「アルバイトはじめてみたいけど履歴書って、どうやって書くの?」
「転職の度に毎回、履歴書書くのってめんどくさい」
転職や就職の際には必ずといっていいほど、履歴書は必要です。
履歴書というのは最初に企業様に見てもらう、個人の情報やスキルが詰まったツールといっていいでしょう。
しっかり相手に伝わる内容にしていかなければいけません。
とはいうものの、どうやって書いたらいいかわからない人も多いのではないでしょうか?
そしてご存じのかたもいるかと思いますが、履歴書の作成は大変骨が折れる作業です。
本記事では就職に有利になる履歴書の書き方から、ソフトを使って簡単に履歴書が作れる方法をご紹介していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
【厚生労働省】おすすめの履歴書のテンプレートとは?
履歴書が今は以前のものと変わってきているのは、ご存じでしたでしょうか?
どういうことかを、説明していきたいと思います。
厚生労働省は、2021年4月16日に新たな履歴書様式を公表しました。
この新様式は従来のJIS規格に従った履歴書から、性別を任意記載、通勤時間や扶養家族数などの項目を削除したものです。
この変更は、公正な採用選考を確保するためです。
従来の履歴書では性別や通勤時間などの項目が、応募者の採用に不当に影響を与える可能性があるとして問題視されていました。
新様式ではこれらの項目を削除することで、応募者の個人情報やプライバシーを保護し、公正な採用選考を実現することを目指しています。
新様式の履歴書は、厚生労働省のウェブサイトからダウンロードが可能。
また、ハローワークや各自治体でも配布しています。
履歴書の用紙は用途に合わせて使い分けよう
履歴書の用紙は、用途に合わせて使い分けることが大切となります。
一般的には白色やクリーム色の無地の用紙が好まれますが、用紙の質感や厚さも重要です。薄すぎると破れやすく、厚すぎると書きにくかったりするかもしれません。
適度な厚さでしっかりとした質感の用紙を選びましょう。
さらに、用紙のサイズにも気をつけないといけません。
A4サイズが一般的ですが、B5サイズやA3サイズなどもあります。
サイズが異なると収納や送付に不便で、見た目も不揃いで相手にいい印象をあたえません。
履歴書を提出する先方の規定に従って、適切なサイズの用紙を使いましょう。
履歴書はA4がおすすめ。テンプレートを1枚ずつダウンロード
履歴書の用紙サイズは、一般的にA4・B5の2種類があります。
A4サイズは210mm×297mmで、国際標準規格のISO 216に基づいたサイズのこと。
日本ではオフィスや学校でよく使われるサイズで、プリンターやコピー機などでも対応しています。
B5サイズは182mm×257mmで、日本工業規格のJIS P 0138に基づいたサイズのこと。
日本では書籍や雑誌などでよく使われるサイズで、文房具店などでも入手しやすくなっています。
また、各サイズの履歴書のテンプレートは無料でダウンロードすることもできます。
履歴書は就活、転職など目的に合ったテンプレートにする
履歴書の種類はいろいろありますので、それぞれに合ったテンプレートを使ってください。
それでは、一つずつ見ていきます。
一般的で簡単な履歴書
一般用の履歴書とは、応募する職種や企業に関係なく使える汎用的な履歴書のことです。
一般用で作成する履歴書の注意点は、以下のようになります。
- 基本的な個人情報や学歴、職歴などを記載する
- 志望動機や自己PRなどは別紙に添付するか、面接で伝える
- フォーマットはシンプルで見やすいものを選ぶ
- 写真は必ず貼り、清潔感のある服装と表情を心がける
- 文字は黒色で書き、誤字脱字や汚れがないことを確認する
一般用の履歴書は応募先に合わせてカスタマイズする必要がありませんが、その分、基本的な内容をしっかりと記入することが重要です。
就活用履歴書
新卒用の履歴書は自分の強みや志望動機、将来のビジョンなどを伝えることが重要となります。
企業はあなたがどんな人物で、どんな価値観を持っているかを知りたいからです。
新卒用の履歴書を書くときは、以下のポイントに注意しましょう。
- 写真は清潔感のある服装で、元気さや真面目さがアピールできる写真を選んでください。
- 連絡先やメールアドレスなどは必ず記入する。連絡が取れないと、面接の機会を逃してしまいます。
- 自分の強みや志望動機を具体的に書く。例えば、「コミュニケーション能力が高い」という場合は、「どんな場面でどんなふうにコミュニケーションをとったか」を具体的に示しましょう。
- 自分の将来のビジョンを書く。例えば、「この企業でどんな仕事がしたいか」「この企業でどんな成長がしたいか」などを明確に伝えましょう。
新卒用の履歴書は、自分をアピールする大切なツールです。
しっかりと準備して、企業に自分の魅力を伝えましょう!
