人間関係や仕事内容など、仕事のストレスって色々ありますよね。
この記事を読んでいるあなたも、ストレスがたまっていて仕事をやめたい…と日々悩んでいるのではないでしょうか?
仕事がつらくてやめたい…でも、簡単にやめるわけにもいかない…。
こういった葛藤で苦しんでいるかもしれませんね。
この記事では、ストレスの対策法や仕事をやめた方がよい危険な症状などについて、詳しく説明しています。
少しでも心が軽くなってくれれば幸いです。
仕事をやめたい…。ストレスがたまる原因とは?
ストレスがたまる原因といっても、その理由は様々です。
あなたは、なぜ仕事をやめたいと思っているのでしょうか?
どのような原因があるのか順に見ていきましょう。
給料が安い
明らかに年収が少ない。時給に換算すると、学生アルバイトよりも少ない。
年々仕事量は増えているのに、給料が上がらない…。
給料が少ないと、将来が不安になったり、なかなか貯金ができずストレスがたまったりしますよね。
買い物や外食でストレス解消をしようと思っても、お金がなければできません。
頑張っているのになかなか昇給しない…。
こういった不安やイライラが、徐々にストレスになっていきます。
職場の人間関係が悪い
仕事のストレスがたまる原因として圧倒的なのが、職場の人間関係ではないでしょうか。
例えば、理不尽に当たってくる上司や先輩、また足を引っ張る同僚など。
特に、モラハラ・パワハラ行為を受けると、ひどくストレスを感じてしまいますよね。耐え続けていると、体だけでなく、精神的にも悪影響が。
お仕事がハードでも、人間関係が良ければ頑張れるという人もいるくらいですから、人間関係は仕事へのモチベーションにも大きく関わってくるのです。
残業が多いなどの長時間労働、休日出勤が多い
毎日終電帰り、休日も当たり前に出勤…。
上記のような職場環境では、睡眠時間はおろか、プライベートの時間を全く取ることができません。
効率の良い仕事をするためには休息も必要です。
心身共にリラックスできる時間、休まる時間がなければ、ずっとストレスを感じ続けてしまいます。
いずれはストレスが限界を迎え、体と心が壊れてしまうかもしれません。
会社に将来性がない
会社に将来性を感じないのも不安になりますよね。
例えば、入社当時から全く昇給がない、給料が変わっていない。急にボーナスがカットになった。
また、会社に新入社員が入ってもすぐに辞めてしまうことや離職率が高いことも、このままこの会社にいても大丈夫なのか?と心がモヤモヤし、大きなストレスになっていきます。
ストレスで仕事をやめたい。これって甘えなの?
ストレスがたまりすぎて仕事をやめたい…。
でも、そう思ってしまう自分はただ甘えているだけ。周りの人だってがんばっているのだから、自分ももっとがんばらなきゃ。
日本人は勤勉ですから、「仕事をやめたい=甘え」だと自分を追い込んでしまう人が多い傾向にあります。
悩んでいるあなたもそうではありませんか?
