは、今後の選考でうまくいくように備えることです。
転職活動や就職活動は、トータルでうまくいけばそれでOKです。
今回の面接でうまくいかなくても、良い企業をまた見つけて、納得がいく企業に内定をもらえれば、十分成功と言えます。
①切り替えて次の面接の準備をすること
どうしても入社したい企業だった場合、心の傷はなかなか深いものとなるでしょう。
次の日くらいまで引きずることだってあると思います。
自分を責めることもあるかもしれません。
しかし、就職活動を成功につなげるためには、ぐっとこらえて早いタイミングで前を向くことをおすすめします。
あなたが悩んでいる間に、もっと良い企業の採用枠が埋まってしまうかもしれませんし、期間が長引くとモチベーションの低下にもつながるでしょう。
まずは、もう一度転職サイトや就活サイトを開くところからスタートです。
もっと良い企業を探してやろう!という熱い気持ちで前に進んでいきましょう。
②何が失敗だったのか早めに振り返ること
新しく企業を探し始めたら、早いうちに何が失敗だったのか振り返っておきましょう。
時間が経てば経つほど、面接の記憶は薄れていきます。
細かいシーンを振り返れるのは、面接から時間が経っていない今だけです。
- 自己紹介の内容は良かったのか?
- 回答に詰まった質問はなんだったのか?
忘れないうちに早めに振り返っておきましょう。
③繰り返すようなら第三者の目を借りよう
面接がうまくいかないことが複数回続いているなら、第三者の目を借りて、フィードバックをもらうのもありです。
他人の目で見てもらうことで、自分では見つけることができなかった欠点は見えてくるかもしれません。
もしあなたが転職活動中なら、転職エージェントに面接練習をしてもらうのも良いでしょうし、就活中なら友人と面接の内容について話してみるのも良いでしょう。
自分の発言の良いところや悪いところが客観的にわかるはずです。
他人の目を借りてフィードバックを受けることは、とても有益です。
なんとしてでも内定を勝ち取りたいのであれば、ぜひチャレンジしてみてください。
もうサインは見たくない…。
通るはずだった面接で落とされないためにしたいこと
面接にて落とされるサインを出されてしまったときの対策などをまとめてきました。
面接を落とされる経験は、誰でもあります。
どんなに優秀な人であったとしても、企業との相性や当日の調子によって、うまくいかなかったりするはずです。
うまくいかなかったからといって、いちいち悩む必要はありませんよ。
この記事に書かれていることを参考にしていただければ、次からの面接ではきっとうまくいくはずです。
頑張っていきましょう。