転職用履歴書
転職用の履歴書は、自分の経歴やスキルをアピールする重要な書類です。
ただ詳細に書くだけではなく、応募先の企業や職種に合わせて適切な内容や形式を選ぶようにしましょう。
転職用の履歴書のポイントは、以下の点が挙げられます。
- 目的に応じた種類を選ぶ
- 応募先に合わせた内容を書く
- 分かりやすく整理する
目的に応じた種類を選ぶ
一般的には、職務経歴書と履歴書の2種類があります。
職務経歴書は自分の仕事内容や成果を具体的に記述するもので、専門性や実績をアピールする場合に有効です。
履歴書は自分の基本情報や学歴や資格などを記述するもので、人物像や適性をアピールする場合に有効です。
応募先の求める条件や情報に応じてどちらか一方だけでなく、両方提出することもあります。
応募先に合わせた内容を書く
転職用の履歴書は、応募先の企業や職種に対する理解や興味を示すことも重要です。
そのため応募先の業界や事業内容、求人情報などを事前に調べて、自分がどう貢献できるか、どう成長できるかなどを具体的に書くことが望ましいでしょう。
分かりやすく整理する
採用担当者が一目で自分の魅力や適性を把握できるように、分かりやすく整理することが大切です。
バイト用履歴書
アルバイト用の履歴書はシフトの希望曜日や時間を記入する欄があります。
自分のスキルや経験を簡潔にまとめることが重要です。
また、応募する仕事に関連する実績や成果を具体的に示すことも大切となります。
自分の強みや目標を明確に伝え、採用担当者の興味を引きましょう。
【無料】たった1枚で人生を変える履歴書テンプレートのダウンロードサイトおすすめ3選
履歴書のテンプレートがダウンロードできるサイトを紹介します。
マイナビ転職では、就職・転職活動で役立つ履歴書のテンプレート・フォーマットのダウンロードができます。
(1)PDFelementの公式サイト
PDFエレメントの公式サイトでJIS規格の履歴書テンプレートが無料でダウンロードできます。
https://pdf.wondershare.jp/templates/resume-template.html
(2) 【6種類】履歴書テンプレート・ダウンロード
https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/rirekisho/template/.
DODAでも、履歴書テンプレート~ダウンロードしてすぐに使える~を公開しており、こちらでも履歴書のテンプレートをダウンロードすることができます。
(3) 履歴書テンプレート~ダウンロードしてすぐに使える
https://doda.jp/guide/rireki/template/.
RikunabiNEXTでも、履歴書・職務経歴書テンプレート(Excel・Word)無料ダウンロードを提供しています。
(4) 履歴書・職務経歴書テンプレート(Excel・Word)無料ダウンロード
https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/8552/.
履歴書の基本項目(個人情報欄・写真)の書き方
履歴書は、自分の経歴や能力をアピールするための重要な書類です。
しかし、どのように書けば良いのでしょうか?
ここでは、履歴書の基本的な構成やポイントをお伝えします。
- 氏名はフルネームで記入し、ふりがなも忘れずに。
- 住所は現住所を記入し、郵便番号も正確に。
- 電話番号は携帯電話か自宅電話のどちらか一方を記入し、繋がりやすい時間帯も明記する。
- メールアドレスはPCやスマホで使っているものを記入し、できればビジネス用に作ったものを使用する。
- 生年月日は西暦で記入し、年齢も併記する。
- 性別を記入する欄があれば男性か女性かを記入する。
- 学歴は最終学歴から逆順に記入し、卒業年月や学校名、学部・学科名などを詳しく書く。
- 職歴は最新の職歴から逆順に記入し、就業期間や会社名、部署名、職種名、主な業務内容などを具体的に書く。