大丈夫。
結論を言ってしまうと、仕事をやめたいと思うことは「甘え」ではありません。「逃げ」でもありません。
理由によっては「甘え」だと言われることもあるかもしれませんが、大抵のケースは「甘え」ではないのです。
なぜなら、あなたの感覚と他人の感覚は絶対的に違うから。
人によって、それぞれ「好き・嫌い」「美味しい・不味い」の感覚が違うように、「つらい・つらくない」の感覚も違うのです。つまり、一般的には「甘え」だと言われるケースだったとしても、あなたにとって「つらい」のであれば「つらい」のです。
誰も、あなたを「甘えている」と責める資格はありません。
「仕事のストレスでやめたい」という判断は、あなたにしかできないことなのです。
ストレスで仕事をやめたいと悩んでいるということは、あなたはきっと真面目で責任感の強い人なのでしょう。
責任感が強く真面目な人ほど、「自分がやめたら会社に迷惑がかかる。甘えはダメだ」と自分を責めてしまいがち。
もう一度言います。甘えではありません。
必要以上に自分を責めないようにしましょうね。
実践してみて。仕事をやめたいほどストレスを感じたら
仕事をやめたいと思うほどストレスを感じたら、まずはストレスをなくすことがとても大切です。
あなたに合った対策を見つけ、仕事のストレスを軽減していきましょう。
軽い運動をする
散歩やウォーキング、軽いランニングなど、適度に体を動かすことはストレスが和らぐと言われています。
全身に酸素を取り込む有酸素運動を無理なく行うことで、脳の疲れが解消され、頭の中がすっきりします。
また、運動によって適度な肉体的疲労をためることで寝つきが良くなり、睡眠の質も上がるというメリットも。
仕事のことを考えないで楽しむことが大切です。
少しずつ、できる範囲で取り組むといいですね。
誰かに悩みを相談する
あなたが信頼している人に悩みを話してみるのもおすすめです。
モヤモヤしている感情を聞いてもらうだけで、心がすっきりと軽くなるかもしれません。
上司や同僚でも心から信頼できる人であればいいのですが、同じ会社内の人だと相談しづらいかもしれませんね。
相談相手としてベストなのは、会社を辞めている元同僚や転職エージェントなどの第三者です。
同じ会社の上司や同僚だと、最終的に「会社に残った方がいい」というアドバイスになる確率が高くなってしまいます。ですが、元同僚や第三者ですと、客観的でフラットな助言をしてくれるからです。
あなたが心から信頼している人に悩みを相談してみてください。
仕事の悩みなど、自分の抱えていることをノートに書いてみる
自分が抱えているもやもやした感情などをノートに書くことも、ストレスを発散する方法として有効です。
何も考えず、自分の思うままに不満や愚痴、もやもやした感情をノートやメモ帳にぶつけてみてください。
それだけでもかなりすっきりできますが、不満や感情を実際に可視化することで自分の心を整理でき、今後どうすればよいのかはっきりと分かってくるかもしれません。
不満や愚痴があったら、まずノートに書いてみることでストレスを軽減できますよ。
転職サイトや転職情報誌をチェックしてみる
仕事をやめたいと悩んでいる時は、転職サイトや転職情報誌をさらっとチェックするのもおすすめ。
転職する!とはっきり決めていなくてもいいのです。
それらに少し目を通すだけで、世の中にはまだこんなにもたくさん会社があるんだ…と、ストレスを抱えている心を軽くすることができます。
今いる会社が全てではない、他にも働ける場所がたくさんあるのだから大丈夫だと安心できますね。
ひとつの会社で働いていると、なぜか「ここをやめたら次はない」というように思いこんでしまいますが、そうではありません。
ストレスを感じた時は、転職サイトや情報誌をチェックして、とりあえず登録だけしておくのも良い方法です。
ストレスがたまりすぎていたら危険!仕事をやめた方がいい症状
上記の方法を実践してみても、ストレスがなくならず、症状が悪くなってしまったら注意が必要です。
ここでは、今の仕事をやめた方がいい症状をお伝えしています。
あなたが以下のような症状に陥っていたら、危険が近づいているサイン。すぐに行動に移すことをおすすめします。
夜なかなか眠れない
悩みやストレスを抱えていると、夜なかなか眠れないことが多くなります。
眠りが浅くなっている、寝付きが悪いなどの症状はありませんか?