次に写真ですが、以下の点に気をつけましょう。
- サイズは3cm×4cmで、背景は無地の白か淡い色にする。
- 服装は清潔感のあるもので、男性はスーツやワイシャツ、ネクタイなどを着用し、女性はジャケットやブラウスなどを着用する。
- 髪型はきちんと整えておき、長い髪は後ろにまとめるか肩にかける。前髪は眉毛より上にする。
- メイクは控えめにしておき、派手な色やアクセサリーは避ける。
- 表情は笑顔で自然に撮影する。目線はカメラに向ける。
以上が、履歴書の基本項目(個人情報欄・写真)の書き方のポイントです。
履歴書は一見簡単そうですが、細かいところに気を配ることが大切となります。
これらを参考にして、自分らしさを伝える履歴書を作成してみてくださいね。
履歴書のポイント
履歴書を作成する際には、以下のようなポイントに気をつける必要があります。
- A4サイズの用紙に記入する。手書き、パソコンどちらでもかまいません。
- 必ず写真を貼る。写真は、清潔で正面を向いたものを選びましょう。
- 個人情報や学歴、職歴などの基本的な項目を記入する。不要な項目は省略しましょう。
- 志望動機や自己PRなどの自由記述欄を活用する。自分の強みや適性を具体的にアピール。
- 誤字や脱字がないか必ず確認しましょう。知人に添削してもらうのも、オススメです。
以上が、履歴書作成の注意点です。履歴書は、応募先に対する第一印象を決めるものです。ぜひ、この記事を参考にして、素晴らしい履歴書を作成してください。
自己PR文の例
履歴書には、自己PRを記入する欄がある場合がほとんどです。
例文をいくつかご紹介します。
「私は、人前で話すことが得意です。大学時代には、ゼミの発表で優秀賞を受賞しました。また、アルバイトでは、接客業で多くのお客様と接してきました。その経験から、お客様にわかりやすく、簡潔に話すことができるスキルを身につけました」
「私は、チームワークを大切にしています。大学時代にはゼミのプロジェクトで、メンバーと協力して課題を達成しました。その経験から、チームで目標を達成するためには、コミュニケーションを大切にし、お互いを尊重することが重要であると学びました。」
「私は、常に向上心を持って学んでいます。大学時代には、英語とプログラミングを学びました。また、アルバイトでは、新しいことを学ぶ機会を積極的に求めました。その経験から、新しいことに挑戦し、成長していくことができると考えています。」
上記は、あくまでも例文です。
応募先の企業や職種に合わせて、自分の強みや経験をアピールしてください。
履歴書のテンプレートができたら印刷する用紙を選ぼう
選考の準備といえば履歴書や職務経歴書などの書類作成が重要となります。
そして、それらの書類を印刷する用紙も大切です。
用紙の質や色、サイズなどによって、あなたの印象やプロフェッショナルさが変わってきます。
では、どんな用紙を選ぶべきでしょうか?
用紙の質はしっかりとしたものを選びましょう。
薄くてチープな用紙は、あなたの内容に自信がないと思われてしまうかもしれません。
また汚れやしわがつきやすく、見栄えも悪くなります。
厚みのある用紙は、あなたの真剣さや丁寧さを伝えることができるでしょう。
次に、用紙の色は白色かクリーム色を選びましょう。
派手な色や模様のある用紙は、読みにくくしたり不快感を与えたりする可能性があります。白色かクリーム色は、清潔感や落ち着きを感じさせる色です。
また文字がはっきりと見えるので、内容に集中してもらえます。
以上が用紙を選ぶに当たっての、解説でした。
用紙は、あなたの書類の顔とも言えるものです。
正しく用紙を選んで、選考の準備を進めましょう。
PDFelementで簡単にテンプレートから履歴書を作る
就職や転職、アルバイトなどをはじめる際には必ず履歴書が必要となります。
とはいえ、履歴書を作るのは難しい面もあり、めんどくさいといった部分があるのは本当のところ。
できれば早く、履歴書を作ってしまって次のステップへ行きたいですよね?
「PDFelement」を使うことで、履歴書作成を簡単にスムーズに終わらせることができます。
PDFelementとは、PDFファイルの作成、編集、変換、保護などができる便利なソフトウェアです。
履歴書を作るときにもPDFelementを使えば、簡単にオリジナルのレイアウトを作成したり、テンプレートを利用したり、WordやExcelなどのファイルをPDFに変換したりできます。
では、具体的な手順を見ていきましょう。
手順
- PDFelementをダウンロードしてインストールします。
- PDFelementを起動して、「ホーム」にある「ファイルから開く」からPDFファイルをインポート。
- 「テキスト追加」を選んで各欄に必要な情報を入力していきます。プロパティから文字のフォントを変更することもできます。
- 入力が終わったら、「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選んで、保存先とファイル名を指定します。
以上で、PDFelementを使って履歴書を作る手順は完了となります。
PDFelementは履歴書だけでなく、さまざまな文書の作成に役立つソフトです。
ぜひ試してみてくださいね。
履歴書とセットな場合もある。職務経歴書のテンプレートを使った書き方のポイント【IT関係】
職務経歴書の書き方にも触れておきます。
職務経歴書は履歴書と合わせて、企業から求められる書類で自分で作成しなければなりません。
よりわかりやすくするために「システムエンジニア」という職業を例にして、職務経歴書の作成方法を解説していきます。
システムエンジニアとは、ITシステムの企画、設計、開発、運用などを行う専門職です。
システムエンジニアとしてのスキルや経験をアピールするためには、職務経歴書が重要な役割を果たします。
職務経歴書の書き方のポイントは以下の3つです。
1. 担当したプロジェクトの概要を明確にする。
ポイントの一つ目は、担当したプロジェクトの概要を明確にすることです。
プロジェクトの概要とは、プロジェクトの目的、規模、期間、使用した技術やツール、自分の役割や担当範囲などを簡潔にまとめたものです。
プロジェクトの概要を明確にすることで、採用担当者に自分の経験やスキルを伝えやすくなります。
また、プロジェクトの概要を書く際には、以下の点に注意しましょう。
- プロジェクトの目的は、具体的かつ分かりやすく書く。「○○社の業務効率化を図るためのシステム開発」など。
- プロジェクトの規模は、人数や予算などで表すこと。「10名で約1億円のシステム開発」など。
- プロジェクトの期間は、開始日と終了日を明記する。例えば、「2020年4月~2021年3月」など。
- 使用した技術やツールは、自分が実際に使ったものだけを書く。Java, Oracle, Eclipse, Gitなど。
- 自分の役割や担当範囲は、具体的かつ詳細に書く。「要件定義からテストまで全工程に参加し、主にデータベース設計とSQL開発を担当した」など。
2. 自分の役割や貢献度を具体的に示す。
システムエンジニアとしての職務経歴書では、自分がどのようなプロジェクトに参加し、どのような業務を担当し、どのような成果を出したかを明確に伝える必要があります。
ただし単に業務内容や成果をアピールするだけでは、採用担当者に自分の価値を十分に伝えることができません。
そこで、自分の役割や貢献度を具体的に示すことが重要です。
具体的に示すということは、以下のような点に注意することです。
- プロジェクトの背景や目的、規模、期間、メンバー構成などを簡潔に説明する。
- 自分が担当した業務の範囲や内容、使用した技術やツールなどは詳細に記述。
- 自分がプロジェクトにどのように関わり、どのような責任や役割を果たしたかを明確にする。
- 自分がプロジェクトにどのような価値や影響をもたらしたかを数値や事例で裏付ける。
- 自分がプロジェクトで得たスキルや経験、学びや課題などを振り返る。
以上のように自分の役割や貢献度を具体的に示すことで、採用担当者に自分の能力や適性をアピールすることができます。
システムエンジニアとしての職務経歴書は、自分のキャリアをアピールする重要なツールです。ぜひ参考にしてみてください。
3. スキルや成果を数字や事実で裏付ける。
システムエンジニアとしてのスキルや成果は、具体的な数字や事実で示すことが重要です。
ここは重要な部分となりますので深堀りしていきます。
なぜなら数字や事実は客観的で信頼性が高く、自分の能力や貢献度を明確に伝えることができるからです。
例えば、以下のような情報を職務経歴書に盛り込むと良いでしょう。
- 担当したプロジェクトの規模や期間、予算、メンバー数など
- 使用した言語やツール、フレームワークなど
- 開発したシステムや機能の概要や目的、特徴など
- 達成した成果や効果、評価など
例としましては
「Javaを用いて顧客管理システムの開発に3ヶ月間参加し、要件定義からテストまで一貫して担当しました。システムは月間1000件の問い合わせを処理できるように設計し、納期内に無事に納品できました。顧客からは高い満足度を得ることができました」
というように書くと、自分のスキルや成果が具体的に伝わります。
以上が、システムエンジニアの職務経歴書の書き方のポイントでした。
これら3つのポイントを参考にして、自分の職務経歴書を作成してみてください。
まとめ:履歴書のテンプレートA4の1枚について
いかがでしたでしょうか?
テンプレートを使って履歴書を作成するためのポイントや注意点、PDFelementで簡単に履歴書を作成するための方法を解説してまいりました。
大事なのは自分が、何がやりたくてどの企業に入りたいか?ということです。
そのために履歴書作成に悩む時間は惜しいものです。
本記事を参考に、履歴書のクオリティを高めつつ、時間を有効に使っていただければ幸いです。
希望している働き方を手に入れ、新しい人生を掴んでください。