仕事で疲れている…。それなのに、心身の緊張状態が続き、就寝時間になってもリラックスできないので、眠れなくなる。
なかなか寝付けないと「早く寝なければ」と焦ってしまい、ますます眠れなくなる悪循環に陥ってしまう可能性も。
睡眠不足や質の悪い睡眠は、判断能力や記憶力を低下させ、うっかりミスが多くなるなど仕事にも悪影響を及ぼします。
体調にも影響しますので、なかなか眠れないという場合は注意してください。
食欲がない
食事は体に栄養を与えるとともに、体も心も喜ぶ人間にとって大切な行為。
しかし、ひどくストレスを抱えていると食欲がなくなったり、何かを食べても味がしなかったり美味しさを感じなかったりします。
食べる楽しみを感じにくくなってしまうのですね。
中には、1ヶ月で5キロ以上も体重が減ってしまった人もいるほど。
常にストレスを受け続け食欲不振の状態が続くと、ますます体力が落ちてしまい、気力も失われていきます。
最悪、命に関わる可能性もあります。
だるいなどの体調不良が続いている
不眠や食欲不振の状態が続くと、常に体が重く、だるく感じます。
その他、動悸、頭痛、めまい、腹痛や下痢、胃もたれなどの症状も出てきます。
女性でしたら、生理不順や生理が止まってしまうなど、生理にも悪影響が表れるかもしれません。
これらの症状が一時的なものならまだしも、常に体の調子が悪い、めまいや動悸などが頻繁に発生しているようでしたら危険です。
忙しくて疲れているのではなく、体や心がうつのサインを送ってきている可能性があります。
仕事や趣味などに対する意欲の低下
実際に行動を起こす気力がなくなっている状態です。
「今からあれやこれをしなきゃいけないのに体が動かない」という状態に陥るため、心に体がついてこないような感覚になります。
例えば、「会社に行かなきゃいけないのに、布団から起き上がれない」といった症状です。
また、仕事に対するやる気が起きないだけでなく、大好きな趣味にも意欲がわかない。趣味をしていても楽しいと思えない。
日常生活すら送るのが辛いという場合は、要注意です。
「うつ病」に近づいているのかもしれません。
わけもなく涙が出る
何の理由もないのに、気づいたら涙が出ているという症状は、さらに深刻。
強いストレス、不安、緊張を常に感じている状態になっています。
やがて体と精神のバランスが崩れ、心を自分でコントロールすることが不可能になってしまいます。
このような状態が長引いていると、「生きていても仕方がない」という考えへ行きつき、うつ病を発症してしまう可能性も。
心がとっくに壊れている状態ですから、特に理由がなくても涙が出てしまうのですね。
死んだら楽になるのかなといつも思っている
「死んだら楽になれるのかな」と無意識に考えている状況までいくと、精神はかなり末期の状態です。
ギリギリまで追い込まれていると、もはや「仕事をやめたい」と考えていたことまで頭が回らなくなっています。思考力が停止しており、自分では正常な判断ができなくなっているのです。
中には、毎朝の出勤時、電車を待っている時に「ここに飛び込んだら楽になれるのかな」とつい考えてしまう人も。
「うつ病」一歩手前になっている可能性があります。体力的にも精神的にも限界がきている証拠です。
仕事をやめたい。転職も視野に入れてみよう
限界がきて精神的な症状が出てくる前に、転職を視野に入れましょう。
今の職場から離れないと、あなたの大切な体と心が壊れてしまいます。
もしうつ病など心の病気を発症しても、会社はあなたを守ってはくれません。自分の心と体は、自分で守るしかないのです。
治療にお金も時間もかかって働くのが困難になるだけでなく、転職のための行動すら難しくなってしまいます。
でも、自分がやめたら会社に迷惑がかかってしまう…。
そのように思う必要はありません!
社員の代わりはいくらでもいますが、あなたの代わりはいないのです。
会社のために自分を犠牲にするより、新しい会社でやり直す方が何十倍も良い選択です。
今の時代、転職は当たり前の時代です。自分を犠牲にして、ストレスの強い仕事をずっと続ける必要などありません。
転職を視野に入れて、実際に少しずつ行動を起こしてみましょう。
仕事のストレスで潰れてしまう前に
仕事のストレスには、人間関係や職場環境など様々な要因があります。
ストレスで仕事をやめたい…。
そう思うこと自体は、けして甘えではありません。
ストレスを軽減させるために色々と対策をしても、なかなか眠れない。体調がずっと悪い。わけもなく涙が出てくる…。
このような症状に陥っている人は、ストレスで本格的に潰れてしまう前に、転職を視野に入れましょう。
あなたは、今の会社で十分よくがんばりました。
仕事をやめることを逃げだと思わずに、できる範囲で転職活動に取り組んでみてはいかがでしょうか。